テレ東がどう頑張っても見れないことが確定した、一二三さんでーす！ｖあいらびゅー（棒読み）


しかし落ち込んでても仕方ありません！！ｗ

せっかく新作が放送されるのです・・・！

見れないからって、水を差すようなマネはしたくない！！

皆様、大いに盛り上がってねーーー！！☆
一二三の想いは皆様に託します・・・・！！後は頼んだ！！ｗｗ笑


さて、牙狼新シリーズが始まる10月以降のサイトの方針ですが、この通りｗ一二三は見れないので、正直新作の設定を小説に盛り込むのは難しいかもしれません；

当初予定していた、新シリーズのリアルタイム感想も頓挫なので；汗

「じゃあ、一二三なにするんだ？」という話ですがｗｗ

とりあえずは長編を地味~~にｗほそぼそとUPしながら、主に鋼カオしながらｗｗ

これまで通り執筆を続けようと思います。


世間が新作で盛り上がっている中で、現状維持は少々辛いですが；

お一人でも、こちらのサイトをご覧になってくださる限り、話題に遅れながらも頑張ってUPしていきますので！

今後とも何卒お付き合いの程、よろしくお願い申し上げます！！☆


さて、前置きが長くなりましたが、今週もUPするよーー！

久々鋼カオで、一応前回の「The crooked house」の直後のお話になるのですが、houseの方を読んでいなくても問題ない内容になってます。
※読んでいると状況が分かり易いかも？ｗ

今回も自信のない感じでぐだぐだですがｗ、よろしくお付き合いくだされば幸いですｖ


では「つづき」クリックで小説　「Happiness」へどうぞ！



ｖ一二三、愛のメッセージｖ

・しょんぼり鋼牙
・励まそうとして逆にしょんぼりカオル
・しょんぼりカオルを励まそうとして、右往左往鋼牙
・右往左往鋼牙に、強攻カオル

なんのこっちゃ！；

※追伸　ひー；コメント返信急ぎます～～～；すみませんーーー！ありがとうございます～～！

  
 




 
「カオル様、少しは横になられた方が・・・。」
 
玄関ホールをうろうろとせわしなく歩き回るカオルに、執事のゴンザがもう何度目かの提案をした。
 
 
「だって！
　もう夜が明けたのに、鋼牙が帰ってない・・・！！
　こんなこと今まであった！？」
 
鋼牙の帰りを待って、一晩中こうしていたカオルの顔色は芳しくなかった。
 
不安に押しつぶされそうで、少し執事にあたってしまう。
 
「ございましたよ。
　どうかご安心ください、鋼牙様は必ずお戻りになられます。」
 
 
その時、ガチャリとドアノブを回す音が・・・――
 
 
 
 
 
   
 
 
 
 
 
 
「・・・・ただいま・・・。」
 
 
玄関から顔を覗かせた鋼牙は、常以上に疲弊した様子だった。
 
私はほっとして鼻先がつんとするのを、しかめっ面で覆い隠す。
 
 
「おかえりっ！！」
 
怒ってるような声になってしまったのは仕方が無い。
 
「おかえりなさいませ。」
 
続いたゴンザさんはいつもと全く変わらない調子で、私はほんの少し恥ずかしくなった。
 
 
「待っていたのか・・・。
　先に休めばよかったのに・・・。」
 
 
・・・？　あれ？
 
そっと口元を和らげた鋼牙の様子が、なんだかいつもと違って寂しそうに見える。
 
ひょっとして落ち込んでるの・・・？
 
何かあったの・・・？
 
 
「鋼牙様、何かお召し上がりになりますか？」
 
 
「いや、いい・・・。
　少し仮眠をとったらまたすぐに出掛ける。」
 
 
「えぇ！？すぐ！？
　お昼まで休むわけにはいかないの？」
 
心配だったし、・・・それに今の鋼牙はどこか心ここにあらずで寂しい・・・。
 
「仕事だ。仕方ない・・・。」
 
抑揚の無い声はまるで突き放されたようで、私は一気に切なくなってしまう・・・。
 
 
普段のようにコートを執事に預けることもなく、鋼牙はリビングへ重い足取りで向かっていく。
 
 
ソファの前に立つと、そこでようやく気だるそうにコートを脱いで背もたれに掛け、肘掛に頭を乗せると仰向けになった。
 
 
彼はその長い足を反対側の肘掛けに組んでいるが、足首から先はソファに納まりきらずにはみ出ている。
 
ゴンザさんは横になった鋼牙の左手からザルバを抜き取ると、台座に戻して蓋を閉めた。
 
「カオル様も少しお休みください。」
 
 
「うん・・・、ちょっとだけここにいてもいい？」
 
 
「ええ、どうぞご自由に。」
 
ゴンザさんはにっこり微笑むと、リビングから出て行く。
 
 
ソファで横になっている鋼牙のすぐ近くに寄った。
 
鋼牙は目の辺りに片腕を乗せて、明るさを誤魔化している。
 
そのまま寝てしまったのだろうか・・・微動だにしない。
 
 
試しに、床に座りこんで彼の胸の上に頭を乗せてみるがやっぱり起きない。
 
 
すごく疲れてるのね・・・。
 
そりゃそうか・・・。
 
 
正しく呼吸を繰り返し、上下する胸の体温がたまらなく愛おしかった。
 
寂しさも今は消え、ただほっとする。
 
 
「・・・・カオル。」
 
 
えっ？
 
 
不意に名前を呼ばれて彼の顔を見ると、うっすらと目を開けて私を見ていた。
 
相変わらずのしかめっ面・・・。
 
 
「寝るなら、そんなとこに座ってないでベッドで横になれ・・・。」
 
 
「ううん。
　眠くない。
・・・一緒にいたいだけ・・・。」
 
 
だめ？と首をかしげると、鋼牙は呆れたような・・・諦めたような顔をする。
 
 
「・・・じゃあ、もう少しそばに寄ったらどうだ・・・。」
 
鋼牙は私の腕を掴むと、自分の上に引っ張り上げた。
 
 
「きゃ・・・！あわわ・・・///」
 
自分の意志ではないとはいえ、鋼牙の上にのっかってしまい顔が熱くなる。
 
だって、すっごく顔が近い・・・！///
 
 
「これでいいか？」
 
 
「・・・////そっ、それはちょっと・・・///」
 
居心地がわるい・・・。
 
恥ずかしくて、鋼牙の首元に顔をうずめる。
 
 
「・・・贅沢いうな・・。」
 
頭上から聞こえてくる声は眠そうで・・・・、そしてやっぱりいつもより元気が無かった。
 
 
 
「・・・だいじょうぶ？」
 
「・・・・・。」
 
 
鋼牙は何も答えない。
 
やっぱり、何かあったんだ・・・。
 
 
「何が・・・あったかなんて、聞かない・・・けど・・・。
　私・・・今はいないほうがいい？」
 
 
一人になりたい時だってあると思う。
 
鋼牙の心を掴めないまま、私は恐る恐る聞いた。
 
もし、「どっか行ってくれ」とか言われたらショックでどうしたらいいか分からなくなるくせに。
 
 
「・・・・・・・。」
 
 
鋼牙は何か悩んでいる表情で、私から目を反らした。
 
 
「鋼牙、もっとちゃんと私を見て・・・。」
 
 
「・・・。
見てる・・・。」
 
目線だけ私に戻した鋼牙が憮然と呟く。
 
 
「見てないよ。
　別の何かを見てる・・・。」
 
 
「・・・・。」
 
 
私の指摘を受けた鋼牙は、今度こそちゃんと私を見つめた。
 
しかめっ面で睨むような目だけれど、以前のようにひるむことはない。
 
 
 
「ねぇ、鋼牙・・・。
　鋼牙はさ、魔戒騎士だから・・・・ホラー退治のことも他のことも・・・たくさん考なきゃいけないし、すごく大変だと思う。
　でもね、私といるときは・・・この家にいるときは。
　ただの鋼牙でいてほしい。」
 
下にいる彼に全身を預けて、ぎゅっと抱きつく。
 
鋼牙は重いため息をついて、私の背中に腕を回した。
 
 
「・・・お前は無理なことばかり言う・・・。
　そんなの・・・どっちも俺なんだ。
　容赦なくホラーを切り殺す俺も、カオルと一緒に居るときの俺も・・・全部俺なんだ。
　俺は、それが時々とても怖くなる・・・・。」
 
 
「うん・・・。
　鋼牙の心のどこかに、すごく怖い部分があるんだってこと・・・私ももう知ってる・・・。」
 
 
鋼牙の闇は、私には重くて深くて・・・・まだ触れられない・・・。
 
分かっていたのに、また突き付けられて胸が軋んだ。
 
また鋼牙に支離滅裂なことを願ってしまった。
 
 
「ごっ、ごめんね・・・！
　私、鋼牙を傷つけてばっかりッ・・・！」
 
目頭が熱くなるのを、押し留めなくちゃ。
 
だめ、だめ・・・もう鋼牙を困らせないって決めたのに。
 
泣いたって何の解決にもならない。
 
彼を傷つけるだけ。
 
 
今にも嗚咽を漏らしそうな私に、鋼牙はきっと気付いていたと思う。
 
それまで落ち込んだ様子を見せていたのに、急に普段どおりの声音に戻ったから・・・。
 
 
「ふん・・・俺を誰だと思っている？
　お前に何か言われた程度で傷つけられるほど、弱くない。」
 
“なめるな。”
 
 
冷たい言葉。
 
でもそれは、彼の優しさ。つよがり。涙。傷み。・・・愛。
 
 
突き放すような言葉とは裏腹に、私を抱きしめる力はきつくなったから・・・・。
 
 
バレバレだよ、鋼牙・・・。
 
 
 
「・・ちょっとぉ・・人がせっかく心配してあげてるのにー・・・。」
 
 
おどけて返すしかない。
 
言いたいことは山ほどある。
 
聞きたいことも。
 
 
 
でも彼がくれた優しさを無碍に出来ない。
 
 
　やさしいひと・・・。
 
 
「・・・鋼牙ぁ・・・。」
 
 
「・・・・泣き虫だな、お前は・・。」
 
 
優しく私の髪を撫でる指先が目じりの雫を掬い取る。
 
そのまま頬をすべる暖かな手の平が私の顔を上げさせた。
 
 
鋼牙の胸から顔をあげて彼を見ると、複雑そうに眉をゆがめながらも口元を微笑ませている。
 
その切ない表情に、つきんと胸が傷んだ。
 
 
「笑ってくれ、カオル。」
 
 
「え・・・？なに、いきなり・・・。」
 
 
「お前の泣きっ面はもう見たくない。
　笑え。」
 
 
「むっ・・・なにそれ命令？」
 
横柄な態度に、一瞬カチンとくる。
 
 
「・・・・。
　オネガイシマス・・・。」
 
片言の頼み文句はますます不満を募らせるだけだ。
 
ここで笑っちゃうのは、何だか負けたような気がして私は頬を膨らませて黙りこんだ。
 
 
「笑ってみせてくれると・・・嬉しいんだが・・・。」
 
 
今度は真摯に頼まれる。
 
ソファの上で鋼牙に乗っかったまま見つめた瞳は真剣だった。
 
 
茶化す雰囲気は瞬く間に消え去り、そんな気分じゃなかったけど私は懸命に笑顔をつくる。
 
 
うー・・・笑顔ってこうだっけ？
 
 
「・・・なんだ、その変顔は。」
 
 
「失礼ねっ！！」
 
ばちん！と鋼牙の額を叩いた。
 
 
 
・・・不思議ね。
 
元気付けようとした私が、逆に元気付けられた。
 
 
彼を支えるにはまだ多くのものが足りない。
 
いつの日か、鋼牙が何の遠慮も憂慮も抱くことなく私に自分の全てを見せてくれる日が来てほしい。
 
 
 
「・・・笑ってくれ、カオル。
　お前にはちっぽけなことに思えるかもしれないが、俺には・・・
　
　全てなんだ。」
 
 
ただ笑ってくれれば、それだけで救われる。
 
 
真剣な眼差しで、零れ出た言葉は彼がようやく吐露した本音だった。
 
 
ほんとうに、ちっぽけなこと。
 
大切だけど、小さなこと。
 
 
鋼牙の「全て」は、そんな「ちょっと」のこと・・・・。
 
 
 
もっと欲張りになってもいいのに。
 
私の「全て」は、あなたのものなのに。
 
 
すごく辛いとき・・・欲しいのは笑顔ひとつだけなんて・・・。
 
 
「ばか・・・・馬鹿だよ鋼牙は。」
 
 
「泣くな・・・。
　馬鹿ですまない。」
 
 
きつく抱擁して、慰めるように耳元で囁いてくれる。
 
 
 
優しく言ったって駄目よ。
 
 
もう謝っても、許してあげないんだから・・。
 
 
罰として笑顔の代わりに唇で鋼牙の口を塞いでやった。
 

 
我慢できずに彼のほうから噛み付いてくるまで、
 


私の気持ちを正しく理解するまで、
 




 
このキスは離してあげない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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「君だけが僕を癒してくれる」　by B’z（ハピネス）
 
B’zの曲「ハピネス」なイメージで書いてみましたｗ
 
 
好きな子の前で格好つけたいのは、男女共通だと思っている一二三さんでした☆
 
 

[23回]