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Posted by 一二三 - 2010.11.27,Sat

2999hitありがとうございます!!

土曜です!一二三です!☆

みなさん、毎日足を運んでくれて本当に感謝!!v



続けてリクエスト頂きましたので、小説をUPさせていただきたいと思います゚ヽ(*´`)

今回のお題は・・・

「零とカオルが仲良くしているのを鋼牙がヤキモキする」というものだったんですが・・・・!!!



書くとなぜか「零、カオルをからかう鋼牙による凄まじい報復」になってました☆

今回の小説は一二三が暴走した結果の「いい失敗例」として、かなり悩みましたがUPさせてもらうことにしました。

よろしければ、いつかリベンジのチャンスを頂きたいものです!(お題を消化していないのでwww)



あまりにも酷い出来なので、どの辺りが失敗なのかは読んで頂ければ、すぐ分かっちゃうと思います orz

最近なんだかスランプですね。
とりあえず注意がなくても大丈夫なものが書ける様に復活したいものです。

頑張ります、ほんと頑張ります!ので・・・


☆ゆっくりして逝ってね!!☆



!注意!

 ①2666につづき見事なカオス!
 ②零がKYwww
 ③ゴンザ覚醒
 ④鋼牙ドS疑惑浮上
 ⑤お題無視!!;

以上の注意をふまえてお楽しみくだされば幸いです。

ごめんなさい!!キリ番ゲットの方にはちゃんとお詫びしますので!

「つづき」クリックで2999hit 御礼小説 『零の大作戦-冬の陣-』へいけます!




「・・・さて、問題です。
 60kgの鉄球と50kg前後の成人男性をそれぞれ括り付けている縄を同時に切って30メートル下に落下させた場合、
より早く地面に到達するのはどちらでしょう?」
 
 
 
普段冷静な奴ほど本気で怒らせると怖い。
 
 
「では実験してみよう。」
 
 
 
 
 
『零の大作戦 ―冬の陣―』
 
 
 
 
 
 
「あーーー!ちょっと動かないでよ!」
 
鉛筆を片手に批難した声は可愛いものだ。
 
 
「久々に組み手でもするか」と鋼牙に提案すると、ああと返されて今に至る。
 
やれ、これから打ち合いするかとしたその時だった。
 
 
零と鋼牙が互いに構えを取っている姿を書き残したかったカオルは頬を膨らます。
 
 
真剣に向き合っていた糸が切れ、やれやれと姿勢を崩した。
 
 
「・・・お前がいると集中できない。」
 
鋼牙はため息と共にカオルを横目でにらんだ。
 
「ちょっとーなによそれ!」
 
「えー?俺はカオルちゃんが居てくれると嬉しいけどなぁ~!」
 
「さっすが零くんは優しいなぁ!」
 
 
 
距離の近い二人に鋼牙は苛々とする。
 
零と違ってカオルに憎まれ口しか叩けない自分に情けなさすら感じた。
 
どうせ俺は零みたいに優しくないさ。
 
 
 
・・・・不満を感じている理由に気付きたくもない。
 
 
「カオルちゃん、まつげにゴミついてるよ。」
 
「え?どこどこ?」
 
「あ!こするとダメだよ。」
 
そう言って零はカオルの顔に手を伸ばす。
 
・・・・ああ・・・、腹立たしい。
 
無心、無心・・・と念じるように思いながら剣を素振りする。
 
《気が散ってるな、鋼牙。
 カオルと零がそんなに気になるのか?》
 
「はぁっ!」
 
魔導輪の言葉をかき消すように、声を立てた。
 
くそ・・・さっぱりだ・・。
 
太刀筋がガッタガタだ。
 
 
だいたい・・・零の奴はウチに鍛錬に来ていて、何をサボっているんだ?
と当て付けのように思う。
 
 
 
・・・そう、か・・・カオルに会いに来たのか・・・。
 
合点がいってさらに苛立ちが増す結果となってしまった。
 
 
ああイヤだ。
自分自身が鬱陶しい・・・!
 
楽しそうに談笑している声が聞こえて、心はざわざわする。
 
 
・・・・カオルは俺より零と一緒の方が楽しそうだ。
 
・・・・・。
 
 
 
 
 
頭の悪い考えに舌打ちする。
 
 
俺には関係ない。
 
カオルが誰と仲が良かろうとも俺には関係のないことだ。
 
 
自身を恥じて、鋼牙は今日の鍛錬を終いにしようと剣を朱塗りの鞘に納める。
 
 
「あれ!?鋼牙今日はもうお終いなの!?」
 
ついさっきまで零と楽しげに話していたカオルが、鋼牙の背中にちょっと寂しそうに尋ねた。
 
 
 
 
だが鋼牙はさらりと無視して去っていく。
 
それを悲しそうに見送るカオルの姿に、零は思うところがあった。
 
昔は彼女に静香の面影を探していたのかもしれない。
 
事実似ているところはあるし、一緒にいれば穏やかな気持ちにもなる。
 
 
 
でも、彼女は静香ではないし・・・・彼女の心をいっぱいにしているのも俺じゃない。
 
すでに入り込む隙などないし、そうするつもりもない。
 
・・・・まったく二人ともしょうがないな。
 
 
おせっかいかも知れないが、零は二人の仲を応援したかった。
 
それこそが、静香への手向けにもなるように思えたのだ。
 
彼女に与えてあげられなかった幸せを、彼女と似ているカオルには与えてあげたい。
 
それは唯の自己満足かもしれないがそれでもいい。
 
 
 
俺が二人の間に入ることで引っ掻き回せるなら上等だ、と零は思う。
 
そうしていれば、あの鈍感な男も自分の気持ちに気付くだろう?
 
 
嫌われ役なら慣れっこだ。
 
零はこのもどかしい二人の関係を先に進めるために一計を案じることにした。
 
 
 
 
―――小一時間後
 
 
居間のソファに座って、さっきの書きかけのスケッチに鉛筆を入れているカオルを見つけ、零は隣に座る。
 
もちろん、同室で書棚の前に立って本を探している鋼牙の存在を意識しながら。
 
嫉妬を抱かせるなら、同じ場所に居させなければならない。
 
「カオルちゃん、もうキスとかした?」
 
「はぁ!?」
 
集中を乱されたカオルは驚いて背もたれに身を引く。
 
 
ガタンと鋼牙が本を取り落とす。
 
しめしめと零は思った。
 
 
「そうだよね、まさかファーストキスくらいは済んでるよね?」
 
零の質問にカオルは明後日を見ながら答える。
 
 
「と、当然でしょ!?
 それに零くん私より年下じゃない!ませ過ぎ!
 お姉さんに向かって失礼よ!」
 
・・・ウソついてんのバレバレ・・・。
 
「えぇー?カオルちゃんはまだまだ子供だよ?
 キスもまだだし?」
 
「っ・・・くぅ~~~~!“ちゃん”って呼ばないで!」
 
 
「そう?じゃあ、鋼牙みたいに“カオル”って呼ぼうかな・・・。」
 
零がカオルの顎に手を当てて鋼牙の口真似をして言うと、彼女は顔を真っ赤にさせる。
 
バタバタと本棚が雪崩を起こした。
 
「なにしてんの?鋼牙」
 
ニヤニヤして言うと「それはこっちのセリフだ!」と怒鳴った。
 
「他人の家で何をイチャついて・・・・!」
 
苛立ちに任せて出た言葉に、鋼牙は自らの口を塞ぐ。
 
ああもう!!
「っ・・・」
 
部屋から出ていく鋼牙の頬が赤いのを零は見逃さなかった。
 
 
 
もう一息かな・・・?
 
悪戯が成功したかのような気分で楽しいが・・・・
 
「どいてくれる?」
 
しまった・・・カオルちゃんを怒らせた・・。
 
鋼牙とのひとときを零に邪魔されてカオルは機嫌を損ねている。
 
 
零はそそくさと居間から退出して、今一度思案した。
 
もうこの手は使えないな・・・、さてどうするか。
 
 
 
 
鋼牙の奴をからかってやるか。
 
自室を訪ねたが返事がない。
 
そっとドアを開けると、長いすの上で眠っていた。
 
 
・・・・さっきの今でよく寝れるな・・!
 
ひょっとして俺の作戦上手くいってない・・・??
 
そこで、ふと部屋においてある油性ペンに目が行く。
 
 
腹いせもあって、鋼牙の顔に落書きしてやろうか!と思いついた。
 
書くことは決まっている。
 
ほっぺに大きく「カオルLOVE」で決まりだろう・・・!!
 
 
 
 
それで万事解決だ!と零は拳を握る。
 
ペンを構えて眠っている鋼牙に顔を近づけたその時・・・
 
「鋼牙―!ゴンザさんがクッキーを・・・焼い・・・・!!!?」
 
カオルだった・・!
 
目が飛び出そうなくらい驚いた彼女はダッシュで逃げる・・・!!
 
 
「Σあああーー!!待って!!
 待ってカオルちゃん;!!!
 なに想像したか分かるだけに嫌だ―――!!」
 
なにせ自分の男としての沽券に関わる。
 
必死に声をかけたが、彼女は階段下まで駆け下りる。
 
 
 
「ゴ、ごゴご・・ゴンザさんッ!!」
 
「ど、どうしました!?カオル様!そんなにうろたえて・・・!」
 
泣きながら訴えるカオルの姿にゴンザは驚くが聞いた内容はそれ以上だった。
 
 
 
「れ・っれれれ零くんが・・こッう鋼牙に!
 き、キスしようと・・・・!!!」
 
 
執事の堪忍袋のひもが切れる音がした。
 
 
 
 
 
 
 
「最期に何か言い残すことはありますか?」
 
 
尋ねる執事の右手にはチェーンソーが握られている・・・!
 
「ち、違うって!?
 誤解だよ!!」
 
必死で誤解を解こうとするが状況は悪化するばかりだ。
もう作戦なんて知らん!!と零は嘆く。
 
「・・・何の騒ぎだ・・・。」
 
騒がしさに起きた鋼牙が不機嫌に呟いた。
 
 
「鋼牙様!離れてください!!
 その男はケダモノです・・・!!
 よって今から粛清いたします!」
 
 
一体何の話だ・・?
 
鋼牙は初めて目にする執事の豹変振りに困惑した。
 
 
 
「ご、ゴンザさん!待って!
 ひょっとしたら私の見間違いかも・・・!!」
 
 
やめて!と庇うカオルに零はじ~ん・・・とした。
 
いや、そもそもカオルちゃんが原因なんだけども・・!
 
「ありがとう!カオルちゃん!!」
 
感極まってぎゅっと後ろから抱きつくと、「きゃああーーー!」と叫ばれてひっぱたかれた。
 
 
 
 
 
「零・・・今日という今日はもう我慢ならん!」
 
ゆっくり立ち上がった鋼牙から修羅の気配を感じる・・!
 
朝から執拗に苛々させられてきた鋼牙の沸点がついに振り切れた。
 
 
――――
 
 
 
「・・・さて、問題です。
 60kgの鉄球と50kg前後の成人男性をそれぞれ括り付けている縄を同時に切って30メートル下に落下させた場合、
より早く地面に到達するのはどちらでしょう?」
 
 
冴島邸のベランダから吊るされている零に鋼牙が静かに尋ねた。
 
「はぁ!?しらねぇよ!!
 俺学歴低いからムリ・・!!
 分かんないって・・!鉄球じゃないのか!?」
 
 
「では実験してみよう。」
 
冷ややかに告げる鋼牙の声は恐ろしく冷静だ。
 
「まっ!待って!!
 鋼牙、まってくれ!!
 嘘だからね!カオルちゃんが言ってたこと全部ウソだからね・・!!!」
 
っていうか見間違い・・!
 
「嘘か真実かなど問題ではない。
 
 疑わしきは罰せよ、だ。」
 
ボシュッと鋼牙は棒マッチを自分の靴底でこすって火をつけた。
 
「やめてぇえぇぇーーーー!!!
 それ俺死ぬよな!?
 死んじゃうよな!!??」
 
「大丈夫だ、零。
 魔戒騎士はこの程度じゃ死なないだろう?」
 
 
火のついたマッチをひもにかざして、鋼牙は凶悪な笑みを浮かべた。
 
 
ひいぃぃィーーー!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その夜、銀牙騎士の断末魔の叫び声が聞こえたとか聞こえなかったとか・・・。
 
 
 
 
 
 
 
お題を消化出来てません・・・・!!
 
ほんとにごめんなさい!みっきー様・・・・;ω;`)
 
後日必ずリベンジしますので・・・orz
 
そしてやっぱり零が不憫・・・!!
ごめんね!わざとだよ!(笑)

むしろ、零が余計なことしないほうが鋼牙とカオルは進展しそうですね・・・。


一二三反省。

拍手[35回]

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Comments
風の道様、初めまして!
拍手、応援メッセージありがとうございます!!

大変励まされました・・・!
こんな駄作でも面白いと言って下さって、心が救われます・・・・・☆(/Д`)・゜・。

ありがとうございます!!本当にありがとうございます!

また来てくださると嬉しいですv
Posted by 一二三(管理人)です - 2010.11.28,Sun 10:40:49 / Edit
ふにゃ様v初めまして!
初めまして、一二三です!

ふおお・・・!(震)新しい牙狼ファンの方が増えてめちゃんこ嬉しいです☆

ネット漂流して辿り着いてしまった方、多いなぁ・・・v(しみじみ)
こんなネットの片隅サイトに来てくださり、ありがとうございます!

これからもよろしくお願いしますね!

Posted by 一二三(管理人)です - 2011.01.15,Sat 05:10:22 / Edit
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