Posted by 一二三 - 2011.10.26,Wed
こんばんは!!一二三だヨ☆|・ω・*)チラ
やっほ~!皆、元気してますか~!?
急に寒くなっちゃったね!木枯らしふいてますw
風邪をひかないように、くれぐれも気をつけてくださいましね~~v
「おいコラ一二三、日曜UPすっぽかしたな!」
・・・・・orz ハイッ!すいませんでした!!;
ちょっともう仕事がてんやわんやで体調もずんどこでw(←日本語しゃべれw)
いやぁ~気持ちは元気なんですけどね!
牙狼MSの4話の予告映像だけ見て 「鋼牙がっっ!!〇〇〇←ピー音(※スから始まる魅惑の服装)」
夜中に奇声発してすいません、ご近所さん。
もう見た方もいるんですよね~~wわくわくv
楽しみです☆
さて、そろそろ本題にw
長編小説 「Gott ist tot, Gott bleibt tot.」 の続きをUPします。今回は4話ですね☆
お話もクライマックスに向かいつつあるので、重たい展開が多いです、申し訳ない!
(※今回はちょっとオリジナルな考察&設定が含まれているのでその辺りも申し訳ない!)
今週末は1日早いですがハロウィン小説UPする予定です。
こっちの方は割りと明るい話になってるはず!ww笑
今後ともよろしくお付き合いいただければ幸いですv
では、長くなりましたが 「つづき」クリックで小説 『 『Gott ist tot, Gott bleibt tot. Ⅳ.』 へどうぞ☆
やっほ~!皆、元気してますか~!?
急に寒くなっちゃったね!木枯らしふいてますw
風邪をひかないように、くれぐれも気をつけてくださいましね~~v
「おいコラ一二三、日曜UPすっぽかしたな!」
・・・・・orz ハイッ!すいませんでした!!;
ちょっともう仕事がてんやわんやで体調もずんどこでw(←日本語しゃべれw)
いやぁ~気持ちは元気なんですけどね!
牙狼MSの4話の予告映像だけ見て 「鋼牙がっっ!!〇〇〇←ピー音(※スから始まる魅惑の服装)」
夜中に奇声発してすいません、ご近所さん。
もう見た方もいるんですよね~~wわくわくv
楽しみです☆
さて、そろそろ本題にw
長編小説 「Gott ist tot, Gott bleibt tot.」 の続きをUPします。今回は4話ですね☆
お話もクライマックスに向かいつつあるので、重たい展開が多いです、申し訳ない!
(※今回はちょっとオリジナルな考察&設定が含まれているのでその辺りも申し訳ない!)
今週末は1日早いですがハロウィン小説UPする予定です。
こっちの方は割りと明るい話になってるはず!ww笑
今後ともよろしくお付き合いいただければ幸いですv
では、長くなりましたが 「つづき」クリックで小説 『 『Gott ist tot, Gott bleibt tot. Ⅳ.』 へどうぞ☆
その愛は狂気にも似ている。
カオルは一人、ぐるりと円形の部屋を見渡す。
なんとか逃げ出さなきゃ・・・。
幸いに、今この部屋にはカオルしかいない。
さっきまでいっしょにいた芽衣子は占い師の言葉に従って自分の部屋に帰った。
逃げ出すとしたら絶好の機会。
しかし両手両足を椅子に縛られた状況では、何も身動きがとれない。
縄を切れるようなものなんて当然持ち合わせておらず、刻々と流れていく時間に焦りばかりが生まれていく。
もう夜中かな?
ここ窓がないから全然分からないよ・・・。
外に続く扉はピクリとも動かない。
鋼牙・・・来ない、よね?
だってこの場所知らないし・・・。
探してもいないかも・・・。
今頃・・・きっと黙って出て行った私を怒ってる。
嫌われちゃったよね。
当然だよ、それだけのことしたんだもん・・・。
じわりと涙で目の前が歪む。
「御月さん、心配しなくても彼は必ず来ますよ。」
いつの間にか戻ってきた占い師は右手に鉈(なた)のようなものを持っている。
カオルはキッと睨み付けた。
「鋼牙に何をする気か知らないけど、あなたの思い通りにはならないから!」
私をたてに言うことを聞かせるつもりなんでしょう?
なんてバカだったんだろう。
こんな卑怯な手を使う人を信じていたなんて・・・・。
でも自分をぶん殴ろうにも両手は縛られている。
「確かに・・・彼は賢い。
認めますよ。
ですが私も元魔戒騎士・・・魔戒騎士の手の内は熟知している。」
占い師が言葉を切ったその時、部屋中の電気がバチンと落ちた・・・!
「停電!?」
真っ暗になった部屋で、占い師だけが細く笑った。
「来たか・・・。」
ふっと一陣の風が吹き抜けた次の瞬間、キィン!と激しい剣戟の音がぶつかる。
闇の中で火花が散った。
音だけが無気味に響く中、カオルは必死に暗闇に目をこらす。
鋼牙・・・!?
剣戟の音が急に途絶え、不安がよぎった。
どこなの鋼牙?どうなったの!?
ボウと魔導火の淡い光が辺りを照らし、ようやく闇の中に彼の姿を見つける。
「鋼牙・・・!」
魔戒剣を正面に構えた鋼牙が占い師と距離を持って対峙していた。
占い師は手に持った魔導火にふっと息を吹きかけると、火を弾のように散らばらせて部屋を明るく灯す。
「お会いできて光栄ですよ、冴島鋼牙君。」
「・・・貴様の期待通りに来てやったぞ。
カオルを放せ、彼女にもう用はないだろう!」
「そうしたいのはやまやまなんですがね。
君の動きを封じるには彼女がもっとも有効なんですよ。
思ったとおり、君は危険を顧みずここに来てくれた。」
「・・・目的は何だ。」
距離を離して睨み合いを続ける二人をカオルは固唾を飲んで見守る。
占い師さんの目的は・・・・芽衣子ちゃんを救うこと。
でも何でそのために鋼牙が必要なの?
占い師は口角を上げて笑うと、目線をちらりと私に向けた。
何!?
次の瞬間、占い師は手に持っている鉈を私に向けて投げつける・・・!
外界の全てがスローモーションになったように思えた。
縛られて避ける術もない私は、迫りくる刃を呆然と捉える。
もうだめ・・・!
ぎゅっと目を閉じた向こうで、キンッ!と刃物を弾く音がした。
「・・・入った。」
占い師さんの低い声に恐る恐る瞼を押し上げると、そこにはやっぱり庇うように立つ鋼牙の背中があって・・・。
「・・・鋼牙!?」
確かに鋼牙は鉈を弾き返した。
だって私に向かって投げられた鉈は床に転がっているんだから・・・。
でも鋼牙の様子がおかしい。
一撃も攻撃を浴びていないはずの体が、目の前で崩れるのを見た。
「こうがっ!!」
床に両手をついて荒い呼吸を繰り返す鋼牙に、占い師さんが近付く。
「あれほど気をつけていたのに。
ついに嵌ってくれましたね・・・。」
「貴様・・・!」
笑う占い師とは対照的に、鋼牙の顔は苦痛に歪んでいた。
「どう・・して・・・!?」
カオルが悲鳴にも似た声で喚くと、占い師は答える。
「言ったでしょう?
魔戒騎士の手の内は熟知している、と。
それはつまり魔戒騎士の弱点も知っているということなんですよ。
御月さん、天井をごらんなさい。」
言葉に従って頭上を仰ぐと、そこにはカオルを中心として円形の陣のようなものが描かれていた。
多分、私が来る前からここにはそれがあったんだろう。
気が付かなかった・・・!
鋼牙はその円陣の内側にいる。
「これはね、罪を犯した魔戒騎士を拘束するために用いるものです。
人間やホラーには何の効力もありませんが、魔戒騎士には絶大な威力を発揮する。
神官達も事こういうものに関しては頭が回るようですね。
犬を管理するためには首輪や紐が必要なのでしょう。」
「・・・身をもって学んだ訳か、駄犬が・・・。」
「ええ。なんの策も無いまま、あの黄金騎士に挑むほど私は身の程知らずではない。
君の強さはよく知っていますよ。」
占い師は床に落ちた鉈を拾い上げると、身動きのとれない鋼牙に向ける。
鋼牙が殺される・・・!
「やめて!!」
カオルは喉が潰れそうなほど叫んだ。
占い師はくるりと鉈の持ち手を変えると、柄を鋼牙の腹に打ち付けて気絶させた。
「大丈夫ですよ、殺しはしません。
今はまだ・・・。
そうでなければこんな手間をかける必要はありませんからね。」
昏倒した鋼牙を見下ろしながら、占い師は顔を歪めて瞳に涙を浮かべる。
目的が達成されたのだ。
「そうこれでやっと。
芽衣子が救われる・・・!
長かった・・・あまりにも長い月日・・・。
御月カオルさん、あなたには感謝しています。」
カオルは自分の沸点が振り切れるのを感じた。
なんて身勝手な人・・・!
こんな人のために・・・たくさんの人が・・。
「ふざけ・・ないで!!
感謝?
なにが感謝よ!!
大切な人を失う気持ち、あなたが一番よくわかってるじゃない!!
私のせいで・・・鋼牙を失うなんて絶対やだ!!」
頬をぐしゃぐしゃに濡らして訴える。
そんな叫びなんて届かないと分かっている。
でも、鋼牙・・鋼牙が・・・。
瞳を埋め尽くす涙が、昏倒した鋼牙の横顔を隠してしまう。
「よく、分かりますよ。
私も芽衣子を失いたくない・・・!
あなたも私も・・・そして彼も、大切な人を失いたくないだけ。」
占い師の言葉はカオルの空虚な心に木霊した。
水面が波紋を作るように静かに消えていく。
ねぇ、鋼牙。
教えて?
私とこの人は『同じ』じゃないの?
愛することが罪なら。
大切な人を失いたくないって思うことが陰我なら・・
陰我を抱かない人なんているの?
ホラーに憑依されない人なんているの?
それを『人間』と言えるの?
私は・・・。
鋼牙のためなら他の何が犠牲になってもいい、って確かにそう思った。
目の前の男が憎い。殺したい。
芽衣子ちゃんがどうなろうと知らない。死んだっていい。
私、今そう思ったよ?
ひどい・・・ね・・・!
ひどすぎるよね・・・・。
私・・・こんなに穢かったんだ。
わたしもいつか、
「・・・鋼牙に斬られちゃうのかな・・・・。」
カオルの声は鋼牙に届くことなく暗闇へ吸い込まれていった。
――――・・・・
―「この・・偽善者が!」
あの日、神栖川は拳銃を向けて罵声を浴びせた。
彼の言ったことは間違っていない。
俺達は、正義のお題目のために戦っているんじゃない。
自分の存在のために戦っているんだ。
魔戒騎士とホラーの戦いは、善と悪の戦いの縮図ではなく、どちらも善でも悪でもない。
ホラーは人間を食べなければ生きていけない種だ。
生存をかけた戦いに善も悪も無い。
“人間を守る”ということ。
それはただ殺し合いを正当化するための偽善に過ぎないのだろうか。
それとも人類という同族意識に基づく防衛本能か。
ただひとつ確かなのは。
偽善だろうと本能だろうと結局のところ、俺にはそれが必要だということだ。
・・・・
「・・・うが、」
「鋼 が・・!」
誰かが俺を呼ぶ声がする。
耳鳴りみたいに。
誰だ?
ひどく頭が痛い。
「鋼牙っ!!」
「――っは・・・」
重い瞼を開けると、そこにカオルがいた。
だがあたりは白く霞んで、はっきりと目視することが出来ない。
・・・何故だ?ひどく意識がふらつく・・・。
体が動かない。
俺は歯を食いしばって必死に意識を留めようとする。
再び眠りに落ちそうな感覚で、頭以外の腕や足はまるで自分のものじゃないような気がした。
「鋼牙!しっかりして!!
寝ちゃダメ・・・・!!」
カオルの言葉を頼りに、俺は小さく頭をふる。
徐々に浮上してきた意識のおかげで周りの状況がつかめるようになってきた。
「・・カ・・オル、無事か・・?」
気を失う前と同じで、椅子に縛り付けられたカオルがそこにいる。
とにかく生きてくれていることに安堵した・・・。
「私は全然大丈夫!
私より鋼牙が・・・・!
ごめん・・ごめん鋼牙・・・!」
カオルの目の周りは腫れていた。
・・・・・。
どのくらい泣いていたんだ?
俺はどれくらい気を失っていた?
分からないことだらけだが、カオルが何をさして謝っているのかだけは分かる。
俺にしてみれば今更といえば今更のことだった。
「・・いいんだ・・・、カオル・・・。
もう・・・いいんだ・・・・」
カオルは何も言葉に出来ない様子で、ただ頭を何度も横に振っている。
自分を見ると、カオルと同じように椅子に縛り付けられているようだ。
ぼんやりと、仰向けに手錠をかけられた腕を見る。
左手の中指にザルバはいない。
この様子だと足にも手錠を掛けられているだろう。
首が痛い・・・。
曲げようにも何かがつっぱっているようで思うようにいかない。
そんな俺の様子を、カオルが酷く辛そうに見つめている。
情けないな・・・・、目の前にいるのにお前を助けられないなんて。
「鋼牙・・・血が・・!
苦しんでしょ?
私何も出来なくて・・・!弱っていく鋼牙を見ているしかなくて・・・・!」
そう言ったカオルの声は震えていた。
血・・・?
自分の右側に、点滴棒が置かれていることに気が付いた。
頚動脈に突き刺さる痛み、血液パックを見てようやく理解する。
・・・血を抜かれている・・・それも大量に。
朦朧とする意識にこれで合点がいった。
指一本動かすのも関節が硬くて思うようにいかない。
まずい・・・。
どのくらい抜かれたんだ?
ザルバや魔戒剣はどこに?
「やぁ・・・起きたんですね、鋼牙君。
これで2度目の覚醒ですよ。」
少し離れたデスクに、あの占い師はいた。
奴は注射器を片手にこちらに向かってくる。
「一気に大量に採血すると、ショックで失血死してしまいますからね。
時間は掛かりますがドレーンと注射器でやるのがベストなんですよ。
別の管轄で、他の魔戒騎士からも血液を貰いましたが・・・みんな君ほどはもたなかったですよ。」
「他の・・・って、殺したの!?」
何の反応も返せない俺に代わって、カオルが震えながらも問い詰めた。
「飢えを凌ぐには大量の血液が必要なんです。
犠牲は仕方がない。
でも遺体も無駄にはしませんでしたよ。
魔戒騎士の肩関節は約800kgの負荷にまで耐えることが出来るんですよ、素晴らしいですね。」
男は何の感慨もなしに言ってのける。
異常性を理解するには十分すぎる話だ。
この男は人間だけに留まらず魔戒騎士までも手にかけたのか・・・。
「ひどい・・・!なんで、そんなこと出来るの!?
どうかしてるわ!」
カオルの糾弾など物ともしない占い師は死んだ目で言葉を続ける。
まるで授業でも始めるかのような雰囲気に、俺は吐き気がした。
「・・・そうそう話は変わりますが、ホラーに憑依された人間は通常の倍以上の身体能力を発揮することが出来る。
それはなぜか分かりますか?
私は当初、ホラーの憑依によって細胞レベルの進化が人間の体内で発生しているものと解釈していました。
しかし、何十体というホラーを解剖してみたが、細胞の変化は見られなかった。
では、一体どうやってホラーは人間の身体能力に働きかけているか。
“ここ”です。」
占い師は自分の頭を指先でトンと叩く。
「そう、“脳”だ。
君達はロボトミーを知っていますか?
精神疾患の患者に対して、脳外科手術を用い脳の前頭葉を切り離す手術。
前頭葉は人を人たらしめる、感情や知性、協調性といった部分を司るといわれています。
解剖の結果、ホラーに憑依された人体の脳にはロボトミー手術と同じ変化が見られることが分かった。
つまりホラーは、人間が本能的に脳に仕掛けているリミッターを解除することによって、2倍以上の身体能力を引き出していることになる。
そこで私は考えた。
ホラーの憑依を利用すれば、芽衣子の病気を治せるのではないか、とね。」
かつて魔戒騎士だった男が、ここまで堕ちるものなのか。
娘を救うためなら、どんな残酷なことも出来てしまうほどに。
「ホラーに憑依されても人間性を失わずに生存しつづける方法を、私はずっと探してきました。
研究と無数の人体実験を繰り返したさ。
何度も、何度も・・・。
長い月日を重ねた結果、魔戒騎士の生き血のみを与えれば、ホラーに憑依された人間を人格を破壊することなく生かすことが出来ると確信を得た。」
・・・馬鹿げてる。
魔戒騎士の血にそんな特異があってたまるか。
ホラーは一度でも人間の味を覚えたら終わりだ。
だからザルバやシルヴァ達には魂を与える。
ひとたび、血や肉を食えば本能に抗えないからだ。
「あんたはイかれてる。」
俺は不快感を顕に占い師を睨み付けた。
「あぁ、そうだろうね。
否定はしないよ。
だが私はこれまで多くの人間のために戦ってきた。
多くを犠牲にしてきた。
父も母も、妻も・・・。
この上、娘までも!
おかしくもなるさ・・・!」
占い師は鋼牙の手の平をメスで切りつけながら喚き散らすように言った。
「ぐっ・・・・!」
「君だっていつか耐えられなくなる!
永遠に闇を歩き続ける、虚無に。
これまで一体何体のホラーを斬った?
ホラーに憑依された人間を何人殺した?
いくら染み付いた血を洗い流しても逃れられないぞ!
どれほどごまかそうと“自分”からは逃げられはしない!
君もいつかこうなるんだ!」
占い師は自分を手の平で指して言う。
私と同じだ、と。
多分・・・もし何かひとつでも選択が違っていたら、俺もこうなっていたんだろう。
あの日、あの時・・・カオルを斬っていたら・・・。
でも、もしなんてものはないんだ。
たとえこの先どんなに後悔することがあったとしても、今と違う今は欲しくない。
斬らなくてよかった。
あの時の選択があったからこそ、この狂った世界で『自分』というものを保てる。
「あんたに同情するよ・・・。」
状況は最悪なのに不思議と笑えた。
「なんだと・・・」
俺の挑発に、占い師は露骨に激昂してみせる。
「あんたは可哀想だ。
そうやって自分の悲劇に酔って、嘆き苦しんでいれば満たされるんだろう?
他人を痛めつけている時だけ、自分の傷みを忘れられるんだろう!
だから大切な者の声だって聞こえないんだ・・・!」
「君に何が分かる!?」
胸倉を掴む男にひるむことなく、俺は鋭い目を向けた。
目の前にいる者など恐れるに足らない。
俺はもっと恐ろしいものを見てきた。
「分かるさ!
自分を見ているみたいで腹が立つ・・・!
娘のため?
ちがう、自分のためだろう!」
「ぐ・・・!」
占い師は言葉に詰まる。
―「・・・おとうさん・・・。」
「 !? 」
扉の隙間から、少女が悲しげに声をかけた。
初めて見た彼の娘。
両手足は骨が浮いて見える。
ほんの少しの衝撃で折れてしまいそうなほど細い。
数々の残虐な行いの全てが、こんな小さく弱い少女に負わされるのか。
この子を斬らねばならない。
カオルが嘘をついてまで庇いたかった理由が、今ならよく分かる。
・・・自分が魔戒騎士でなければ、とこれほど願ったことはなかった。
鋼牙はカオルと出会って初めて、自分の行いが正しいのか、それとも間違っているのか・・・人として当たり前の疑問をようやく持つようになったと一二三は考えています。
魔戒騎士という閉塞的な世界観で生きてきた鋼牙にとって、カオルの出現は衝撃的であり、さぞかし破壊的だったと思いますw
ホラーの返り血を浴びたカオルを斬らなかった鋼牙。
それは人としては正しくても、魔戒騎士としては間違った選択であり、魔戒騎士の掟に反することは同時に、今までの自分から逸脱することを意味していました。
そこから鋼牙の世界は、大きな変革を遂げるわけですがwそれはTV版一期で皆様ご存知の通りかと思いますw(о´ω`о)
一二三的(?w)に今回の長編は、クリスマス編がカオルの物語とするなら、『Gott ist tot, Gott bleibt tot.』は鋼牙の物語なんです。
物語もいよいよクライマックスに向かって走り出します!
もうしばらくお付き合いいただければ幸いですv
ではまた次回!☆
『Gott ist tot, Gott bleibt tot. Ⅳ.』
カオルは一人、ぐるりと円形の部屋を見渡す。
なんとか逃げ出さなきゃ・・・。
幸いに、今この部屋にはカオルしかいない。
さっきまでいっしょにいた芽衣子は占い師の言葉に従って自分の部屋に帰った。
逃げ出すとしたら絶好の機会。
しかし両手両足を椅子に縛られた状況では、何も身動きがとれない。
縄を切れるようなものなんて当然持ち合わせておらず、刻々と流れていく時間に焦りばかりが生まれていく。
もう夜中かな?
ここ窓がないから全然分からないよ・・・。
外に続く扉はピクリとも動かない。
鋼牙・・・来ない、よね?
だってこの場所知らないし・・・。
探してもいないかも・・・。
今頃・・・きっと黙って出て行った私を怒ってる。
嫌われちゃったよね。
当然だよ、それだけのことしたんだもん・・・。
じわりと涙で目の前が歪む。
「御月さん、心配しなくても彼は必ず来ますよ。」
いつの間にか戻ってきた占い師は右手に鉈(なた)のようなものを持っている。
カオルはキッと睨み付けた。
「鋼牙に何をする気か知らないけど、あなたの思い通りにはならないから!」
私をたてに言うことを聞かせるつもりなんでしょう?
なんてバカだったんだろう。
こんな卑怯な手を使う人を信じていたなんて・・・・。
でも自分をぶん殴ろうにも両手は縛られている。
「確かに・・・彼は賢い。
認めますよ。
ですが私も元魔戒騎士・・・魔戒騎士の手の内は熟知している。」
占い師が言葉を切ったその時、部屋中の電気がバチンと落ちた・・・!
「停電!?」
真っ暗になった部屋で、占い師だけが細く笑った。
「来たか・・・。」
ふっと一陣の風が吹き抜けた次の瞬間、キィン!と激しい剣戟の音がぶつかる。
闇の中で火花が散った。
音だけが無気味に響く中、カオルは必死に暗闇に目をこらす。
鋼牙・・・!?
剣戟の音が急に途絶え、不安がよぎった。
どこなの鋼牙?どうなったの!?
ボウと魔導火の淡い光が辺りを照らし、ようやく闇の中に彼の姿を見つける。
「鋼牙・・・!」
魔戒剣を正面に構えた鋼牙が占い師と距離を持って対峙していた。
占い師は手に持った魔導火にふっと息を吹きかけると、火を弾のように散らばらせて部屋を明るく灯す。
「お会いできて光栄ですよ、冴島鋼牙君。」
「・・・貴様の期待通りに来てやったぞ。
カオルを放せ、彼女にもう用はないだろう!」
「そうしたいのはやまやまなんですがね。
君の動きを封じるには彼女がもっとも有効なんですよ。
思ったとおり、君は危険を顧みずここに来てくれた。」
「・・・目的は何だ。」
距離を離して睨み合いを続ける二人をカオルは固唾を飲んで見守る。
占い師さんの目的は・・・・芽衣子ちゃんを救うこと。
でも何でそのために鋼牙が必要なの?
占い師は口角を上げて笑うと、目線をちらりと私に向けた。
何!?
次の瞬間、占い師は手に持っている鉈を私に向けて投げつける・・・!
外界の全てがスローモーションになったように思えた。
縛られて避ける術もない私は、迫りくる刃を呆然と捉える。
もうだめ・・・!
ぎゅっと目を閉じた向こうで、キンッ!と刃物を弾く音がした。
「・・・入った。」
占い師さんの低い声に恐る恐る瞼を押し上げると、そこにはやっぱり庇うように立つ鋼牙の背中があって・・・。
「・・・鋼牙!?」
確かに鋼牙は鉈を弾き返した。
だって私に向かって投げられた鉈は床に転がっているんだから・・・。
でも鋼牙の様子がおかしい。
一撃も攻撃を浴びていないはずの体が、目の前で崩れるのを見た。
「こうがっ!!」
床に両手をついて荒い呼吸を繰り返す鋼牙に、占い師さんが近付く。
「あれほど気をつけていたのに。
ついに嵌ってくれましたね・・・。」
「貴様・・・!」
笑う占い師とは対照的に、鋼牙の顔は苦痛に歪んでいた。
「どう・・して・・・!?」
カオルが悲鳴にも似た声で喚くと、占い師は答える。
「言ったでしょう?
魔戒騎士の手の内は熟知している、と。
それはつまり魔戒騎士の弱点も知っているということなんですよ。
御月さん、天井をごらんなさい。」
言葉に従って頭上を仰ぐと、そこにはカオルを中心として円形の陣のようなものが描かれていた。
多分、私が来る前からここにはそれがあったんだろう。
気が付かなかった・・・!
鋼牙はその円陣の内側にいる。
「これはね、罪を犯した魔戒騎士を拘束するために用いるものです。
人間やホラーには何の効力もありませんが、魔戒騎士には絶大な威力を発揮する。
神官達も事こういうものに関しては頭が回るようですね。
犬を管理するためには首輪や紐が必要なのでしょう。」
「・・・身をもって学んだ訳か、駄犬が・・・。」
「ええ。なんの策も無いまま、あの黄金騎士に挑むほど私は身の程知らずではない。
君の強さはよく知っていますよ。」
占い師は床に落ちた鉈を拾い上げると、身動きのとれない鋼牙に向ける。
鋼牙が殺される・・・!
「やめて!!」
カオルは喉が潰れそうなほど叫んだ。
占い師はくるりと鉈の持ち手を変えると、柄を鋼牙の腹に打ち付けて気絶させた。
「大丈夫ですよ、殺しはしません。
今はまだ・・・。
そうでなければこんな手間をかける必要はありませんからね。」
昏倒した鋼牙を見下ろしながら、占い師は顔を歪めて瞳に涙を浮かべる。
目的が達成されたのだ。
「そうこれでやっと。
芽衣子が救われる・・・!
長かった・・・あまりにも長い月日・・・。
御月カオルさん、あなたには感謝しています。」
カオルは自分の沸点が振り切れるのを感じた。
なんて身勝手な人・・・!
こんな人のために・・・たくさんの人が・・。
「ふざけ・・ないで!!
感謝?
なにが感謝よ!!
大切な人を失う気持ち、あなたが一番よくわかってるじゃない!!
私のせいで・・・鋼牙を失うなんて絶対やだ!!」
頬をぐしゃぐしゃに濡らして訴える。
そんな叫びなんて届かないと分かっている。
でも、鋼牙・・鋼牙が・・・。
瞳を埋め尽くす涙が、昏倒した鋼牙の横顔を隠してしまう。
「よく、分かりますよ。
私も芽衣子を失いたくない・・・!
あなたも私も・・・そして彼も、大切な人を失いたくないだけ。」
占い師の言葉はカオルの空虚な心に木霊した。
水面が波紋を作るように静かに消えていく。
ねぇ、鋼牙。
教えて?
私とこの人は『同じ』じゃないの?
愛することが罪なら。
大切な人を失いたくないって思うことが陰我なら・・
陰我を抱かない人なんているの?
ホラーに憑依されない人なんているの?
それを『人間』と言えるの?
私は・・・。
鋼牙のためなら他の何が犠牲になってもいい、って確かにそう思った。
目の前の男が憎い。殺したい。
芽衣子ちゃんがどうなろうと知らない。死んだっていい。
私、今そう思ったよ?
ひどい・・・ね・・・!
ひどすぎるよね・・・・。
私・・・こんなに穢かったんだ。
わたしもいつか、
「・・・鋼牙に斬られちゃうのかな・・・・。」
カオルの声は鋼牙に届くことなく暗闇へ吸い込まれていった。
――――・・・・
―「この・・偽善者が!」
あの日、神栖川は拳銃を向けて罵声を浴びせた。
彼の言ったことは間違っていない。
俺達は、正義のお題目のために戦っているんじゃない。
自分の存在のために戦っているんだ。
魔戒騎士とホラーの戦いは、善と悪の戦いの縮図ではなく、どちらも善でも悪でもない。
ホラーは人間を食べなければ生きていけない種だ。
生存をかけた戦いに善も悪も無い。
“人間を守る”ということ。
それはただ殺し合いを正当化するための偽善に過ぎないのだろうか。
それとも人類という同族意識に基づく防衛本能か。
ただひとつ確かなのは。
偽善だろうと本能だろうと結局のところ、俺にはそれが必要だということだ。
・・・・
「・・・うが、」
「鋼 が・・!」
誰かが俺を呼ぶ声がする。
耳鳴りみたいに。
誰だ?
ひどく頭が痛い。
「鋼牙っ!!」
「――っは・・・」
重い瞼を開けると、そこにカオルがいた。
だがあたりは白く霞んで、はっきりと目視することが出来ない。
・・・何故だ?ひどく意識がふらつく・・・。
体が動かない。
俺は歯を食いしばって必死に意識を留めようとする。
再び眠りに落ちそうな感覚で、頭以外の腕や足はまるで自分のものじゃないような気がした。
「鋼牙!しっかりして!!
寝ちゃダメ・・・・!!」
カオルの言葉を頼りに、俺は小さく頭をふる。
徐々に浮上してきた意識のおかげで周りの状況がつかめるようになってきた。
「・・カ・・オル、無事か・・?」
気を失う前と同じで、椅子に縛り付けられたカオルがそこにいる。
とにかく生きてくれていることに安堵した・・・。
「私は全然大丈夫!
私より鋼牙が・・・・!
ごめん・・ごめん鋼牙・・・!」
カオルの目の周りは腫れていた。
・・・・・。
どのくらい泣いていたんだ?
俺はどれくらい気を失っていた?
分からないことだらけだが、カオルが何をさして謝っているのかだけは分かる。
俺にしてみれば今更といえば今更のことだった。
「・・いいんだ・・・、カオル・・・。
もう・・・いいんだ・・・・」
カオルは何も言葉に出来ない様子で、ただ頭を何度も横に振っている。
自分を見ると、カオルと同じように椅子に縛り付けられているようだ。
ぼんやりと、仰向けに手錠をかけられた腕を見る。
左手の中指にザルバはいない。
この様子だと足にも手錠を掛けられているだろう。
首が痛い・・・。
曲げようにも何かがつっぱっているようで思うようにいかない。
そんな俺の様子を、カオルが酷く辛そうに見つめている。
情けないな・・・・、目の前にいるのにお前を助けられないなんて。
「鋼牙・・・血が・・!
苦しんでしょ?
私何も出来なくて・・・!弱っていく鋼牙を見ているしかなくて・・・・!」
そう言ったカオルの声は震えていた。
血・・・?
自分の右側に、点滴棒が置かれていることに気が付いた。
頚動脈に突き刺さる痛み、血液パックを見てようやく理解する。
・・・血を抜かれている・・・それも大量に。
朦朧とする意識にこれで合点がいった。
指一本動かすのも関節が硬くて思うようにいかない。
まずい・・・。
どのくらい抜かれたんだ?
ザルバや魔戒剣はどこに?
「やぁ・・・起きたんですね、鋼牙君。
これで2度目の覚醒ですよ。」
少し離れたデスクに、あの占い師はいた。
奴は注射器を片手にこちらに向かってくる。
「一気に大量に採血すると、ショックで失血死してしまいますからね。
時間は掛かりますがドレーンと注射器でやるのがベストなんですよ。
別の管轄で、他の魔戒騎士からも血液を貰いましたが・・・みんな君ほどはもたなかったですよ。」
「他の・・・って、殺したの!?」
何の反応も返せない俺に代わって、カオルが震えながらも問い詰めた。
「飢えを凌ぐには大量の血液が必要なんです。
犠牲は仕方がない。
でも遺体も無駄にはしませんでしたよ。
魔戒騎士の肩関節は約800kgの負荷にまで耐えることが出来るんですよ、素晴らしいですね。」
男は何の感慨もなしに言ってのける。
異常性を理解するには十分すぎる話だ。
この男は人間だけに留まらず魔戒騎士までも手にかけたのか・・・。
「ひどい・・・!なんで、そんなこと出来るの!?
どうかしてるわ!」
カオルの糾弾など物ともしない占い師は死んだ目で言葉を続ける。
まるで授業でも始めるかのような雰囲気に、俺は吐き気がした。
「・・・そうそう話は変わりますが、ホラーに憑依された人間は通常の倍以上の身体能力を発揮することが出来る。
それはなぜか分かりますか?
私は当初、ホラーの憑依によって細胞レベルの進化が人間の体内で発生しているものと解釈していました。
しかし、何十体というホラーを解剖してみたが、細胞の変化は見られなかった。
では、一体どうやってホラーは人間の身体能力に働きかけているか。
“ここ”です。」
占い師は自分の頭を指先でトンと叩く。
「そう、“脳”だ。
君達はロボトミーを知っていますか?
精神疾患の患者に対して、脳外科手術を用い脳の前頭葉を切り離す手術。
前頭葉は人を人たらしめる、感情や知性、協調性といった部分を司るといわれています。
解剖の結果、ホラーに憑依された人体の脳にはロボトミー手術と同じ変化が見られることが分かった。
つまりホラーは、人間が本能的に脳に仕掛けているリミッターを解除することによって、2倍以上の身体能力を引き出していることになる。
そこで私は考えた。
ホラーの憑依を利用すれば、芽衣子の病気を治せるのではないか、とね。」
かつて魔戒騎士だった男が、ここまで堕ちるものなのか。
娘を救うためなら、どんな残酷なことも出来てしまうほどに。
「ホラーに憑依されても人間性を失わずに生存しつづける方法を、私はずっと探してきました。
研究と無数の人体実験を繰り返したさ。
何度も、何度も・・・。
長い月日を重ねた結果、魔戒騎士の生き血のみを与えれば、ホラーに憑依された人間を人格を破壊することなく生かすことが出来ると確信を得た。」
・・・馬鹿げてる。
魔戒騎士の血にそんな特異があってたまるか。
ホラーは一度でも人間の味を覚えたら終わりだ。
だからザルバやシルヴァ達には魂を与える。
ひとたび、血や肉を食えば本能に抗えないからだ。
「あんたはイかれてる。」
俺は不快感を顕に占い師を睨み付けた。
「あぁ、そうだろうね。
否定はしないよ。
だが私はこれまで多くの人間のために戦ってきた。
多くを犠牲にしてきた。
父も母も、妻も・・・。
この上、娘までも!
おかしくもなるさ・・・!」
占い師は鋼牙の手の平をメスで切りつけながら喚き散らすように言った。
「ぐっ・・・・!」
「君だっていつか耐えられなくなる!
永遠に闇を歩き続ける、虚無に。
これまで一体何体のホラーを斬った?
ホラーに憑依された人間を何人殺した?
いくら染み付いた血を洗い流しても逃れられないぞ!
どれほどごまかそうと“自分”からは逃げられはしない!
君もいつかこうなるんだ!」
占い師は自分を手の平で指して言う。
私と同じだ、と。
多分・・・もし何かひとつでも選択が違っていたら、俺もこうなっていたんだろう。
あの日、あの時・・・カオルを斬っていたら・・・。
でも、もしなんてものはないんだ。
たとえこの先どんなに後悔することがあったとしても、今と違う今は欲しくない。
斬らなくてよかった。
あの時の選択があったからこそ、この狂った世界で『自分』というものを保てる。
「あんたに同情するよ・・・。」
状況は最悪なのに不思議と笑えた。
「なんだと・・・」
俺の挑発に、占い師は露骨に激昂してみせる。
「あんたは可哀想だ。
そうやって自分の悲劇に酔って、嘆き苦しんでいれば満たされるんだろう?
他人を痛めつけている時だけ、自分の傷みを忘れられるんだろう!
だから大切な者の声だって聞こえないんだ・・・!」
「君に何が分かる!?」
胸倉を掴む男にひるむことなく、俺は鋭い目を向けた。
目の前にいる者など恐れるに足らない。
俺はもっと恐ろしいものを見てきた。
「分かるさ!
自分を見ているみたいで腹が立つ・・・!
娘のため?
ちがう、自分のためだろう!」
「ぐ・・・!」
占い師は言葉に詰まる。
―「・・・おとうさん・・・。」
「 !? 」
扉の隙間から、少女が悲しげに声をかけた。
初めて見た彼の娘。
両手足は骨が浮いて見える。
ほんの少しの衝撃で折れてしまいそうなほど細い。
数々の残虐な行いの全てが、こんな小さく弱い少女に負わされるのか。
この子を斬らねばならない。
カオルが嘘をついてまで庇いたかった理由が、今ならよく分かる。
・・・自分が魔戒騎士でなければ、とこれほど願ったことはなかった。
To be continued・・・
Ⅴ.へ→ ■
Ⅴ.へ→ ■
鋼牙はカオルと出会って初めて、自分の行いが正しいのか、それとも間違っているのか・・・人として当たり前の疑問をようやく持つようになったと一二三は考えています。
魔戒騎士という閉塞的な世界観で生きてきた鋼牙にとって、カオルの出現は衝撃的であり、さぞかし破壊的だったと思いますw
ホラーの返り血を浴びたカオルを斬らなかった鋼牙。
それは人としては正しくても、魔戒騎士としては間違った選択であり、魔戒騎士の掟に反することは同時に、今までの自分から逸脱することを意味していました。
そこから鋼牙の世界は、大きな変革を遂げるわけですがwそれはTV版一期で皆様ご存知の通りかと思いますw(о´ω`о)
一二三的(?w)に今回の長編は、クリスマス編がカオルの物語とするなら、『Gott ist tot, Gott bleibt tot.』は鋼牙の物語なんです。
物語もいよいよクライマックスに向かって走り出します!
もうしばらくお付き合いいただければ幸いですv
ではまた次回!☆
PR
Comments
ぜひ魔戒指南の感想もお願いします
初めまして。
最近こちらのブログを見付け
それから虜になっているカオルです。
素晴らしいですね!
これからも楽しみにしています。
またタイトルにあることも是非見たいです
お忙しいと思いますがお時間ある時にでも・・・
最近こちらのブログを見付け
それから虜になっているカオルです。
素晴らしいですね!
これからも楽しみにしています。
またタイトルにあることも是非見たいです
お忙しいと思いますがお時間ある時にでも・・・
Re:ぜひ魔戒指南の感想もお願いします
初めまして!美月カオル様☆
管理人の一二三です!
いつも大変お世話になっておりますv
一二三などの駄文に「素晴らしい」と・・・!
身に余る光栄です、ありがとうございます。
魔戒指南の感想ですね!了解しました、不肖一二三。
皆様のために精一杯やらせていただきます☆
今後とも応援のほどよろしくお願い申し上げます。
管理人の一二三です!
いつも大変お世話になっておりますv
一二三などの駄文に「素晴らしい」と・・・!
身に余る光栄です、ありがとうございます。
魔戒指南の感想ですね!了解しました、不肖一二三。
皆様のために精一杯やらせていただきます☆
今後とも応援のほどよろしくお願い申し上げます。
なな様、毎回楽しみに読んでくれてうれしいです!
拍手メッセージ、今回もありがとうございます。
とっても励みになりますv
気になりますか~?wうふふ(о´ω`о)
最初UPした時は、読んでくれる人がいるかすごい不安だったんですが、なんとか軌道に乗って安心しております。
ラストはもう決まっているし、あとは調整や推敲を重ねていく作業なんですけど、最後まで気を抜かないで頑張りますね!
では次回もお楽しみにv
とっても励みになりますv
気になりますか~?wうふふ(о´ω`о)
最初UPした時は、読んでくれる人がいるかすごい不安だったんですが、なんとか軌道に乗って安心しております。
ラストはもう決まっているし、あとは調整や推敲を重ねていく作業なんですけど、最後まで気を抜かないで頑張りますね!
では次回もお楽しみにv
ちゃーみーママ様、ご感想ほんとに感謝してます!
拍手メッセージ、いつも嬉しい~~vありがとうございます!涙
ハラハラドキドキしてくれて感謝ですよ~~!
皆様の反応に、一二三もハラハラドキドキですw
>少しでも救いがあれば
・・・そうですね。
今回、占い師とその娘を書く上で、この人達と真剣に向き合って書かなければな、という思いを常に持って取り組んでいます。
現実として、難病と戦う家族はいるのですから。
物語を通して、一二三が皆様に伝えたいこと。
それらが上手く一二三から皆様へ、皆様から皆様の大切な方々へと伝播してしていくことが出来れば、彼らも報われるのではないかと思います。
ラストまでどうか、彼らのことを見放さないでいてあげてくださいね(*^-^*)
では、また次回、よろしくお付き合いくださいませ。
ハラハラドキドキしてくれて感謝ですよ~~!
皆様の反応に、一二三もハラハラドキドキですw
>少しでも救いがあれば
・・・そうですね。
今回、占い師とその娘を書く上で、この人達と真剣に向き合って書かなければな、という思いを常に持って取り組んでいます。
現実として、難病と戦う家族はいるのですから。
物語を通して、一二三が皆様に伝えたいこと。
それらが上手く一二三から皆様へ、皆様から皆様の大切な方々へと伝播してしていくことが出来れば、彼らも報われるのではないかと思います。
ラストまでどうか、彼らのことを見放さないでいてあげてくださいね(*^-^*)
では、また次回、よろしくお付き合いくださいませ。
龍鈴様、熱い想いを聞かせていただきありがとうございます!
拍手メッセージ、本当にありがとうございます!
今回も龍鈴様の強いメッセージが伝わってきました・・・!(すごい気迫だw)
とても嬉しいです!
なんというかw今回の長編で一二三が一番やりたかったことを実現させて下さり、ありがとうございます。
あなたの強い真理を伺うことが出来て、一二三自身の幅も広がったように思います。
読んでくださった方それぞれに答えがある、そんな作品を書くこと。
それが一二三の夢です。
どうぞ、ラストまでお付き合いくださいね!
今回も龍鈴様の強いメッセージが伝わってきました・・・!(すごい気迫だw)
とても嬉しいです!
なんというかw今回の長編で一二三が一番やりたかったことを実現させて下さり、ありがとうございます。
あなたの強い真理を伺うことが出来て、一二三自身の幅も広がったように思います。
読んでくださった方それぞれに答えがある、そんな作品を書くこと。
それが一二三の夢です。
どうぞ、ラストまでお付き合いくださいね!
Post a Comment
Calendar
New
(05/08)
(09/14)
(11/15)
(11/08)
(01/06)
Search
Counter
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
Powered by "Samurai Factory"