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Posted by 一二三 - 2010.12.07,Tue


S様、大変お待たせしました・・・!!

3999hit 御礼☆リクエスト小説UPします!

12/ 7はクリスマスツリーの日ということで、結局リクエスト①に落ち着きましたw;


読んでいただけると嬉しいですv


!一応注意!

 ・ 親子
 ・ ソリッド・スネークw

珍しく、ほのぼのしてますw!


では「つづき」にて3999hit 御礼☆小説 『総員、Xデーに備えよ!』 へどうぞ♪
 



『総員、Xデーに備えよ!』 
 
 
 
 
 
「あ、あー。こちら息子・・・ウルトラママンK地点に到着したか?どうぞ。」
 
 
小さな肩がソファに隠れながらボソボソとトランシーバーに向かってしゃべっていた。
 
首を左右に振って、周囲を警戒する。
 
≪はい、こちらウルトラママン!☆ 無事だったか息子、どうぞ。≫
 
機械音に混じってウルトラママンからの応答を受ける。
 
 
 
「これより、作戦Xを開始する。
 ウルトラママンは左からまわるです、どうぞ。」
 
作戦指示をすると、相手もコソコソと小声になった。
 
≪了解☆ 息子の健闘を祈る、どうぞ。ブツ・・
 
 
ウルトラママンとの応答を終えた「息子」は、すぐさま行動を始める。
 
 
ソファからほふく前進でダイニングテーブル下まで移動した。
 
目的地は玄関ホール。
 
 
追跡者の目から逃れながら、来るXデーへの準備をせねばならない!
 
「息子」に与えられた任務はミスターXへ『Xの星』という補給物資を届けることだ。
 
 
ここで敵に捕らえられては、勝利の女神は我らに微笑まないであろう!!
 
「息子」は細心の注意を払いながら、テーブルの足から玄関ホールへと繋がる扉を覗き見る。
 
周囲に見張りはいない。
 
扉にも細工はなさそうだ・・・!
 
 
「息子」はウルトラママンに定時連絡をする。
 
「こちら息子、G地点に繋がる扉の前に到着。応答せよウルトラママン・・」
 
≪はいっ!もしもし、ウルトラママンは現在階段を降下中であります、どうぞ。≫
 
「ウルトラママンの勇気に敬意を表する!どうぞ。」
 
≪・・・しっ!追跡者がすぐ近くにいる・・・!≫
 
 
ウルトラママンの声音が緊張に震えていた。
 
 
≪あ!!しまった・・!
 敵に見つかってしまった!どうぞ!!≫
 
ガタンっと玄関ホールの方から物音が聞こえる。
 
追跡者の足音だ・・・!
 
「息子」はハッとしてウルトラママンの安否を気遣う。
「なに!?大丈夫か!ウルトラママン!!」
 
 
≪ああああーーー!!
 ウルトラママンは敵に捕獲された・・・!!≫
 
 
悲鳴と共にブブッ・・・とトランシーバーが空気の動きを伝える。
 
 
「う、ウルトラママーーン!!」
 
「息子」の絶叫も虚しくウルトラママンは敵に捕獲されてしまった!
 
どうする・・・!?「息子」・・・!
 
 
 
≪はっはっは!しくじったな“息子”・・・!≫
 
捕らえられた戦友の変わりにトランシーバーから聞こえたのは追跡者の声だ・・・!!
 
≪ふん・・・、お前の大事なウルトラママンの身柄はこのガロが握っている・・!
 ウルトラママンを返して欲しくば、Xの星を持って大人しく投降せよ!≫
 
 
 
ぐっ・・・!
 
いいや、これはミスターXの・・・ひいては我らが悲願の星である・・!!
 
追跡者、ガロに渡してなるものか・・・!
 
もはや玉砕あるのみ・・・!!
 
 
「たぁーーー!!」
 
「息子」は扉を開け放ち、その手に持ったXの星をミスターXに渡すべく、ホールを疾走した。
 
 
「待て、“息子”よ。
 ウルトラママンがどうなってもいいのか?」
 
階段の踊り場からガロが「息子」を見下ろす。
 
ウルトラママンを人質に獲ったガロは圧倒的に優位に立っていた。
 
「たすけてー!息子―――!」
 
ウルトラママン・・・!
 
 
 
「息子」は両手を握り締め、断腸の思いでXの星をガロに差し出す。
 
 
 
「ぐっ・・・!ウルトラママンの命には代えられない・・!!」
 
 
「見上げた心がけだ “息子”よ。
 その心に免じて、このガロは悪事を止め、貴殿の手助けしよう。」
 
 
誇らしげな笑みを浮かべた追跡者ガロが「息子」に手を差し伸べる。
 
「息子」の顔にパアっと光がさした!

追跡者ガロに思いっきり抱きついた。
 
 
 
ガロは「息子」を抱えあげて、ミスターXのてっぺんに手が届くようにしてやる。
 
「息子」はミスターXに 『Xの星』をそっと返してあげた。
 
 
 
 
「あ~あ・・、それは私が乗せたかったのに・・・。」
 
ウルトラママンが残念そうに呟いた。
 
最後の星は毎年、一番背の高いガロの特権だった。
 
けれど、今年の勝者は「息子」・・・・!
 
 
「・・・“息子”の栄誉ある行動に敬意を表する。」
 
そう言って改心した追跡者は「息子」の頭をくしゃりと撫でる。
 
 
 
これで、クリスマスの主役は完成した。
 
 
玄関ホールでミスターXを眺める親子三人に笑顔が灯る。
 
「皆さん、夕食の準備が整いましたよ!」
 
執事の優しい声が聞こえた。
 
 
ほほ~、今年も飾りが増えましたな!と楽しそうに執事は微笑みかけた。
 
「ゴンザはサンタクロースみたいだね!」
 
「あら?サンタはお父さんよ。」
 
「息子」に反論しようとするウルトラママンの口を追跡者が慌てて塞ぐ。
 
「お前は・・・!!また余計なことを!」
 
なぜガロの顔が真っ赤になっているのか分からず、「息子」は首をかしげた。
 
 
ただ、とても幸せそうなウルトラママンとガロの様子を見ていると「息子」も嬉しくなる。
 
一つの目標を達成できた喜びもあって、「息子」は頬を紅潮させたまま、両親に抱きついた。
 
 
 
 
 
クリスマスツリーの日でした☆

鋼牙はいい父親v
 
 
S様の3999hit リクエスト①クリスマス・・・ということでここはひとつ;(笑)
S様、遅くなってすいませんでした!本当にありがとうございました!!☆
楽しめましたか?(*´`)
 
クリスマス本番にはまた別作品をUPする予定ですww(鋼カオを・・・ゴニョゴニョ←懲りない一二三)
 
その時は、「追跡者ガロ」が赤くなった原因が分かるかもしれませんよ、ふふふ・・・(企み)
 
皆様、いつも本当に応援ありがとうです!!

拍手[21回]

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Comments
しゃーりぃ様vとってもありがとうございます!
遅くなりました一二三です;

しゃーりぃ様、感想本当にありがとうございます!!
一二三の創作意欲の源になってますよ☆

酔っ払うと笑い上戸になるんですね!
ちなみに一二三はザルですがいいですか?wそれこそ水みたいに飲みますがいいですか?;(爆)

コメントでのしゃーりぃ様の感想に感激でした・・・!

一二三も頑張りますので、しゃーりぃ様もお仕事ファイト!ですよ♪

このサイトがせめてものストレス発散になれば幸いですv
Posted by 一二三(管理人)です - 2010.12.10,Fri 23:38:31 / Edit
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