忍者ブログ
Posted by - 2024.11.25,Mon
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Posted by 一二三 - 2011.04.17,Sun

こんばんは!「アフォ☆の一二三」ですwww(o)


さ~て更新するぞ!w

・・・・やっちゃったぞ☆一二三やっちゃったゾ!

今回ばかりは、やりすぎたと反省しています;orz


皆様のお怒りはごもっともかと思います;ビクビク・・・

しかし反省の色がまったく見えない一二三でごめんなさい!!


「え?なにそれ気になる・・・」というチャレンジャーな方は↓の注意を呼んで本編にいってねv



!危険!

※一二三があまりに忙しすぎた

・鋼牙がキャラ崩壊←思春期。悶々。絶叫。
・ギャグと捉えてくださいな♪
・軍曹クモ怖い(←今日一二三家の浴室に出ましたw死)
・青い春と書いて青春と読む

・カオルは多分確信犯



以上、了解の方は「承知!」と叫んでw「つづき」クリックで本編へどうぞ☆


小説 Relax Time × Panic Time


 
鋼牙は夜の帳が下りたダイニングで、ほっと一人ため息を漏らす。
 
こんなにぼんやりするのも久しぶりだ・・・・、とわずかに目元が緩んだ。
 
 
 
 

 
 
『Relax Time × Panic Time』
 
 
 
 

 
 
今夜は今のところ指令書も来ていないし、ゆっくりと夕食をとった。
 
 
夕食後、ゴンザは町内会の寄合いのため出掛け、カオルはお風呂に入っている。
 
 
 
久々に一人になって、のんびりとした時間を享受していた。
 
煎茶をじっくりと啜り、息をつくと中指でザルバが揶揄する。
 
 
《まるでおっさんだな。》
 
 
「・・・・あたたかい飲み物を飲むと、誰でも一息つく。」
 
 
湯のみを持っていた手を机に置いて、背もたれに体重を預けると、とても体の力が抜けた。
 
 
・・・・・静かな夜だ。
 
最近、疲れすぎだった。
 
こういうゆったりした時間なんて過ごせなかったから、とても貴重に思える。
 
 
 
ずっとこうならいいのになーー・・・・と思ったそのとき。
 
 
 
 
―「ぎゃあああああーーー!!!;」
 
 
静かな夜をぶち壊す、けたたましい喚き声・・・・。
 
 
「カオル!?」
 
 
愛しい彼女の声に、まどろみかけた思考を一気に引き戻されて鋼牙は慌てて席を立った。
 
 
 
 
 
確かに浴室から聞こえた大声に、一瞬扉を開けようかどうか迷う。
 
 
―「うぇぇぇ~~ん!!こうがぁ~~~!」
 
 
扉一枚を隔てた浴室から泣き声交じりに呼ばれ、迷っていたことなどどうでも良くなり、扉を開ける。
 
 
「どうした!?」
 
勢いつけてドアノブを押し、中に入るとそこには・・・・・。
 
 
 
 
 
バスタオル一枚を引っ掛けただけのカオルが、体を縮こませて突っ立っていた。
 
 
 
 
「〇×△□!!?!
 っ////!すまん・・!!;」
 


 
目の前に飛び込んできたあられもない姿に、鋼牙は慌てて目を反らして退室しようとするが、浴室側からカオルにドアを引っ張られる・・・!
 
 
「いかないで!!助けてよ~~~!!」
 
半泣きになりながらもドアを掴む力は緩めない。
 
 
 
少し開いたままの扉を挟んで、ドアを開ける閉めるの攻防が始まる・・・・。

 
 
 
「“助ける”って何からだ!!?;」
 
 
「クモよ!!クモ・・・!!
 掌ぐらいの大きいのがいるのよーーー!
 なんとかして~~~~!!」
 
 
「はぁ!!?
 クモ!?
 それくらい自分で何とかしろ・・・!;」
 
 
「やだよ~~~無理だよ~~~!
 怖いもん!!」
 
 
「どこが怖い!!?
 あんなもんホラーに比べればへのつっぱりだろう!?」
 
 
「鋼牙古っ!!いまどき“へのつっぱり”なんて誰も言わないよ!
 ・・・もう!とにかく私には無理なの!!
 意地悪しないで助けてよーー!」
 
 
 
こっちこそ助けてくれ・・・!!;
 
ドアを開けようと引っ張るカオルの白い腕と素足のつま先が見えているだけで、鋼牙の混乱は頂点に達していた。
 
 
別にそのくらいなら普段見慣れているはずなのに、風呂上りというだけでもうダメだった・・!
 
しかもさっき一瞬とはいえ、バスタオル一枚の状態を見てしまっている。
 
 
 
状況は絶望的だ・・・。
 
衝動に勝てる気がしない・・・・!!;
 
 
ああ、駄目だ・・・目の前がチカチカする・・・。
 
のぼせた頭では、カオルに対する唯一の対抗手段・・・・“抗弁”も役に立ちはしない。
 
 
 
「とにかく服を着てくれ・・・!;」
 
 
懇願するような気持ちでようやく口にすると、わずかな希望も打ち砕く返事が・・・・。
 
 
「服置いてるとこの側の壁に!クモが!張・り・付・い・て・る・のっ!!」
 
 
近づけないよ~~~~、助けてよ~~~!と呻き混じりのカオルの声。
 
 
・・・・ああ、くそ!
 
 
「わかった!!;
 わかったから手を離せ!」
 
 
「どこいくの~~~~!?」
 
「どこも行かない!!;
 ちょっとホウキを取ってくるだけだ・・・!」
 
 
流石に素手でクモをどうこうする趣味はない。
 
長柄のホウキをゴンザの用具入れから拝借し、戻りたくない浴室の扉に嫌々向かう。
 
 
なんとか心拍を落ち着かせようと深呼吸するが、目を閉じればカオルの白い肌がチラつき、まるで効果を成さない。
 
紅潮した顔だけはどうにも隠しようがなかった。
 
 
・・・・俺も、所詮男か・・・・・。
 
 
自嘲気味に思ったが、・・・・おかげで覚悟が決まった。
 
 
もうどうにでもなれ!とヤケ気味に扉を押す。
 
 
「・・・入るぞ。」
 
 
出来る限りカオルを視界に入れないよう努めながら、脱衣用の籠を見ると側の壁に確かにクモがいた。
 
 
「ちょっと離れてろ・・・・」
 
「う、うん・・・・。」
 
 
近くの窓を開け、手に持つホウキで離れた距離からクモの近くの壁をトントンと叩く。
 
 
すると大きなクモはサッと動いた。
 
 
「ひっ!」とカオルは鋼牙の腕に隠れながら様子を窺う。
 
鋼牙は徐々に叩く位置をずらしていきながら、窓へとクモを誘導した。
 
 
窓のサッシに入ったところで、やっとホウキで払うとクモは外の闇へと消えていった。
 
 
 
「はぁ~~~・・・ありがと鋼牙~~!」
 
 
すごく安心したような声を漏らすカオルに、鋼牙はため息をつく。
 
 
用は済んだし、じゃあな、と目線を反らしたまま退室しようとすると、カオルが不意に腕を掴んだ。
 
 
「ごめん・・・怒ってる?」
 
 
「いや・・・別に・・・///」
 
なんなんだ一体・・・。
 
背中を向けたまま答える。
 
 
「でも・・・・さっきから目を合わせてくれないし・・・・。」
 
カオルの落ち込んだような声に、鋼牙は甚だ意味が分からない。
 
 
 
いや・・・;だって、・・・・・・・・。
 
見ちゃまずいだろ・・・・!;
 
 
 
「・・・・・怒ってる訳じゃない。
 ただ・・・・見れば、・・・・お前が怒るだろう、と・・・。」
 
 
「え?“見る”って?なにが?」
 
 
 
 
・・・・・・・は?;
 
 
もしかして分かってないのか・・・?;
 
 
何も答えられない俺に、疑問符を浮かべながらもカオルは続けた。
 
 
「 ? 
 よくわかんないけど・・・・私は、鋼牙が助けてくれてホントにうれしかったの!
 また出たら、今度も助けてね!」
 
 
すごく嬉しそうに言ったカオルは、あろうことか鋼牙の腰周りに腕を回しぎゅっと抱きつく・・!
 
 
 
「――!?!?」
 
 
 
常ならぬ感触を背中に感じて、体が燃えそうなほど熱くなった。
 
 
「っ///
 あ・・・、ああ・・・;」
 
 
「こうが・・・・大好きだよ・・・///」

 
 
とどめとばかりに、甘い声で囁くように告げられこめかみに嫌な汗が流れる。
 
・・・喉が渇く・・・。
 
 
ごくりと唾を飲み込みながら、必死に自制心を働かせた。
 
 
なんとかこの場から脱するには・・・・、と痺れた頭で手立てを探る。
 
 
 
思いついた手段は、少々荒っぽいが致し方ない・・・。
 
 
「・・・・カオル・・・おまえ、」
 
 
「 ? 」
 

 
 
 
・・・・胸・・・・小さいな・・・;
 
 
「えっ!!?///」
 
 
ちっぽけな冗談。
 
実際には思ったこともないが、彼女が自分の胸の大きさを普段から気にしていることを知っているからこそ・・・・の逃げの一手。
 
 
きゃあああああーーー////
 鋼牙のばか!エッチ!!変態!!
 どこ見てんのよーーー!///」
 
 
不名誉な称号も今は甘んじて受けよう。
 
 
恥ずかしさのあまり、カオルは慌てて鋼牙から手を離し、胸元を隠すように腕で覆った。
 
 

 
カオルが離れた。
 
苦肉の策だったが成功では・・・ある;
 
 
ほっと気付かれないように背中を向けたまま息をついて、まだ何か喚いているカオルに捨て台詞を吐いてやった。
 
 
 
「でも、
 
  俺は好きだ・・・」
 
 
 
ガチャリと汗ばむ手でドアノブを握ると、浴室からようやく出る。
 
後ろ手にドアを閉めてはぁ~~・・・ともう一度細い息を漏らすと、ドアの向こうから再びカオルの声が聞こえた。
 
 
―「きゃーーー///」
 


 
くぐもったそれは、タオルを押し当てて叫んだんだろう。
 
 
彼女の様子に頬が緩むのに気付いて、慌てて姿勢を正す。
 
 
ツカツカと殊更、靴音を立てて玄関ホールに出ると、丁度帰ってきたゴンザと出合わせた。
 
 
「・・・ああ;おかえり・・・。」
 
 
「ええ!ただい・・・・・・・・。
・・・ ・・鋼牙様、何かいいことでもありましたか?」
 
 
なっ・・・///
 
いつも通りの表情だったはず・・・!;
 
 
「べ!別に!!;
 別に何もない・・・!」
 
 
ぽかんとする執事を捨て置き、鋼牙は足早に階段を上がった。
 
 
ぐったりと自室のベッドに倒れこみながら、枕を抱き締め顔を埋めると、頬の熱を奪ってくれる。
 
 
 
一向に収まる気配のない心臓は、俺の制止をまったく聞かない。
 
 
目を閉じれば、瞼に焼き付いたカオルの白い肌が浮かび上がり、枕を抱き締める力を強めた。

 
 
水滴を落とす黒髪や、白い鎖骨・・・・。
 
張り付いたタオルからのぞく、胸元や太ももに目がいってしまった自分が嫌になる。
 
 
「~~~~~~・・・っ///」
 
身悶えて、呻いた。
 

 
 
そんな時、またしても相棒は自分をからかう。
 
《・・・・鋼牙、いいモン見れたな。》
 
 
「うるさいっ!!///
  忘れろ!!見たもの全部忘れろーー!!」
 
 
《いででで!!》
 
 
ザルバに目潰しを食らわせ、やけっぱちに抱き込んでいた枕を投げ捨てる。
 
 
「あぁーーー!!」と憤慨を顕に立ち上がり、いささか乱暴に相棒を箱の台座に戻すと睨みつけた。
 
 
「修行が足らん!!!;
 雑念を払うため、走ってくる・・・!!」
 
 
ドタタタと走り去る鋼牙・・・・部屋は静けさを取り戻し、ザルバはやれやれとため息をつく。
 


 
 
《青春・・・だよなぁ・・・。》
 
 
 
 
 
 
 
 
 
―その夜、うぉぉぉーーー!と叫びながら夜道を全力疾走する黄金騎士を、銀色の魔戒騎士が目撃したとか、しなかったとか・・・・。
 
 
 
 
 
 

 

おしまい
 
 
 
ごめんね皆(;´・ω・`)
 
一二三、アフォ☆でごめんね!!ゆるしてちょんまげ!☆

拍手[53回]

PR
Comments
無題
でかいクモ怖いですよね、たまに我が家にもでますTT
ダンナに泣きついて追っ払ってもらってますが
ほうきを手に無事追っ払ったあとダンナがガッツポースをしてたのが・・・(爆)

クモを見て思わず悲鳴をあげるとクモもびくっさささっって感じで逃げることも・・・
案外クモの方も人間に遭遇して驚いてるのかもしれませんねw

余談ですが、クモの巣を張らずに家に生息する大きなクモはゴキブリの天敵だそうです。
姿をみせずにG退治だけしてくれるとうれしいんですけどw
Posted by 龍鈴 - 2011.04.21,Thu 00:48:36 / Edit
Re:無題
龍鈴様、初めまして☆

返信が大変遅くなりまして、申し訳ございません!!

でかいクモは存在感が半端ないですよね・・!
「G様を食う」という面も半端ないですww笑

でも、どうせ食べてくれるならG様の繁殖を越える量を食べてもらいたい!w

そのレベルに達する日が来るまでは「修行が足らん!」と我が家から追っ払う一二三でした☆


でも、龍鈴様はどうぞいつでも来てくださいね!w笑
Posted by - 2011.04.27 at 23:18
咲大様、一二三やりすぎちゃった☆テヘ
拍手コメント、今回もごっちゃんでした!!

楽しんで頂けて何よりです!v

春っていいですよね~~☆

またお楽しみにv
Posted by 一二三(管理人)です - 2011.04.28,Thu 00:03:38 / Edit
なな様、ほんとだよ!;汗
拍手ありがとうです!!

ほんとにね!お茶飲んでのんびりしてたのにねww笑

ほんと・・・男の子って大変ねー(他人事w)

一二三的には、疾走する鋼牙より抱き枕鋼牙の方がすごい恥ずかしいです///

またツッコミよろしくお願いします☆
Posted by 一二三(管理人)です - 2011.04.28,Thu 00:06:02 / Edit
みっきー様、色々溜まっててすみません!!
返信遅すぎ一二三ですorz

拍手コメント超感謝です・・・!!泣


ほんとクモって苦手です!!

「これからも鋼牙の悶々を見たい」との事で、一二三のイタズラ心に拍車を掛けてくださりありがとうございますww

好きな子はいじめたくなるタイプ一二三です・・・|・ω・*)ニヤリ☆

おまかせあれ!!笑

鋼牙の沸点が振り切れたら裏でごにょごにょww

またお楽しみに☆
Posted by 一二三(管理人)です - 2011.05.29,Sun 22:11:26 / Edit
しゃーりぃ様!今日もおはようございます!!
全力でおそよーーー!!;

・・・返信滞納ですみませぇーーーん!orz

アシダカ軍曹には、皆様一方ならぬ思い入れがあるようで、しゃーりぃ様も体験談を教えてくださりありがとうございます!!ww

ほんと、鋼牙とカオルはあのお年で初恋なのでw気持ちも若返るというものです(笑)

人生いつまでも青春ですよ!

一二三も頑張りマッスル☆
Posted by 一二三(管理人)です - 2011.05.29,Sun 22:16:16 / Edit
薫様、拍手感謝です!
応援ありがとうございます!

>カオルは確信犯なの?
とのご質問。

うふふ・・・女とはいついかなる時もしたたかなものですよv

鋼牙不憫ですね☆

次はかっこいい彼を書きたいと思いますw
また宜しくお願いしますねv
Posted by 一二三(管理人)です - 2011.05.29,Sun 22:20:15 / Edit
めめ様、ありがとうございます!
いつもお世話になってます!
拍手ありがとうございます~~☆

「鋼牙って可愛い!」と言って頂けてすっごく嬉しいですv
『遊戯』の回の鋼牙が激萌え・・・分かります!!
あれはすごい萌えだ・・・!!ww(焦)

ツンデレってほんとステキですね。

次回もお楽しみに!
Posted by 一二三(管理人)です - 2011.05.29,Sun 22:23:58 / Edit
Post a Comment
Name :
Title :
E-mail :
URL :
Comments :
Pass :   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
TrackBack URL
TrackBacks
Calendar
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
Comment
[01/07 pin]
[11/27 selfish]
[11/11 茅]
[06/10 夕美]
[11/12 茅]
Search
Counter
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
忍者ブログ [PR]