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Posted by 一二三 - 2012.01.15,Sun
やっほー、一二三だよ~~!
皆様お元気ですか~?

ちょっと今回は時間が無かった!\(^o^)/オワタ

魔戒指南#11からのレビューを出来るだけみなさんに伝わりやすいように表現するにはどうしたらいいかと、

低スペックな一二三のPCと一二三の無い知恵を絞って、色々やってみたんですが上手いことできません;
時間だけがただただ無駄に流れて行きましたww

結局今まで通りな感じになると思います;むー悔しい!(;´皿`)


それから今回UPの小説ですが、最初は裏を書こう!と珍しいことにチャレンジしてみたんですが、やっぱダメだった!!ww笑

慣れないなぁ・・・;

無駄な努力の結果、裏小説の出来損ないという非常に立ち位置の微妙な駄文が出来るに至りました☆
まったくスイマセン!!


暇つぶしに読んでいただければ幸いです;


!今回の反省!
・無駄にきわどい
・深刻と見せかけてバカップル
・鋼牙が中途半端なツンデレ
・↑の結果、一二三のやる気ゲージがみるみる下がった



以上な感じでも大丈夫な方は「つづき」クリックで小説 『Orange』へどうぞ。


 
 
 
一日が終わって湯船に浸かった時、太腿に痛みを感じたカオルはぎゅっと縮こまった。
 
「いった~~・・・。」
 
左の太腿の外側に青痣が出来ているのを見て、昼間転んだ時のことを思い出す。
 
両手に大きな額を抱えていて前がよく見えなかったせいで、段差に気付かずこけちゃったんだった・・。
 
うわ~~、結構青くなってる。
 
一度痛いと思ってしまうと、どうしても気になる。
 
早めに湯船から上がり服を着て浴室を出ると、ジーンと痛む左足を庇いながら自室へと向かった。
 
 
 
 
『Orange』
 
 
 
 
「お風呂に入るまで気が付かなかったのにな~。」
 
 
部屋着のだぼっとしたズボンの上からさすってみる。
 
でもやっぱり触ると痛くて、ベッドの上で安静にしていることにした。
 
 
私ってドジだよね。
鋼牙が知ったら、「ちゃんと前ぐらいは見て歩け」って叱られるだろうなぁ。
 
想像して思わず顔がにやついてしまうのを、「んんっ!」と咳払いして正す。
 
しっかりしないとね!
 
まずは仕事仕事・・・。
 
 
スケッチブックを膝に抱えて次の作品の構図をねっていると、ノックの音がした。
 
 
「はーい!」
 
 
―「カオル、ゴンザがオレンジを切ってくれたぞ。」
 
扉の向こうから現れたのは、部屋着に着替えた鋼牙!
 
「わぁ~!ダブルで嬉しい~~!」
 
思わず両手を振り上げた私の手から鉛筆が飛んでいく。
 
「ダブル?」
 
私の意味不明な発言に鋼牙が眉をひそめた。
 
デザートと鋼牙。
この2つで嬉しかったんだけど、そんなこと言えなくて///
 
「あ~えっと・・・;」
 
「よく気付いたな。」
 
え?
 
鋼牙は感心するように呟いて、お皿の上のオレンジを見ながら話す。
 
「俺にはよく分からないが、ゴンザが言うにはネーブルオレンジとマンダリンオレンジらしい。」
 
あ・・・2種類ってこと??
 
へぇ、そうなんだ!
とりあえず誤魔化せた・・・!;
 
「ありがと、鋼牙!」
 
デザートの載ったお皿を受け取ると、鋼牙は踵を返そうとした。
 
 
部屋着ってことは今夜は指令書来ないんでしょ?
じゃあ・・・
 
「ねぇ、鋼牙もいっしょに食べようよ。」
 
「大丈夫か?絵を描いてる途中だったんじゃ・・・。」
 
「うん、でも構図を考えてただけだから。
 もう終わったし、休憩しようと思ってたからちょうどいいの。」
 
くるりと体を回してベッドから足を下ろすと、引き攣るように左足の太腿が痛んだ。
 
「う・・・。」
 
お皿をぎゅっと両手で握りしめて俯いたから、鋼牙が驚いてベッドの縁に屈む。
 
「おい!?どうした?」
 
コトン、とオレンジの載ったお皿をサイドボードに置いて私は心配かけまいと笑った。
 
「えへへ;
 昼間こけちゃって・・・。
 左足打って痣になってるの。」
 
 
「打った、て・・・。
 ドジだなまったく。
 ちゃんと冷やしたのか?」
 
「あ・・・えーと;」
 
冷やしてない。
 
 
「まさか、冷やしてもいないのに風呂に入ったのか?」
 
下から睨み上げられて、しまった・・・と内心思うがもう遅い。
 
「たっ、ただの打撲だから心配ないって!;」
 
「うるさい。
 つべこべ言わずに足を見せてみろ。
 ほら、早く横になれ。」
 
鋼牙は私の膝裏に腕を入れると、軽く抱えるようにしてベッドの上に戻した。
 
そのまま彼もベッドに乗り上げて、私の素足を掴む。
 
「で、どこを打った?」
 
聞きながら左足首を前後に動かす鋼牙に、うわ~ぁぁ///と感動を覚えながらも、こんな明るいところで太腿までズボンを捲り上げるのは恥ずかしい。
 
「へ、平気だってば・・・!」
 
上半身だけ起こしたままで両手をブンブン横に振るが、鋼牙に聞き入れる様子はなく足首を曲げ伸ばししていた彼の腕が、今後はグンっと膝を曲げさせてきて、バランスを崩した私は後ろの枕にコテンと倒れ込んだ。
 
「わわわっ!」
 
「・・・。」
 
 
無言の重圧に観念して、正直に青痣が出来た箇所を言おうと口を開く。
 
「・・・っ、太腿に・・・。」
 
もぉ~~なんだって、たかが打ち身でこんなに恥ずかしい思いしてるの私。
 
「・・・どうせ湿布もしていないんだろう?
 少し押すと治りが早い。
 裾を上げるぞ?」
 
「あ、う・・うん。」
 
 
鋼牙の掌が私の足をすべる。
 
足首から膝、太腿へと裾を上げるだけの行為のはずなのに、体の中心に熱を帯びてしまう自分が恥ずかしくてぎゅっと目を閉じた。
 
なんだかドキドキする・・・///
 
私の足に集中している鋼牙の視線が凛々しくて見惚れてしまう。
 
こういう時の頼りがいがあるっていうか・・・、鋼牙に任せておけば大丈夫って思う瞬間がたまらなく好き。
 
太腿の外側に広がる青痣に、鋼牙は案の定眉をしかめた。
 
「・・・こんなでかい痣作って・・・。」
 
 
「い・・・いいでしょ?
 私の身体なんだし。」
 
甘えたい気持ちを誤魔化したくてぶっきら棒に返す。
 
そもそも怒られる理由が分かんないし・・・。
 
「じゃあ、自己管理ぐらいしろ。」
 
なによぉ、いじわる・・・!
 
妙に今夜はつっかかってくる気がして、言い返そうと上半身を起こした時、鋼牙はぐっと痣を指で押した。
 
 
「っ!い・・・」
 
途端に鈍い痛みを感じて、私は体を縮める。
 
「耐えられないくらい痛いか?」
 
「は・・・え?ううん。」
 
チラリと私の顔色を窺う鋼牙の瞳は柔らかく優しげで、痣に加わる痛みとのギャップに混乱する。
 
「熱をもってるから、あんまりしない方がいいが。
 痣は少しばかり押したほうが早く治る。
 今度から、打ったらすぐ冷やせ。」
 
太腿に鈍い痛みを感じながら、鋼牙の優しさに救われた。
 
自分だって疲れてるのに、こうやって私の面倒を見てくれる・・・。
 
そうだよね、鋼牙の言う通りよ。
自己管理くらい出来るようにならなきゃ。
 
 
少しの間、マッサージのように痣を押してくれていた鋼牙の手の力が緩まった。
 
「・・・とりあえず、このくらいでおいておこう。
 明日になっても痛かったらゴンザに相談すればいい。
 あと、痣を早く治すにはビタミンCが良いんだ。
 オレンジもたくさん食べろ。」
 
 
「ありがとう、鋼牙。
 なんだか楽になった気がする!」
 
意固地になってた自分がみっともなくて、私は素直に鋼牙に謝った。
 
「ごめんね・・・、今度からはちゃんと自分でやるから。
 何度も鋼牙に面倒かけられないし!
 自己管理出来るようになるね!」
 
 
「・・・カオル、俺は・・・確かにそう言ったが・・・。」
 
「鋼牙?」
 
鋼牙の耳がかすかに赤いことに気付く。
 
その時、ギリギリまで上げたズボンの裾の上、足の付け根あたりにちゅ、と口付けた。
 
「あっ///」
 
途端、背に駆け巡った感覚に身をよじる。
 
太腿の隆起に唇を滑らせる鋼牙に、どくんと胸が跳ねた。
 
「お前のドジなんて今更治るか・・・。
 もっと頼ってくれ・・・頼むから。」
 
 
羞恥心を耐えながらそう言った鋼牙の顏は紅くて・・・そしてどうしてか切なく見える。
 
「う・・ん・・・///
 頼ってるよ・・・。」
 
 
「・・・ほかに痛いところは?」
 
「えっと・・顏・・・かな?」
 
「顏?」
 
鋼牙の柔らかい唇が私の額に触れる。
 
「ううん・・・違う・・・。」
 
「頬?」
 
くぐもった声で尋ねながら、今度は頬にキスをしてくれる・・・。
 
 
「ちが・・うよ///」
 
分かってるでしょ・・・。
 
 
熱く交わった視線が物語るものなんて、言葉にしなくても伝わる。
 
うそつきで意地っ張りな唇を塞いで・・・。
 
鋼牙の指先が耳の後ろを撫でるように私の顎を上に向かせた。
 
ゆっくりと閉じる瞳を合図に、鋼牙の首に両手を回して応える。
 
 
そっと合わさった唇から与えられる甘やかな刺激に私は没頭していった。
 
柔く食んで啄み、ちゅっと吸い上げ、舌先で突かれ・・・
角度を変えて唇を擦り合せては深く繋がった。
 
 
「・・はっ、ン・・」
 
 
上がっていく呼吸にともなって意識が白んでいき、まだキスだけなのにじっとしていられなくて、ぎゅうっと鋼牙に抱き着く。
 
唇の隙間からふっ・・と鋼牙が吐息をつくように笑った。
 
「そんなに抱き着いたら離れられない・・・。」
 
離れないで・・・。
 
「離れたりしないで・・・お願い・・・。」
 
自己管理だなんて。
独り立ちだなんて、させないで。
 
「鋼牙がいなきゃ・・・だめなんだもん・・・!」
 
ぐっと目の前の喉仏が上下した。
 
脚の間に膝を割り込ませて、わずかに反らせた腰を鋼牙が抱き寄せる。
 
「・・カオル。
 俺はお前を傷つけない。
 誰にも傷つけさせない。
 何があっても守り抜く。」
 
 
「うん・・・知ってるよ。」
 
鋼牙はそういう人だって。
 
「だから・・・。」
 
 
“だから”・・・?
 
 
鋼牙は口元を引き結んで、何かを耐えるように眉間の皺を深くした。
 
こうやって何度、彼に組み敷かれたか分からない。
でもその度にほんのすこし垣間見える表情が切なくて、私は胸を鷲掴みにされたような感覚になる。
 
なぜ?
どうしてそんな顔をするの?
 
私はただこうして抱きしめてくれるだけで、すごく幸せなのに。
 
ただの打撲なのにこんなに気遣ってくれて・・・大事にしてくれて、鋼牙の優しさに依存してしまいそう。
 
じっと言葉の続きに耳を傾けて、感覚を研ぎ澄ませながら待った。
 
でも・・・
 
 
「お前も自衛する努力ぐらいしろ。」
 
「むぎゅ!」
 
 
突如、口に広がる甘酸っぱい香りと味に私はかすみかけた思考が一気に引き戻される。
 
お・・・お・・オレンジ!?
 
薄く開いた唇に押し込まれたのは、サイドボードに置いたデザート。
 
思わずごっくんと飲み込んで、鋼牙に混乱をぶつける。
 
「なななななんで!?;」
 
「言っただろう?
 ビタミンCは打撲を早く治す、と。」
 
さっきまでの切なげな表情はどこにいったの!?と聞きたくなるくらい余裕に満ちた顔をする鋼牙。
 
あれ?また誤魔化された??
 
ていうかよく考えると、これって・・・。
 
二切れ目を差し出した鋼牙が口端を上げて笑った。
 
「ほら口を開けろ。」
 
これって・・・!
 
『あ~~ん』!?
 
 
こ、こんなの付き合ってから初めて・・・
 
なんて感動してる場合じゃない!;
 
恥ずかしすぎて喉の奥からカァっと熱くなった。
 
「いっいいよ!自分で食べれるからぁ~~!///」
 
「気にするな。」
 
気にするよ・・・!
 
「オレンジを食べると黄色くなるというが、お前は赤いな。」
 
からかわれてるのは分かってる。
 
こうやってはぐらかされたのも1度や2度じゃない。
 
でも、いつかはきっと話してくれるよね?
今は無理でも・・・いつかきっと。
 
すぐ隠してしまう鋼牙の心を、捕まえてみせる。
 
 
オレンジは少し酸っぱくて胸がきゅっとなるけれど、いつか甘くなるから。
 
 
 
 
柑橘類の甘酸っぱい香りと大好きな鋼牙の匂いに心地よさを感じながら睦み合った。
 
二人の時間がいつか距離を縮めてくれると信じてる。
 
 
私の身体を掻き抱いて熱い口付けをくれる彼に、素足を絡めてまとわりついた。
 
 
 
 
 
 

 
Q. 一二三さん、これはいったいなんですか?
 
A.やっつけ仕事パート2・・・ (゚ω゚;)


ちょっと前回の後に連載中の長編の続きをUPするのはさすがに、ドSすぎる気がしたので小休止という感じでUpしました;

けったいなものお見せしてすいません!orz

拍手[37回]

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Comments
龍鈴様、ツッコミ感謝です!v

今回も拍手&メッセージ、本当にありがとうございます!
いつもお世話になりっぱなしですいません;

あははwほんとですよ!たまには裏でも書いて鋼牙にご褒美あげたかったんですけどw
いや~精進あるのみ!ですよね☆

頑張ります!
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.01.15,Sun 23:11:44 / Edit
なな様、およよ!?w笑
拍手メッセージ!ゴッチャンデス☆

>これはいったいなんですか?ほんとにいったいなんですか~?


大・丈・夫!v
一二三にもわかりま千円!(*´∀`)

あ・・・はは(乾)・・・やってもーた...orz
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.01.15,Sun 23:12:10 / Edit
みゆ様、こんばんはーー!!
拍手メッセージ感謝ですv
元気な挨拶うれしいっす☆

『あ~んとかされたら、指までいく』by みゆ様


名言いただきました☆
ありがとうございました!!

Posted by 一二三(管理人)です - 2012.01.15,Sun 23:12:34 / Edit
ぐみ☆様、初めまして!
初拍手メッセージ、誠にありがとうございます!!
管理人の一二三です(*´∀`*)

わぁ!全部読んでくださったのですか~!?w
拍手もいっぱいくださって、すっごく嬉しいですv
こちらこそお礼申し上げます。

そして・・・

>『翼君に関してはどんなシリアスな場面でも「しかしここは閑岱の地!」が浮かんでしまい、もはや笑わずに見ることができなくなりました;』

ああぁぁーーー!!Σ(゚Д゚;すすすスイマセン!!;
あたしゃーとんでもないことを・・・!;

ちょっとネタキャラに走り過ぎた感はありました・・・今は反省してますw笑

もうホントwとんでもないサイトですが、今後ともよろしくお願いします☆

またぜひ、遊びに来てくださいね~v
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.01.17,Tue 21:15:09 / Edit
是空様、またメッセージ頂けて嬉しいです!
拍手&メッセージ☆誠にありがとうございます!
ギャグもシリアスも楽しんで頂けているようで、ホッとしましたw
ありがたいお言葉本当に感謝しています。

『ガロンジャイ』がまさかの続編希望!?ww爆笑
そうですね、また何かめでたいことがあった折には、ぜひv

そういえば・・・近々ファミ劇で牙狼祭りがあるとかwwふふふ、楽しみですね☆


またのお越しをお待ちしておりまーす!
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.01.17,Tue 21:16:00 / Edit
無題
一二三様こんにちわ。
いえ、翼くんのあの一言、「でるかでるか~?」と楽しみにしてますんで(笑)是非このままの路線でお願いしま~す!
どんな暗い気分のときでも笑える、すごいです!
ありがとうございます!
Posted by ぐみ☆ - 2012.01.18,Wed 17:37:16 / Edit
Re:無題
ぐみ☆様、こんにちは!

コメントありがとうございます~v
とっても嬉しいです!

おぉ!わかりました!ww翼氏は今後もあんな感じでww笑

『どんな暗い気分のときでも笑える』なんて・・・!(ノД`)・゜・。←感極まり
いや、もう!その言葉を聞いた一二三の気持ちが晴れやかにww

もったいないお言葉ありがとうございます!
これからも頑張らせていただきます!
Posted by - 2012.01.19 at 22:40
青佐様、拍手ありがとうございます!
今回も忙しい中、遊びに来てくれて嬉しいですv
うわぁ~vギャグ漫画かいちゃおうかな、と予定されてるんですか!
もし出来上がったら一二三にも見せてくださいね~(*^-^*)/楽しみ~v

天野月子さんの曲聞いてくださったんですね!
ありがとうございます。
いいですよ☆彼女の曲は全部好きです!
もちろん「聲」も大好きです!

カオルがなぜガロのお嫁さんになれないのか、の答えが気になります。とのことw
そうですよね~、それはまた追々書いていきますがMSが終わってからになるかな~とか思ってます。

色々楽しみにしていてもらえると嬉しいですv

「春よ来い」はほんと色あせない名曲ですね。
一二三も大好きです!
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.01.21,Sat 23:05:50 / Edit
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