Posted by 一二三 - 2010.09.17,Fri
皆さん、おはこんばんちわ!
TVシリーズ第十話「人形」のその後の二人を書きました。
カオルがあのピンクのドレス姿で冴島邸まで帰るのを想像するだけで楽しいです。(なんという羞恥プレイ)
しかし、第十話「人形」と第十一話「遊戯」はスタッフに萌神様が降臨しておりましたね。
(見てるこっちが恥ずかしいわ!と何度ツッコんだか・・;)
これが弟十七話「水槽」に効いて来るわけですね、分かります。
続きで小説 →
TVシリーズ第十話「人形」のその後の二人を書きました。
カオルがあのピンクのドレス姿で冴島邸まで帰るのを想像するだけで楽しいです。(なんという羞恥プレイ)
しかし、第十話「人形」と第十一話「遊戯」はスタッフに萌神様が降臨しておりましたね。
(見てるこっちが恥ずかしいわ!と何度ツッコんだか・・;)
これが弟十七話「水槽」に効いて来るわけですね、分かります。
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頭が回らないのは君のせい
「・・・何だ、その格好は」
つい先ほど、ホラー=アスモディと戦ったばかりの魔戒騎士が気だるそうにカオルに尋ねた。
「なっ!?こ、これは・・!!」
途端にカオルはバツが悪そうに顔をそらした。
ピンクのアトラクション用ドレスを着た(←正確には着せられた)自身の姿を恥じる。
まさか、ヘンタイに着てみるよう言われたから・・・とは言える筈もなく、カオルは言いよどんだ。
そんな姿にどう思ったのか、魔戒騎士・冴島鋼牙は彼女の格好をからかった。
「・・・“馬子にも衣装”だな。」
「なんですってーー!!
あっ!痛っ・・・!」
言い返そうと勢いよく一歩踏み出すと、足首が悲鳴を上げる。
彼女はホラーから逃げる際、履いていたヒールが折れてしまい足首を挫いていた。
そんなこと、とうの前に気付いていた鋼牙は呆れたように彼女に手を差し伸べる。
「・・・手を貸せ。」
「え・・・?」
途端、カオルの頬に冷や汗が流れた。
「その足じゃ歩けないだろう・・・」
「いっ・・!?いい!!いいから!大丈夫だから!」
冷や汗の原因に思い当たって、カオルは両手を彼に突っぱねた。
なにしろ、先ほどのように横抱きに抱えられたらたまったものではない!
きっと今度は恥ずかしさで死ねる。
そうまでカオルは思った。
きっと今の自分は真っ赤な顔をしているだろう・・・。
カオルはぎゅっと目を瞑る。
ところが鋼牙はそんなカオルの意思をさらりと無視し、彼女の腕を引っ掴む。
「ちょ!痛いし・・!!」
てんやわんやしていると鋼牙はもう面倒臭くなって、カオルを強引に脇に抱えた。
・ ・・え。
この持ち方なの・・!?
ある種の期待はずれにカオルは驚く。
それはまさに荷物を脇に抱えたような感じだったからだ。
「えっ!?ちょ!下ろして!下ろして~~~!!」
手足をバタバタしてぎゃーぎゃー喚くとギロリと睨まれる。
「うるさい
だまれ
あばれるな」
鋼牙は有無を言わせぬ迫力で三行半を叩きつけた。
このままジタバタし続けると本当に地面に叩きつけられそうなのでカオルはぐっと押し黙る。
沈黙を了承と受け取った鋼牙はやれやれと帰路につく。
左手の魔導輪がニヤリと嗤ったのが見えた。
しなだれた手足が鋼牙の歩みで左右に揺れるのを感じながら、カオルは自分の心をも揺れていることに、うすうす気付いていた。
(でも、違う。)
(これは恋なんかじゃない。)
(そうよ、私が恋してるのは絵を描くこと。)
(間違っても男になど、よりにもよってこの人に心惹かれたりしない。)
(これは感謝。)
(私を守ってくれる彼への感謝。)
(そう、私が彼を慕うのも感謝ゆえ。)
(・・あれ?“慕う”・・?)
(ああ、ダメ・・・頭こんがらがってきた・・・。)
鋼牙の腕の下でカオルは「う~~~~ん」と唸る。
答えを求めて彼を斜め下から見上げても、目線を合わせることもない。
その美しい造形を盗み見ながらカオルは思った。
(鋼牙はなぜ私を守ってくれるんだろう・・・?
守りしものだから?私が人間だから・・?
ホラーの返り血を浴びたものは斬ると言ったのに・・?)
(ねぇ、教えてよ・・・鋼牙。
あなたのことをもっと教えて・・・)
(・・ああ、でもやっぱり、無理・・・。
だって・・・キラキラして目が眩むもの・・・)
カオルはこわばっていた身体をゆっくりと鋼牙に預けた。
「・・・重い。」
「!?サイッテー!!」
Perfumeの「シークレットシークレット」よりインスピレーション♪
素敵な歌です。
Perfumeの歌は個人的にカオルのイメージに近い気がします。
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