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Posted by 一二三 - 2012.04.15,Sun

お待たせしました!!

長編小説、ついに完結です!(*´∀`*)


いやぁ~、長かった・・・!;
まさかこんなに長期にわたって書くことになるとは思いもよりませんでしたw

これまでずっと読んでくださった皆様、本当に、本当にありがとうございました!!

色々、お伝えしたい想いはございますが、それはラストで語らせていただきますね。


!最後の諸注意!

・前回7話を読み返してからお読みになることをお勧めします。
 あくまでエピローグです。
・衝撃のラスト


以上、「合点承知!☆」という方は「つづき」クリックで 小説Gott ist tot,Gott bleibt tot. Epilogueへどうぞ!
よろしくお付き合いくださいませv


なお、一話のリンクを貼っておきますネ☆ → 


※12.04.15 23:30追記
幻の続きUPしましたww

 
閉ざされた扉のすぐ脇で、私は膝を抱えて座り込んだ。
 
耳に痛いほどの静けさの中、響く雨音は夜明けと共に遠ざかる。
 
どれくらいそうしていたんだろう。
 
朝の清潔な空気と薄っすらと明るくなってきた廊下に意識は白くまどろんで、私は気が付くと眠りに落ちていた。
 
まるで泥のように眠った私を起こしたのは、扉が開く音・・・。
 
 
 
 
 
『Gott ist tot,Gott bleibt tot. Epilogue』
 
 
 
 
 
 
「カオル様・・・!」
 
見上げると驚きに目を開くゴンザさんの姿があった。
 
私は慌てて立ち上がり、逸る心のまま詰め寄る。
 
「鋼牙は!?
 鋼牙は無事なの!?」
 
ゴンザさんはその疲れた瞳を、出来るだけ普段のように柔らかくさせながら私の肩に優しく手をのせた。
 
「ご心配はございません。
 ただ・・・今は休息が必要なのです。
 カオル様も・・・。」
 
「・・・・・ぁ・」
 
良かった・・!
 
安心して体中から力が抜け、ガクリと膝が折れたところをゴンザさんが支えてくれる。
 
「カオル様!
 鋼牙様は今はまだ眠っております。
 カオル様もどうかお休みください。
 お湯をご用意いたしますので、まずはお召かえをなさった方がよろしいかと・・・。」
 
ゴンザさんに言われて、私はようやく自分の衣服が胸から下腹部あたりまで血と泥に汚れていることに気付いた。
 
鋼牙の血・・・。
 
「お、お願い・・ゴンザさん!
 私のことは良いんです!
 私より鋼牙が、鋼牙が・・・!」
 
「分かっております、分かっておりますよ・・・。
 とにかくカオル様はお風呂に。
 お体が氷のように冷たいですよ・・・。
 それに何かお召し上がりにならないと・・・。
 鋼牙様がお目覚めになった時、カオル様が元気でないと、とても心配なされます。」
 
駄々をこねる幼子に言い聞かすように、ゴンザさんは優しく強い口調で語りかける。
 
それだけ彼も深く心配してくれていたということだ。
 
本当に、心を砕いて・・・。
 
「・・・ごめん、なさい・・!
 ゴンザさん、わたし・・ごめんなさい、ごめんなさい・・・!」
 
鋼牙とゴンザさん、二人の信頼を裏切って屋敷を飛び出して、鋼牙を危険な目に遭わせて・・・!
それなのにこんなにも優しくしてもらって・・・。
 
「っ・・いいんです・・・!
 いいんですよ・・!大切なお友達だったのでしょう?」
 
優しく抱き止めるゴンザさんの声は震えていた。
慰めるようにそっと私の背を宥める暖かな手に、ただ声を上げて泣いた。
 
咽び泣く私の傍でゴンザさんもひっそりと涙を流している。
 
その時、私には痛みを共有したように思えた。
 
あぁ、きっとゴンザさんも昔・・・誰か大切な人がホラーに憑依されたこともあったんだろうか・・・。
 
魔戒騎士って・・・そこに生きる人々って、どうしてこんなにも苦しい、辛い思いを抱えてそれでもなお、戦い続けなければならないのだろう。
 
普段、何気なく側にいる人達。
 
零君や邪美さん達の顔が頭に浮かんだ。
 
みんな・・・笑顔の裏側に大きな痛みを抱えて生きている。
それを誰にも見せないように、心が負けてしまわないように生きている。
 
分かってるつもりだった。
 
でも現実は私が思っていたよりもずっと過酷で、悲惨で・・・・目を背けることを許さなかった。
まるで希望という名の逃げ場を奪うように。
 
私には覚悟が足りなかった。
鋼牙と共に生きていく覚悟が・・・。
 
いつか鋼牙の逃げ場を奪ってしまうのは、まぎれもない私なんじゃないか、って・・・。
 
そんなこと考えもしなかった。
 
 
―――・・・
 
 
 
―「私達の最期の希望を、あなた達に託したこと・・・どうか許して。」
 
 
「はっ!芽衣子ちゃん!!」
 
夢が炎に包まれ、絶叫と共に飛び起きた。
 
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
 
お風呂に入ってさっぱりしたはずの私の身体は汗だくで、心臓は飛び出そうなほど跳ねている。
 
時計を見るとベッドに横になってまだ1時間しか経っていなかった。
 
「・・・鋼牙・・・。」
 
私はベッドを慌てて抜けだし、鋼牙の部屋を目指す。
 
急いでドアノブに掛けた手は回す寸前で一度止まった。
 
カタカタと震える右手に左手を添えて、両手でゆっくりとドアノブを回す。
 
換気のためか開かれた窓に風が入り込み、白く清潔なカーテンが揺れているのがまず目に留まった。
 
そのままベッドに視線を移すと、光を浴びる白いシーツがぼんやりと浮かび上がって見える。
 
 
けれどそこに、彼の姿は無かった。
 
 
「・・こ、が・・・・!」
 
私は胸に襲いくる痛みのままに、駆け出していた。
 
屋敷の中でだけ使っている頼りないサンダルと、白いワンピースの寝間着のまま階段を滑るように駆け降りた。
 
そのまま体全体で玄関扉にぶつかり外に飛び出す。
 
後ろで叫ぶゴンザさんの声が聞こえた気がしたけれど、足は止まらなかった。
 
鋼牙、鋼牙・・・!
 
 
「きゃあ!」
 
道路の段差を踏み外し、堅いアスファルトに膝を打ちつけて倒れ込む。
 
「いっ・・・!」
 
痛みを感じて左膝を見ると擦りむいたそこから血が滲んでいた。
 
転んだ拍子に飛んでいったサンダルの片方を引っ掴みながら起き上がり、私は素早くそれを履きなおすと左足を引きずりながら走った。
 
 
頭に浮かぶのは、ボロボロになった鋼牙が気を失う直前に語った言葉・・・。
 
―「すく、えなかった・・・」
 
 
「違う・・・ちがうよ鋼牙!」
 
“違う”と心で念じながら、私は一心不乱に走り続けてある場所を目指した。
 
 
辿り着いたそこは子供たちの笑い声で満ちたあの場所。
 
「カオルさん!?」
 
幼稚園の入口で上がった息を整えている私に気付いた園長先生が駆け寄ってきてくれる。
 
「あ、あの!
 彼・・・!
 この間私と一緒に来た、男の人・・・ここに来てませんか!?」
 
「い、いえ・・・見ていませんが・・・;
 それよりカオルさん、そんな薄着じゃ・・・!」
 
園長先生が気遣わしげに、眉をひそめたその時。
 
 
―「おねえちゃん!」
 
「え・・・?」
 
小さな体を元気に弾ませながら、少年が駆け寄ってきた。
 
あれは・・・卓君?
 
 
卓君は体全体で息をし、キラキラとした瞳で私を見上げた。
 
その瞳に、私はほっと息をつく。
・・・よかった、喋れるようになったんだ・・・。
 
「お姉ちゃん!ありがとう!!」
 
「え?」
 
私、お礼を言われるようなこと何もしてない。
何もできなかったのに・・・。
 
「お姉ちゃんが、おうごんきしを呼んでくれたんでしょ?
 おうごんきしと友達なんてスッゲー!」
 
「こら、卓!お姉ちゃん困ってるでしょ~、もう。」
 
卓君のお母さんが慌ててこちらに駆け寄った。
 
その表情には先日見たような翳りはなく、とても穏やかな顔をしている。
 
「この子ったら、すみません。
 あら・・・あなた大丈夫?
 そんな薄着でいたら風邪をひいてしまうわ。」
 
「いえ・・大丈夫です。
 ごめんなさい、私・・急いでいますので・・・・!」
 
身をひるがえす私に、卓君のお母さんは慌てて今一度声をかけた。
 
「あ、あの!
 ありがとうございました!!
 あなたが卓に気付いてくれなかったら・・・私、取り返しのつかないことをするところでした。
 あなた達お二人には本当に感謝しているんです!
 だから・・・!ありがとうございました!!」
 
そういって深々と頭を下げてくれた。
 
胸に優しい気持ちがじんわりと生まれたような気がする。
冷たい部屋に春の風が吹き込むような、そんな暖かい感触に私の涙腺が緩んだ。
 
『ありがとう』という一言に、こんなにも救われるなんて・・・・。
 
鋼牙、あなたにも聞かせたい・・・。
あなたが救い出したものを、その目で見てほしい。
どうか人間の穢いところばかりに目を向けないで・・・。
 
「ありがとう・・!」
 
 
私は幼稚園を後にして再び走り出した。
 
 
 
―――・・・
 
 
「“犯人は現場に戻る”って言うが本当だったんだな。」
 
昨夜の占い館の家事は放火の疑いがあるってことで現場調査が行われていた。
 
その最中だ。
血みどろになってたアイツを半日も経たずして、同じ場所で見かけたのは・・・。
 
 
その姿はあの白いコートじゃなかったから、俺は一瞬見間違いかと思ったがその人物が纏う雰囲気は紛れもない「アイツ」だった。
 
掌には包帯、黒のトレンチコートの下、白いワイシャツの喉元には分厚いガーゼが見える。
 
青年はその鋭い瞳を警戒心を顕わにして俺に向けた。
 
 
・・・おいおいまったく、仕事中に抜け出して人目につかないよう家まで送ってやった恩人に対してあんまりじゃないのか?
 
「ふん、死にかけだと思ったんだが案外元気そうだな。
 自分がしでかした惨状を見に来たのか?」
 
皮肉たっぷりに言葉を投げかけても、青年は焼け落ちた鐘塔をただ呆然と眺めるだけ・・・。
 
分かってるさ。
火をつけたのはこいつじゃないだろう。
 
鑑識の話じゃ、自殺らしいしな・・・。
 
 
「・・・なぜ助けた・・・。」
 
ようやく一言しゃべったかと思えばそんなことか。
 
「なんだ、余計なお世話か?
 ・・・それとも、死にたかったのか?」
 
「・・・・。」
 
沈黙は肯定、か・・・・・やるせないな・・・。
 
俺はため息をひとつ吐いた。
焼け残った建物のバックを飾るのは当て付けのように思えるほど美しい青空。
 
「・・・君には貸しがあった。
 それに、警察のおにーさんは可哀相な一般市民のお嬢さんが泣いてるのをほっとくことはできんのよ。」
 
そういえば、あの娘もコイツと同じこと訊いてきたな・・・。
 
なんで助けてくれるのか、って。
本当に不思議そうな顔してよ。
 
「君からすれば、俺達ただの人間が・・・君らを助けるのはそんなに不思議なことなのか?」
 
青年は何も答えず、俺を見た。
光はどこか暗く鈍い。
 
その瞳に思うところあって、余計なおせっかいかもしれないが俺は自然と口を開いていた。
 
「・・・事件の裏でなにがあったか知らんが、
 君は一つ大切なことを忘れてるみたいだ。」
 
 
「・・・?」
 
「君は多くの人々の命を救った。
 これは紛れもない事実だ。
 そしてこれからも何十人、何百人・・・いやもっと多くの人々を救うだろう。
 君の人生は、誰かを救うためにある。
 誰かのために命を懸けられるんだ。
 素晴らしい人生じゃないか。」
 
それは俺が警官をめざしたのとなんら変わらないはずだ。
 
君も俺も誰かを助けながら誰かに助けられて生きてる。
それは誇りにこそすれ、恥じゃない。
違うか?
 
「・・・・。」
 
青年は俺の言葉に一瞬呆けたが、自嘲気味に苦笑いを浮かべる。
 
その顔は余計なお世話だと言っているような、ありがとうと言っているような・・・そんな顔だった。
 
君の存在は倫理観で言うと賛否両論だろうが、必要なんだ。
“君が”必要なんだ。
だってホラーの脅威から人々を守れるのは、君らしかいないんだろう?
 
「じゃあな、二度とそのツラ見せるなよ。」
 
俺は身をひるがえすと捨て台詞を吐いて路地裏から去る。
 
「あなたも・・・。」
 
青年の皮肉たっぷりの返答に、俺は心の底から笑った。
 
俺達はもう二度と会うこともないだろう。
後ろ手を振って応える俺に、青年は深く頭を下げて見送る。
 
俺はきっと、この先も彼を忘れることはないだろう。
 
 
人知れず人々を守る、彼らのことを。
 
 

―――・・・
 

 
鋼牙は館を後にし、自分の管轄が見渡せる丘に立った。
 
なぜそこに来たのか。
何かけじめをつけたかったからなのか・・。
 
分からないが自然と足はそこに向かっていた。
 
混然とした街を見下ろしながら、鋼牙は守りきれなかった者達・・・斬ってきた者達の顔を思い浮かべる。
 
今はまだ全員思い出せることに、安堵して薄く息をついた。
 
コートのポケットに突っ込んでいた両手を出して右手を包む包帯を解くと、占い師にメスで切り裂かれた手掌は白く傷跡を残す程度に回復している。
 
痛みの感覚が薄らいでいくのを、鋼牙は忌々しく思った。
 
・・・まるで生きているのに死んでるみたいだ。
 
どうか心に刻まれた痛みは和らいだりしないでくれ、と懇願するように掌を握りしめる。
 
 
―「鋼牙っ!」
 
一番聞きたくて、一番聞きたくなかった声が呼ぶ。
 
彼女との対話を先延ばしにしたくて黙って屋敷を出たのに、少しの猶予も与えてはくれないらしい。
 
 
振り返ると息を切らせたカオルがその大きな双眸で鋼牙を見つめていた。
 
見るからに薄着で、春先だというのに素足にサンダルをひっかけただけの姿に、鋼牙はいささか驚くと彼女に歩み寄りながら自分の腕をコートの袖から抜いた。
 
黒いトレンチコートでカオルの小さな肩を覆いながら、足元に目をやると膝や足首に裂傷を作っているのが分かった。
 
 
「・・・なにをやってるんだ、お前は・・・。」
 
「ごめん・・・鋼牙・・・。
 私、そのまま飛び出しちゃって。」
 
 
鋼牙はカオルを支えるように手を引くと、丘のベンチに座らせる。
 
「私、ほんとは心のどこかでずっと恐れていたんだと思う・・・。
ホラーに憑依されてしまった人達が持っていた陰我。
それは私の中にもあるものだ、って認めるのが怖かった。」
 
俯いてぽつりと喋り出したカオルに対し、鋼牙は隣には座らずフェンスに凭れてじっと彼女の声に耳を澄ました。
 
 
「お金持ちになりたいとか、地位や名声を得たい。憎い誰かを傷つけたい。
 大好きな人とずっと一緒にいたい・・・。
 死にたくない、独りになりたくない・・・。
 わたしの心の中にも、そんな陰我がずっとあったの。」
 
そしてそれは決して消すことなんて出来ない。
 
「ホラーが何でこの世からいなくならないのか、よく分かった・・。
 人々の陰我は無くならない・・だってそれが人の営みだもの。
 鋼牙、あなたは軽蔑するかもしれないけれど、私はそれが人として大切なことだって思う。
 っ・・ごめん・・・なに言いたいんだろうね・・。」
 
カオルは膝に乗せた手をぎゅうと握りしめた。
 
自分の心の内が、ホラーに憑依された人達と何も変わらないことを、鋼牙に知られるのが怖かった。
 
知ればもう一緒にはいられない気がしていたから。
 
 
「・・・カオル、陰我を抱かない人間なんていない。
 皆、何かの罪を背負って生きている・・・・そう俺に教えてくれたのはお前だ。」
 
フェンスに肘をついて答える鋼牙をカオルは不安げに見上げる。
街を望む鋼牙と視線は交わらない。
 
「・・・知らないほうが、幸せだった?」
 
私と出会わなければ、・・・良かった?
 
 
「・・・・。
 カオル、お前と出会った頃・・・俺は何も持っていなかった。」
 
「守るべきものも、失うものも、叶えたい理想も、生きる意味も。
 今、思えば・・・それは楽な生き方だったのかもしれない。
 ホラーを斬る時、何も考えずに済んだのだから・・・。
 最低だろう?」
 
フッと鋼牙は侮蔑を顕わに嗤った。
 
「こうが・・・?」
 
 
「俺はただ殺しを楽しんでいただけだ。
そんな俺に人々の陰我を断罪する資格なんてない。」
 
「ちがう・・・それは違うよ!」
 
「違わない!!」
 
怒鳴るように否定した鋼牙はようやくカオルを見下ろす。
その瞳は哀しみと怒りが織り交ざった色をしていた。
 
「・・!」
 
 
「あの日、ホラーの血に染まったお前と出会った時。
 俺が何を考えていたのか分かるか?」
 
鋼牙の冷たい表情に、カオルの心も凍りつく。
 
「餌に使えると思ったから殺さずに生かした。」
 
「・・・っ!」
 
「お前をオトリにすれば、効率よく狩りが出来る。
 ただそれだけ。
 俺にとってカオルは、“カオル”でなくても良かった。
 それが誰でも良かったんだ。」
 
「やめ・・て・・・やめてやめて!
 どうしてそんな嘘つくの!?
 鋼牙は私を救ってくれたじゃない!!」
 
カオルには耳を塞いで耐えるしかなかった。
また私を突き放そうとしている。
 
「嘘?
 俺はお前が思ってるような人間なんかじゃない。
 勧善懲悪を振りかざして、ホラーを斬る。
 押し付けがましい善意・・・それで誰かを救った気になってる。
 独りよがりで傲慢な人間。
 それが俺なんだよ・・・!」
 
 
違う違う・・・!
 
もうやめて。
あなたが壊れてしまう。
 
カオルはベンチから立ち上がると身体全体で否定した。
 
「もう自分を傷つけるのはやめてよッ!!
 あなたはもう十分罰を受けてる・・・。
 ほんとは誰よりも自分を責めてる。
 私には分かるよ・・・!
 ずっと鋼牙を見てきたもの!!」
 
あなたには聞こえなかった?
あなたには届いていなかったの?
 
たくさんの人達の声。
二人の声。
私の声。
 
耳を塞いで扉を閉ざして、あなたは怖がっている。
 
怨嗟の言葉を。
そしてなによりも感謝の言葉を・・・
 
あなたは恐れている。
 
 
 
「っ・・・!
 お前には何も見えてない・・・。
 こんなことがずっと続くんだぞ!
 いつかお前の友達や唯一無二の誰か・・・そして、お前自身を斬るかもしれない。
 これが俺と一緒に居続けるということの現実だ。」
 
そんな現実から逃げ出したいのは、カオルじゃなく自分だと鋼牙は自覚していた。
 
 
「分かってないのは鋼牙のほうよ!!」
 
「・・・!」
 
「馬鹿にしないで!
 私は鋼牙よりずっと鋼牙を見てきたの!!
 あなたが救ってきたものをこの目で見てきた・・・!
 それをずっとこの手で描いてきた!
 ねぇ、それは酷い現実だった!?
 今まで私が描いてきたものすべて、地獄のようなものだった!?」
 
涙ながらに訴えるカオルに、鋼牙は圧倒される。
同時に、これまで彼女が描いてきたガロの姿が思い浮かび、鋼牙の胸が埋め尽くされていく・・・。
 
 
「カオ・・ル・・・。」
 
「今は苦しくても、出口は見えなくても・・・!
 それでも立って進むの!
 あなたの存在が誰かにとっての光になるんだから!」
  
誰かがあなたによって救われたように、誰かによってあなたはちゃんと救われる。
 
 
「ちゃんと見て鋼牙・・・!
 あなたはあれよ!!」
 
カオルは勢いよく太陽を指さした。
 
たなびく雲に光がカーテンのように筋を作って街を照らしていた。
 
 
「私はッ・・・鋼牙の光を受けて、輝くことが出来たの・・!
 あなたが闇の中にいるなら、今度は私があなたの道を照らすわ!
 だから・・っ・・・!」
 
 
カオルの描くガロの絵は・・・いつも月の光に包まれていた。
 
俺はいつも守られていた・・・。
 
揺らぐ感情のままに、鋼牙はフェンスに両手をついて泣き崩れる。
 
 
「・・・っあり、がとう・・・!ありがとう、ありがとうカオル・・・・!!」
 
喉に詰まる言葉にカオルが寄り添い、そっと鋼牙の背中を抱きしめた。
 
 
「お願い・・・。
 あなたのいない世界で生きていけだなんて、そんな残酷なこと言わないで・・・」
 
あなたという希望を失うわけにはいかない。
どれほど辛い現実が待っていても、あなたは光り輝いていなければならない。
 

それはとても苦しいことだけれど、あなたにとっては耐え難い苦痛だけれど。
 
せめて私があなたの傍にいるから。
 
私を呼んで。
私が必要だと言って鋼牙・・・。
 
それだけは、許されている。
 
 
 

―――・・・
 
 

それから、私は鋼牙と手をつないで占い師さんの屋敷に行った。
 
途中で小さな仏花の花束を買って、焼け残った門にそっと供えて両手を合わせる。
 
 
「・・・芽衣子ちゃんと占い師さん・・・天国で笑顔でいるかな・・。」
 
「・・さぁな。
 天国なんてどこにもないのかもしれない。」
 
「鋼牙・・。」
 
「だが、きっと・・・もう苦しみは無い。
 少なくとも、俺はそう信じる。」
 
「そうだね・・。」
 
 
 
その場を立ち去ろうとした時、通りすがりの女子高生たちの声が追い越した。
 
「ねー、ここって何の店だっけ?」
 
「知らなーい!」
 
 
きゃあきゃあと賑やかに会話しながら私の横をすり抜けて行く。
 
ここが何だったかなんて、皆すぐに忘れちゃうんだ・・・。
 
あんなに行列を作って人気を博していたのに。
あの日、占い師さんのことをカッコイイ!と零した人も、もう彼を忘れてしまったのだろうか?
 
館の前で立ち止まり、私は再び鐘塔を見上げた。
 
そこにはもう誰も居ない。
 
占いに集う人はおろか、占い師さんも芽衣子ちゃんも。
 
このまま人々の記憶からも消えるのだろう。
・・・最初から何も無かったかのように。
 
 
「カオル・・・。
 身体が冷える・・早く帰ろう。
 歩くのが辛かったら・・・」
 
大きなトレンチコートがずれ落ちそうになったのを、鋼牙が肩を抱いてもう一度包み込んでくれた。
 
 
「うん、ありがとう。
 大丈夫だよ・・・今は自分の足で歩きたい気分なんだ・・。」
 
芽衣子ちゃんは、自分の足で歩けたとき・・・嬉しかったのかな。
 
「ねぇ鋼牙・・・芽衣子ちゃんと占い師さんは幸せ、だったよね・・・。」
 
「・・・・。
 自分の命を捧げてもいいと思えるほどのものを背負っていることは不幸なんかじゃない。
 少なくとも俺は幸せだ。
 いつか死に逝くその時に“最高の人生だった”とはっきり言える。
 彼らと同じように。」
 
 
「鋼牙・・・・・。
 そういえば私、まだちゃんとお礼言ってなかったね。」
 
私は精一杯の感謝をこめて、右手を差し出した。
 


「助けてくれて、ありがとう・・・・。」
 
私も、二人のことも。
 
 
「あぁ、・・・こちらこそ。」
 
握り返された鋼牙の手には確かな敬意と誇りが込められている。
 
 
ガロ・・・やっぱりあなたはカッコいいよ。
 
 
私達はもう一度固く手をつないだ。
 
心を重ねるように。
 
 
 
夕暮れが長い影を作る緩やかな坂道を歩きながら、人々の変わらぬ営みを眺めて帰路についた。
 
学校帰りの小学生が走って私達を追い抜き、犬を連れたおばさんと会釈して、交番の駐在さんの自転車を歩道の端によって見送る。
 
この風景を私はキャンバスに切り取ろう。
いつの日かきっと誰かの光になることを信じて。
 


 
屋敷に帰ると、ゴンザさんが大泣きして宥めるのが大変だった。
 
「鋼牙様もカオル様も居なくなるし、わたくしはもうわたくしは~~~!」って。
 
 
鋼牙と二人で囲うようにゴンザさんを抱きしめて、家族のぬくもりを感じた。
 
あぁ、やっぱりここは私が帰る場所なんだって・・・きっと鋼牙もそう思ったよね?
 
私はゴンザさんに絆創膏を貼ってもらい、鋼牙はソファで少し眠った。
 

その後、めずらしく3人で食卓について・・・慎ましい夕食を食べた。
食べ物と、この一時の平穏に感謝しながら。
 
台座にいるザルバが場を和ませて、みんなの笑顔がこぼれた。
他愛のない話をたくさんして、ちょっと涙してみたりもして。
 
 
その日の夜、すっかり帳の下りた街を鋼牙の部屋の窓から眺めた。
 
街の光をひとつひとつ見つめながら、ずっと輝き続けますようにと祈る。
 

後ろからすっぽりと鋼牙に抱きしめられ、その暖かさに心が癒されていくのを感じた。
 
ねぇ、私のぬくもりは鋼牙を癒せる?
 
見上げて尋ねると、そのまま唇が重なった。
 
 
そっと触れただけの唇が離れ、鋼牙の瞳が真正面から私を見つめる。
 
頬も耳も薄っすらと赤く染めた鋼牙に首をかしげた。
 

あれ?何を照れてるんだろ・・・。
 
茶化そうとした台詞は喉の奥で引っ込む。
 
だって、鋼牙の目があまりにも真剣だったから・・・。

 
「・・・・こんなこと、柄でもないが・・・///」
 

わずかに視線を泳がせて、もう一度私を見つめた。
 

「初めに言っておくが、俺はお前の作った味噌汁なんか死んだって飲みたくない。」
 
えっ!?はぁ!?
 
「なっ・・・!!」
 
なによ、いきなり!
むかっとして口を挟もうとすると、鋼牙は立てた人差し指を私の唇に押し当てる。
 
「黙って聞け・・・!」
 
「・・・いろいろ考えたんだが。
 やはりこういう事はまどろっこしくない方がいいという結論に達した。」
 
「・・・はぁ。」
 
 
まったく何の話か分からないが適当に相槌を返す。
 
 
「これからだっていろいろ不満なことは出てくると思うし、飲み込めない事実もあるだろう。
 現状で満足なら、あえて形にこだわる必要もない、とも思った。」
 
へ・・?あ、うん・・・?
 
「だが・・・」
 
私はなんとなく姿勢を正す。

夜風が優しく二人の頬を撫でた。



 
「・・・俺の骨を埋めてくれるのは、お前じゃなければ他に誰がいる。
 
 
 
 
                                結婚してくれ。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
―『Gott ist tot,Gott bleibt tot.』完―

・・・はい(; ゚д゚)
皆様、仰りたいこともつっこみたい事もたくさんあるかと思います。
まずはたいへん長い間、お付き合いくださいまして、誠にありがとうございました!
皆様の応援のおかげでなんとか最後まで決着をつけることが出来ました。
 
『Gott ist tot,Gott bleibt tot.』としてはこれで完結です。
実はこの長編のオチは、この後こそ真骨頂であると考えておりますが、『Gott ist tot,Gott bleibt tot.』としてのテーマを重要視した結果ここで切る、という選択をさせていただきました。
 
皆様に納得いただけるラストになったのか、一二三の伝えたいことは上手く皆様に伝わったのか、不安はやっぱりありますし怖さもあります。
 
ただ、これが今の自分にできる精一杯であることだけは間違いはなく、明日になればこれより良いものが書けるかもしれないけれど、今の自分の気持ちを大事にしたいと思います。
 
今回の長編は書き手の我儘に皆様に付き合って頂いたという点で非常に反省すべきものとなり、この辺は今後の課題として精進していく所存でございます。
 
何はともあれ、これまで本当にありがとうございました!!
また最初から繰り返しじっくりと読んで頂ければ、これ以上の幸せはございません!
 
今後とも「gold gerden」と一二三をよろしくお願いします☆
 
 
 
PS:今回のテーマソング♪ B’z 『光芒』 です!(youtubeリンク→ 
  ぜひ最後まで聴いていただければと・・・!
  そしておそらく皆様が気になっているであろう、このラストのすぐ直後の話(カオルの返事にあたる部分)は、ご希望の声があればUPしますね・・・!!(゚ω゚*)







~~以下・続き~~

 
 
・・・・・
 
・・・・ねぇ。
 
これって、ひょっとしなくてもプロポーズ・・・?
 
 
 
「それどういう愛情表現よぉーーーー!!///」

 
思わず目の前のイケメンを盛大にひっぱたいてしまった・・・
 
赤くなった右っつらに手を当てながらも、鋼牙は憮然と私を見つめる。
 
 
「ななななっなんなのよ!それ!!;
 大体、鋼牙はいっっつも突然すぎなのよ!!////
 プロポーズの言葉が「俺の骨を埋めてくれ」ってなんなの・・・0点よ、0点!!
 冗談でも「毎朝、俺に味噌汁作ってくれ」のほうが100倍マシよ! 
 そんなんでYESって言うと思ってんのーー!?///」
 
顔から火が出そうなくらい恥ずかしくて恥ずかしくて、パニックに陥ってしまった。

嬉しい!
嬉しいんだけどナニコレ!?なんなのこれ!?;
 
もうどうしたらいいのかわからない!
頭が破裂しそう・・・!!
 
 
「つまりはNOか?
 NOなんだな?」
 
ぽかぽか鋼牙の胸を叩く私の手首を鋼牙の右手が握り、ずいと距離をつめられる。
やけに彼は強気で、私はますます混乱した。
 
仮にNOだったら、普通もっとショック受けたりとか落ち込むものじゃないの!?///
 
いや、NOじゃないけど!!;
 
「ノーじゃないよ!!;
 NOなわけないじゃない!!///
 でも、まってまってまって!!
 目の前チカチカして意味わかんない!!;」

お願いだから時間をちょうだい・・・!
 
あああ・・!これは夢!?夢なら醒めないで!;
ううん!やっぱり醒めてーーー!
 
「意味が分からんのはお前のほうだ!」
 
鋼牙は私の両手を封じ込めて、強引に窓際に追い詰める。
 
 
「ぜったいにYESと言わせてやる・・・!!」
 

 
えええええぇぇぇーーーー!?
 
うえぇぇええ~~~ん!!!
 
 
まさに蛇に睨まれた蛙状態となり、唇は驚きにわななくばかりで何も言い返せない。
 
もう私の負けは決まってるのに、鋼牙の地を這うような声も威嚇の目も本気だ。
 
こっ・・怖い・・!;
 
今更、白旗なんて上げられないことに気付く。
 
 
精神的にも、身体的にも追い詰められて制圧は時間の問題・・・・
 
かに思われたその時、どこか弱弱しい瞳で見つめられて心臓がひっくり返りそうなくらい驚いた。
 
 
鋼牙の真っ赤になった顔。
潤んだ瞳に、がーーんと頭部を鈍器で殴られたような衝撃がはしる。
 
ななな////なにこれナニコレ!?;
 
 か わ い い ・・・!!///
 
純なの!?Sなの!?どっちかにしてよ・・・!!
 
 
混乱がピークに達して目の前が煌きだしたのを合図に、強引に唇を奪われて・・・。
 
戦いの火蓋が切られたと同時に私は頭がショートしてぶっ倒れた。
 
 
 
 「カオル!?;」
 
 
I love You,OK ?

 
ツンデレが攻めデレにジョブチェンジ☆\(^o^)/←ウソですv
 
皆様、本当にお疲れ様でございましたorz


さて一度はプロポーズ未遂でフラれた鋼牙。2度目はプロポーズしたけど返事をもらってない可哀相な鋼牙。
※いや、まぁ返事(カオル)は貰ったようなものなんですけどもww

ここからしばらくラブコメ路線まっしぐらです。一二三まっしぐら☆ww
今後ともよろしくお付き合いくださいませv

 

拍手[112回]

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Comments
無題
ぜひぜひ、続きを希望いたします>w<v
いつも楽しみにしておりますので、ガンバってください!
応援していまーす(∩´∀`)∩
Posted by ミネ - 2012.04.16,Mon 11:02:38 / Edit
Re:無題
ミネ様、お久しぶりです!

応援メッセージありがとうございます。
これからも頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いしますね☆

またぜひ遊びに来てください!
Posted by - 2012.04.18 at 23:05
感謝感激
素敵なストーリーを拝見!ありがとうございました!
次回も期待!
Posted by かな - 2012.04.17,Tue 00:17:13 / Edit
Re:感謝感激
初めまして、かな様。

メッセ―ジありがとうございます!
こちらこそ感謝感激でございます。

次回も・・・

そ、そんなハードルを上げないでおくれww(;´ロ`ノ)ノ
これからも精進していきます。

今後ともよろしくお願いします!
Posted by - 2012.04.18 at 23:09
一二三さん、ワールド素敵!
TVシリーズの第1作からの牙狼好きで、最近、「鋼カオ」を知って、こちらの小説を楽しみに読んできました。
一二三さんの小説は、心理描写が細かくて、
本物の牙狼の小説を読んでいるかのようで、とても好きで何度も読み返させてもらっています。
今回のお話も、いいわぁ~。素敵!
お身体大切に、くれぐれも無理なさらないように、でも、次回作、今後も楽しみにしています!(^^)/~
Posted by MS - 2012.04.17,Tue 23:02:39 / Edit
Re:一二三さん、ワールド素敵!
MS様、初めまして。

メッセージありがとうございます!
過分なお言葉を頂き、身に余る光栄でございます;

あわわ・・・・;て、照れちまうぜ///(゚ω゚*)←素w

よろしければどうぞvこれからも一二三のちゃんちゃらワールド♪にお付き合いくださいね。
ありがとうございました!
Posted by - 2012.04.18 at 23:25
siva様、拍手ありがとうございます!
拍手メッセージ誠にありがとうございます!
お礼が遅くなってしまって本当にすみません;

こんな長いシリーズに付き合って下さっただけでもう、超感謝です!!ヽ(゚Д゚)ノ
本当にお疲れ様でした!

「素敵な話です」なんて嬉しいですv

もう一回と言わず何回でも遊びに来てくださいね!
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.11,Fri 17:29:46 / Edit
マキ様、拍手メッセージありがとうございました!
拍手とメッセージありがとうございます!
言葉にしにくい中、書いてくださったメッセージ、しっかり心に伝わりました・・・!
最後まで読んでくださって本当にありがとうございました。

皆様のおかげで最後まで辿り着けたと思っています。

またいつでも遊びに来てくださいね!
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.11,Fri 17:30:25 / Edit
みっきー☆様、拍手どうもです☆
拍手メッセージありがとうございます!
本当に丁寧にメールも頂きまして、嬉しかったですv
そちらもお返事しますね。

ええwスルメのように味わい深い作品になれたのなら幸いです!
噛めば噛むほどアクが出るような気もいたしますが・・・!;汗

ここまで作品を読み込んでもらえて、書き手としてとても幸せです。
本当に、本当にありがとうございました!

不束者ですが、これからもどうぞよろしくお願いします。
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.11,Fri 17:30:48 / Edit
カンズ様、拍手メッセージありがとうございます!
こちらこそ、長期連載にお付き合いいただき誠にありがとうございました!☆
拍手まで頂戴しましてw本当に嬉しいです。

シリアスが一挙にコメディーに転ずるのは、もう一二三のスタイルのような気がしてきた今日この頃ですww
おまけの鋼牙ver.が見てみたいですか?
きっと今後の話で触れることになるかな~、と思いますw

メッセージありがとうございました!
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.11,Fri 17:31:19 / Edit
みゆ様、全部ふっとんじゃいましたかww
拍手メッセージとってもありがとうございます☆
最後で全部ふっとんじゃいますよね!;
分かりますww

プロポーズして平手打ちされる鋼牙なんて、ネット広しといえどウチくらいかな!?;汗
拍手たくさん頂いちゃってるけど宜しいんだろうか;ドキドキ

羽根沢さんをここまでピックするのも、ネット広しといえどウチくらいですね!;
好意的に受け止めて頂けて良かったです(*^_^*)

次も楽しんで頂けるものが書けるようがんばりますね!
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.11,Fri 17:31:44 / Edit
ザビエル様、また拍手いただけて嬉しいです。
長編お付き合いいただきましてありがとうございます!
ラブコメもよろしくお願いします(*´∀`*)
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.11,Fri 17:32:10 / Edit
みっこ様、嬉しいお言葉ありがとうございます!
拍手メッセージありがとうです!v
「面白かったです!」って言われると本当に心の底から安心しますww笑

こんな長期に渡って書いた小説にお付き合いいただいて、感謝です!

また「面白い」と思って頂けるよう、これからも頑張ります!
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.11,Fri 17:32:30 / Edit
なな様、お世話になっております☆
最後まで拍手、本当にありがとう~~~!!
最初からずっと応援してくださったおかげで投げ出さずに済みました☆

一人でも読んでくださるなら頑張ろう、とw

ちゃんと最後まで出来たのはなな様のおかげですね。

一二三もなな様の作品スーパー楽しみにしてます!!♪
これからもよろしくお願いします。

Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.11,Fri 17:32:51 / Edit
是空様、幸せの破滅の刻印!?ww
拍手メッセージありがとうございます!!

まさか「攻めデレ」かわいい!って言って貰えると思っていませんでしたww
嬉しいです(*´∀`*)

一二三、幸せの破滅の刻印打っちゃいましたか?w
幸せは良いけれど破滅のほうは・・・。
大丈夫、破滅の方はきっと3日で消えますww

是空様にいっぱい幸せが訪れることを祈ってます。
執筆も応援してますよー!

ではまた、遊びに来てくださいね~!
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.11,Fri 17:33:13 / Edit
ハシ様、またのお越しありがとうございます!
拍手メッセージありがとうございます。
大変励みになります!

これからも頑張っていきますので、またぜひ遊びに来てくださいね~(*^-^*)/
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.11,Fri 17:33:36 / Edit
龍鈴様、S度がレベルアップ↑ですかw
拍手メッセージありがとございまーす!
いつもお世話になってます☆

はいwやっと前進しましたww
龍鈴様にも喜んでもらえて良かったですv

長かったですもんね~~(しみじみw)
しかもこの先の道のりも平坦ではないのでしょうね!|・ω・*)チラ
やっぱりプロポーズもぐだぐだwになって、龍鈴様から0点を食らいましたww笑

がんばれー鋼牙~(^_^)/~←他人事w

羽根沢とのやり取りは最初にこの長編を書こうと決めた時からずっと書きたかった内容だったので一二三も感慨深いです。
思えばあの会話が最初だったんですよね~~。

長かったわ・・・!!(力いっぱい)


本当に、お付き合いありがとうございました!
お疲れ様です☆
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.11,Fri 17:34:14 / Edit
クロ様、わんわん!wほねっこをおくれ☆(U゚ω゚U)
『一二三(様)!!コイッ(」゜□゜)」よ~しよしよしp(´∀`q)ナゼナゼ』

サイト運営して2年半・・・まさかこんな拍手コメントを頂くとは思いもよりませんでしたww笑
ありがとうございます!

とにかくお疲れ様でした、ということで。
いえいえこちらこそ、長いものを読んでいただきお疲れ様でした☆

これからもジャーキー(拍手)おくれ!ww(U゚ω゚U)ハッハッ
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.11,Fri 17:34:35 / Edit
ちゃーみーママ様、こちらこそありがとうございます~~!
拍手メッセージ、本当にありがとうございます。
長いことお世話になり、こちらこそお疲れ様でした!と言いたいです。

長編始まった当初からずっと応援頂き、とても励みになりました。
この御恩は忘れません!

また是非、息抜きにいらしてくださいねv
お待ちしております。
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.11,Fri 17:34:58 / Edit
ミドリ様、初めまして!
拍手メッセージありがとうございます!
これからもご期待にそえるよう、精一杯やってまいりますのでよろしくお願い申し上げます。

また遊びに来てくださいね☆

Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.11,Fri 17:35:18 / Edit
ふにゅ~様、また来てくれてありがとうございます!
わぁ~!拍手メッセージとても嬉しいです☆
ありがとうございますv

長編も読んでくださったのですね!
まずはお疲れ様でございました!
ティッシュをそっと差し上げます・・w

コメント本当にありがたいので、大歓迎です!
またよろしくお願いします☆
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.07.03,Tue 21:06:47 / Edit
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