Posted by 一二三 - 2010.10.31,Sun
ハロウィンをテーマに鋼牙×カオルで小説ですv(←というか駄文だけどね!ドンマイ☆)
amazonさんから「魔戒之書R」が届きましたよ!
ああ~これで、牙狼関係の書籍が5冊目に・・・・(満悦)
最後のほうの小西さん×肘井さんの対談は鋼牙×カオル派としては必見かと!!必見かと!!(大事なことなので2回いいました)
もうね!!抜かりの無いファンサービスありがとうございます!!ご馳走様でした!!・・・これでご飯3杯はイケる!
とんでもない情報(ネタバレ)に関することがコメントされてて腰抜けそうになりましたよ! ヽ(*´Д`*)ノ!!!!
おかげで映画は目を皿のようにして見なければいけないことが確定しました。
話が脱線しまくりましたが、以下クリックで小説ですww
時間設定としては「白夜の魔獣」編後の時系列です。
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もうね!!抜かりの無いファンサービスありがとうございます!!ご馳走様でした!!・・・これでご飯3杯はイケる!
とんでもない情報(ネタバレ)に関することがコメントされてて腰抜けそうになりましたよ! ヽ(*´Д`*)ノ!!!!
おかげで映画は目を皿のようにして見なければいけないことが確定しました。
話が脱線しまくりましたが、以下クリックで小説ですww
時間設定としては「白夜の魔獣」編後の時系列です。
「トリック・オア・トリートー☆!」
今日は10月30日。
朝、開口一番にカオルが言ったのはこんな言葉だった。
「・・・・なんだ、それは。」
妙に楽しそうにうきうきとしているカオルに真顔で返すと彼女はうな垂れた。
「・・・・やっぱりね・・・。
別にがっくりなんてしてないんだからねっ!
予想の範囲内なんだから!
そうよ、全然気になんかしてないんだから!馬鹿じゃないの!?
ばーか、ばーか、ばーか!!」
なぜか言いながら泣きそうになっているカオルに冷や汗が流れる。
「∑お、おいっ待て!;わかった!わかったから、泣くな!」
一体なにが彼女をそうまでさせるのか、まるでさっぱり分からないが、とりあえず宥める。
困っている俺をどう思ったのか、ゴンザが説明に入った。
「今日はハロウィンといって、いわゆる日本でいうところのお盆です。
子供たちがお化けや怪物に仮装して、家を回りお菓子をくれなきゃイタズラするぞ?と訪ねて回るという、お祭りのようなものです。」
なんだ、それは。
まるで何の意味があるのか分からない・・・。
「まぁ、最近は大人が仮装して街を歩くことも多く、子供たちだけのお祭りという感じではありませんが。」
《ということはつまり、この嬢ちゃんはさっき鋼牙に菓子くれと言ったわけか?》
ザルバの言葉に浮上するどころか、ますます首が下がるカオルを庇うようにゴンザが口を挟んだ。
「ああ、いや、あの、・・・まあ!遊び心ですよ!
カオル様は鋼牙様の気分を盛り上げようと、きっと・・・。」
ああ、そうか・・・・それは多分、・・・俺が悪いんだろう・・・。
「すまんが、菓子は持ってない・・・・。」
カオルを刺激すまいと神妙に言うと、彼女は地鳴りが響きそうなほど低い声で答えた。
「・・・・別にお菓子が欲しいわけじゃないわよ・・・」
その空気に男三人が凍りついた。
《・・・じゃあ、いたずらのほうか?》
怖いもの知らずとはこのことだ。
頼むからザルバ、黙ってろ・・・!
「そうね・・・お菓子が無いなら、いたずらするしかないわね・・・。」
何かを思い立ったように呟くと、ひとため息ついて、カオルは今度こそ俺に向き直った。
「今夜もし、指令書が無くて・・・・ホラー退治にいかなくてもよかったら・・・・。
ちょっと私に付き合ってくれたら、嬉しいな。」
「・・・?それがイタズラか・・?」
うん、とカオルは頷いて、今朝二度目の笑顔をようやく見せた。
それから何事もなかったように、いつもどおり食卓について朝食を取る。
ちらりとカオルを見ると、彼女はなにやらパンに向かって百面相している・・・・。
・ ・・・なにやってんだ・・・。
まあ、いいか・・・と無理やり納得し、普段どおりオブジェの浄化に出かけた。
お昼に屋敷に戻ると、ゴンザとカオルが何事か企んでいるようで、二人でひそひそと相談しているようだった。
怪訝に思いつつも、俺は手早く剣の手入れを済まし、いつもと変わらぬようにまた午後も出かけた。
オブジェの邪気を浄化しつつ、意識しなくても今朝のことを思い返す。
《なんだ、なんだ?今日はやけに仕事が速いじゃないか?》
からかうようなザルバの口調に少し恥ずかしくなった。
「別に////・・・いつもと変わらないさ・・・。」
《照れなくてもいいだろ?ほんとはカオルとの約束が楽しみなんだろ?
だからホラーが現れないように、念入りに浄化してるじゃねえか。》
「っ・・・だから!これは魔戒騎士の昼の務めだろ!」
《ひゅ~ひゅ~!この色男!》
・・・・駄目だ・・・、もう人の話を聞いていないな・・・。
「黙ってろ!それより、次だ!次!」
振り切るようにザルバの野次を止めさせると次のオブジェへ向かう。
日が暮れる頃には感知できる全ての邪気を浄化していた。
・・・これでは、本当に期待しているようじゃないか・・・。
ばかばかしい・・・と自嘲する。
玄関扉のドアノブを握る手が汗ばんでいた。
胸の動悸に気付いて内心舌打ちする。
・ ・・・・・思春期じゃあるまいし・・・!
「・・・ザルバ。
何か気持ち悪くなることを言ってくれ。」
舞い上がっている気分を少しでも落ち着かせたかった。
《・・・・。ミミズの流しそうめん・・・》
「・・・・気持ち悪いな。」
「・・・う″ぇ・・・」と呟きつつ玄関を開けるとそこに、カオルが立っていた。
「今『うえ』って言わなかった・・・!?」
ショックを受けたようにカオルが詰め寄る。
見ると彼女はよそ行きのお洒落なコート姿だった。
「・・・そ、そんなに似合わないかな・・・」
いや・・・よく似合ってるし・・・可愛い・・・・・・。
まさかそんな事言えるはずもなく・・・・!
「い、言ってない!言ってない!」
慌てて取り繕うしかなかった。
涙ぐむカオルが「ひぐっ」と鼻をすする。
・ ・・・間が悪すぎた・・・。
「悪かった。
別にお前に向かって言ったわけじゃない・・・・本当だ。」
「・・・じゃあ、可愛い?」
・ ・・・かわいい・・?
かわいいかだとぉ!?
言うしかない・・・言うしかないのか!?
「ぐっ・・・・////か・・・・可愛い・・と、思う。」
ぼそりとなったのは致し方ないと諦めてほしい。
返事に満足したのか、カオルはえへへと照れ笑いした。
「ね!鋼牙!今朝約束したでしょ?
一緒に出かけよう!」
楽しげに語るカオルに、しかし・・・・と俺はゴンザを見やる。
「大丈夫です。指令書は出ておりません。
どうぞ、ごゆっくり楽しんできてください。
ザルバ様はわたくしがお預かりします。」
《えーーー、なんだよ!のけ者か!》
「お願い!ザルバ今夜だけ!」
不平を述べる相棒に、カオルは手を合わせて頭を下げた。
《ちぇ~、ま!しょうがないな!今日のところは鋼牙を貸してやるよ。》
「・・・どういう意味だ。」
おどけて横柄に振舞うザルバに思わず笑んだ。
《門限には帰れよ!》
中指から外す際に言われ、思わず「子供か!」と突っ込んだ。
ザルバをゴンザに託し、カオルを伴って屋敷を後にした。
夜風がやさしく頬を撫でる。
「今日は、どこをまわったの?」
徐に市街地へと歩きながら、カオルが尋ねてきた。
「・・・住宅地周辺と・・・港の方を。」
「じゃあ、商店街には出てないのね?」
ああ、と答えると彼女はよかったと呟く。
「今ね、ハロウィンのライトアップしてるんだ!
すっごく綺麗だから、鋼牙にも見せたかったの!」
楽しそうに語るカオルを見ていると、こっちの表情も柔らかくなってくるように思えた。
カオルが楽しそうなのを見ているのは好きだ。
なんとなく、落ち着く・・・。
「あ!こっちこっち!」
商店街に着くと、カオルは俺の手を引いて公園方面へと向かう。
「すごいでしょ!?」
見ると公園はオレンジ色のイルミネーションで美しく輝いていた。
その光景は決してくどくはなく、周囲の植物とも調和が取れていて、素直に綺麗だと思った。
大きなかぼちゃ型のライトも点在するように置いてあり、すこしおどけた様な、それでいてお洒落な雰囲気を作っている。
公園の中心にあるアーチに目を向けると、そこにはいつか見たことのあるオブジェが飾られていた。
「これは・・・!」
それは翼を持つ黄金騎士の姿だった。
デフォルメされている姿が、まさしくカオルの描く牙狼の絵そのものだったのだ。
オレンジのライトが黄金のように輝かせていた。
美しさに圧倒されて言葉を失う俺に、カオルは静かに話しかける。
「この公園のイルミネーションね・・、管理している商店街の人たちに依頼されて、私がデザインしたの。
見る人があったかい気持ちになれるように、希望を持てるようにって・・・・。」
「“希望”・・・・。」
「私の希望はガロ・・・・鋼牙だから・・・。
きっとね、ハロウィンって・・・魔戒騎士に感謝している人たちが始めたんじゃないかな?
・ ・・夜は暗くて怖いし、ホラーが現れる・・・でも、ガロが助けてくれる。
一見すると、人間から見ればどちらも異形のものだけど、私たちを守ってくれる存在もいるんだって・・・・。
私・・・ハロウィンはね、人間がお化けの格好することで、そんな異形の人たちに、私たちは仲間だよって、人間から歩み寄ろうとしているお祭りだと思ってるんだ。
一緒の目線で立つために、お化けの格好するんだよ、きっと。」
「だから、鋼牙に見て欲しかった。知って欲しかった。」
公園には多くの家族連れ、それに恋人達や友達同士・・人々が皆、笑顔でこのイルミネーションを見つめていた。
狭いこの公園に人々の喜びが溢れている。
「すごいな・・・カオルは。」
感嘆の想いが溢れた。
「え?私が?」
「お前はこんなにもたくさんの人々を笑顔にすることが出来るんだ・・・・。
それはとてもすごいことだと俺は思う。
たとえ、命を懸けてホラーを狩っても、俺には人々を笑顔にする力なんてないから・・・。」
「そんなこと・・!」
「本当だ。
以前言われたことがある・・・・。
ホラーになって俺に斬られた者達・・・その人たちの家族や恋人、友人の悲しみや苦しみはどうなる・・・と。
俺に出来るのは、結局その程度のことなんだ。
そんな人々に必要なのは希望だ。
お前はそれを作り出すことが出来る・・・描くことが出来る。」
このイルミネーションを見ていると、優しい気持ちになれた。
本心を素直に口にすることも・・・。
「・・・私が、また絵を描けるようになったのは、鋼牙のおかげだよ?
やっぱりすごいのは鋼牙だよ。」
笑顔のカオルがイルミネーションで輝いて見えた。
「“Trick or treat”だったか?」
「え?あ・・・私、お菓子持ってないんだけど?
ていうか、鋼牙甘いもの苦手だよね?」
「甘いものはお菓子以外でもあると思うが?」
「えっ!!?お菓子以外で・・・??
う~~ん、分かんない・・・。」
真剣に悩んでいるカオルを見ていると余計からかいたくなってくる。
「分からないのか?
じゃあ、イタズラだな・・・。」
口端を上げて試すように顔を近づけるとカオルは真っ赤になった。
・ ・・まだ何もしてないんだが・・・・。
どんなことを想像したのか聞いてやろうか?
悪戯心が沸き起こるが、カオルの機嫌を損ねたくはない。
俺は黙ってそのまま顔を近づけた。
二つの影が重なる。
そっと重ねた唇に想いをのせて。
顔を離すとカオルが堪え切れない、といわんばかりに茹蛸よろしく真っ赤になった。
「・・・・・・・甘いな・・・」
「///////っ・・・ちょっとは自分がイケメンだって自覚して!!」
end
実際にはハロウィンの仮装は魔よけのためにするものですが、こんな解釈をしてもいいかなと思います♪
うちの鋼牙は多分一生思春期www糖度高めのつもりで書きましたが、どうなのかな・・・。もっとハードル上げてもいいのかしら?
まあ、アレな描写を含むものをいくつか書き上げてはいるんですが・・・・うpする勢いが足りないんですよ!
もし、公開するとなったら、18禁ページ作らないとな・・・・皆さんの希望があればの話ですね。
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Comments
こげうー様、ありがとうです!
返信が大変遅くなってしまい、すみません;orz
「魔戒之書R」ご購入くださったのですね!!
感激です!ありがとうございます(*´∀`*)
あの小西さん肘井さんの対談はほんとお腹いっぱいにさせてくれますよね~~v
肘井さんに冷静にツっこむw小西さんが鋼牙ぽくて良いですv
そして「HERO VISION」持ってないのでうらやましいです・・・!!(悶々)
一二三指くわえて我慢します!泣
そういう情報(牙狼関連商品に関して)大歓迎なので、また教えてくださると嬉しいです!
ではでは~。
「魔戒之書R」ご購入くださったのですね!!
感激です!ありがとうございます(*´∀`*)
あの小西さん肘井さんの対談はほんとお腹いっぱいにさせてくれますよね~~v
肘井さんに冷静にツっこむw小西さんが鋼牙ぽくて良いですv
そして「HERO VISION」持ってないのでうらやましいです・・・!!(悶々)
一二三指くわえて我慢します!泣
そういう情報(牙狼関連商品に関して)大歓迎なので、また教えてくださると嬉しいです!
ではでは~。
みるくぱん様、お初にお目にかかります!
一二三と申します☆
ツンデレは文化・・・!!(力一杯)
そして鋼カオはユートピア☆
一二三の戦いは決して孤独ではないことを知りましたw
ありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
ツンデレは文化・・・!!(力一杯)
そして鋼カオはユートピア☆
一二三の戦いは決して孤独ではないことを知りましたw
ありがとうございます。
またのお越しをお待ちしております。
龍鈴様、みみずの流しそうめんーー(゚ω゚;)
拍手メッセージありがとうございます!
何かテンションを下げる言葉を考えたら、こういうのが出てきました;
普段からグロいものをw見慣れている鋼牙には、精神的にくるものの方がいいかなぁ~とw
竹の上をカンタロウミミズが流れてくるのを想像していただければ完璧かとw←何が?;
またお付き合いのほど宜しくおねがいします!
何かテンションを下げる言葉を考えたら、こういうのが出てきました;
普段からグロいものをw見慣れている鋼牙には、精神的にくるものの方がいいかなぁ~とw
竹の上をカンタロウミミズが流れてくるのを想像していただければ完璧かとw←何が?;
またお付き合いのほど宜しくおねがいします!
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