忍者ブログ
Posted by - 2024.04.20,Sat
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Posted by 一二三 - 2011.01.30,Sun


ふー、一二三です;

やっとこさ12500hit御礼☆小説正規版、完成しましたYO!
お待たせしましたーー!!


小説 『まつなきこと』です!(鋼カオv)


なんと途中からヌルい裏に繋がってます!!(*´Д*)

ちなみに12500hit でめろん様(←反転表示)より頂いたリクエストは・・・・

「クリスマス長編小説最終話のすぐ後のお話を!」でした☆

本当にお待たせしてすみませんでした!
これからもよろしくおねがいします☆


時間が無いのでw急ぎ足UPで申し訳ない!!orz


では「つづき」クリックで 小説 『まつなきこと』 途中まで見れます!
※完全版は裏ページ『under gerden』で見てね☆





 
展示会初日が大成功のうちに終わったことを、一刻も早く彼に知らせるため、カオルはアスファルトの道を息を切らせて走った。
 
 
 
 
 
 
『まつなきこと』
~12500hit☆御礼小説~
 
 
 
 
 
 
鋼牙の毒はだいぶ抜けたのかな?
 
もう熱は冷めたかな?
 
腕の傷の具合は?
 
 
朝、大慌てで冴島邸を飛び出したものの・・・カオルは鋼牙が心配でたまらなかった。
 
自分を守って傷を負った鋼牙・・・。
 
心配で、心配で・・・・
 
目を覚ますまで気が気じゃなかった。
 
 
 
もし、まだ辛そうだったら・・・明日は美術館には行かずに一日側にいたい。
 
やるべきことはもう終えたし、何より自分が絵を描くことは彼なくして成し得ることではないから。
 
画家でいるためには、鋼牙の存在がなくてはならないことをカオルはもう悟っていた。
 
二度と自分から離れるなんて言わない。
 
 
痛みも、過酷な運命も一緒に受け止めると覚悟を決めたから。
 
一人では無理でも、二人ならきっと大丈夫。
 
 
 
 
カオルは駆け込むようにして冴島邸の玄関を開いた。
 
 
「はぁ、はぁ・・・鋼牙は!?」
 
大慌てで息を切らせながら尋ねると、出迎えた執事はゆっくり微笑む。
 
 
「また熱が出ていますが、大丈夫です。
 心配はいりませんよ。
 明日には立ち上がれるほどに回復しているでしょう。」
 
 
そっか・・・まだ熱があるんだね・・・。
 
励ますようにゴンザさんが「魔戒騎士は丈夫ですから・・・」と言ってくれることさえ、あまり耳に入ってこない。
 
そのまま2階に続く階段を駆け上がろうとすると、ゴンザさんから静止の声がかかった。
 
「ああ!カオル様!
 鋼牙様のお部屋には入られませんよう・・・。」
 
 
「え・・・なんで・・・。」
 
 
「カオル様を通すな、との鋼牙様からのご命令です。」
 
 
ゴンザの言葉にカオルは耳を疑う。
 
「ど、どうして・・・?」
 
「・・・・はて、私は存じ上げませんが。」
 
「・・・そう・・・。」
 
カオルはショックを受けた様子で、ゆっくり上りかけた階段を再び下ろうとする。
 
それを見ていたゴンザはひとつ妙案を思いついて、ほくそ笑んだ。
 
 
「・・・とはいえ、カオル様には鋼牙様の命令に従う義務はありませんな。
 慕う人に会いに行くのに理由など必要ありませんし、それを止めるような無粋な事は致しかねます。」
 
 
「ゴンザさん・・・・」
 
「鋼牙様はあなたにご負担を掛けまいと壁を作ることがあります。
 きっとそれはこれからも変える事は難しいでしょう。
でもあなたは、そういう壁を越えて・・・ここに戻ってきてくれたんでしょう?」
 
 
強く確かめるような執事の瞳は希望の色に満ちている。
 
 
「うん・・・、ありがとゴンザさん。」
 
にこりと笑ったカオルの背を見送りながら、執事はほっと安心して息をついた。
 
 
―――・・・・
 
 
 
 
鋼牙の部屋の扉をノックするが、返事は無い。
 
しばし躊躇うが、えーい!こういうのは思い切りが大事、とドアノブに手をかけた。
 
 
そっと扉を開いて体を滑り込ませ、音を立てないように扉を閉める。
 
ベッドを見やると、鋼牙が横になっているのが分かった。
 
忍び足で近付いて顔を覗きこむと、頬は赤く、荒い呼吸をしながら寝込んでいる。
 
 
熱を測ろうと、額に手を伸ばすとすぐに分かるほど熱かった。
 
 
・・・・朝より悪くなってる気がする・・・。
 
 
サイドテーブルに置いてある氷水で、タオルを湿らし鋼牙の額を拭いてやる。
 
 
辛そうな彼を見ていると胸が痛い・・・。
 
いつも強い彼だからこそ、こんなときどうしてやればいいのかわからない。
 
 
昔、幼いころ母がやってくれたおまじないを思い出す。
 
痛みじゃなくて熱にも効くのか分からないけれど、カオルは思いつく限りのことを彼にしてあげたかった。
 
幸い鋼牙は寝ているし、誰にもばれることは無い。
 
早い呼吸を繰り返している彼の唇に視線が釘付けになる・・・。
 
カオルは心の中で痛いのとんでけ~~、とおまじないを唱えながら優しく触れるように、唇をそっと彼へと重ねた。
 
 
少し熱がある彼の唇に触れると、思った以上に柔らかくて心地良い・・・・。
 
 
・・・・そういえば、自分からキスするのは初めてで・・・。
 
 
恥ずかしさに頭がぼうっとして、頬が燃えるように熱くなった。
 
 
ゆっくり顔をおこして、今しがた口付けた彼の唇を見やる。
 
 
・・・・私、鋼牙にキスされたんだよね・・・。
 
押し倒された時はさすがに驚いたけれど、・・・・嫌じゃなかった。
 
 
逆にもっと・・・、と望む自分がいて・・・・・。
 
そんな自分を見透かされているようで恥ずかしくて、・・・苦しくて・・・
 
もっときつく、鋼牙に抱きしめて欲しくて・・・。
 
 
 
胸がきゅんと締め付けられる。
 
こんな感覚初めてで・・・・カオルはじっと食い入るように鋼牙を見つめた。
 
 







※このつづきはぜひ「under gerden」でどうぞ☆

拍手[45回]

PR
Comments
匿名様!多謝ですv
拍手ありがとうございます!!
お名前が表示されませんでしたので;
大変失礼ながら「匿名様」とお呼びしますね。

こちらを見てから「under」の方に参られたとのことでwとっても嬉しいです!

これからも両ページのリンクはやっていきたいので、楽しみに待っていただけると幸いですv
Posted by 一二三(管理人)です - 2011.02.11,Fri 22:54:57 / Edit
早野紫希様、お初にお目にかかります!
初めまして!一二三です☆

なっなっ・・・なんですとーーー!!ヽ(;゚Д゚)ノ
牙 狼 サ イ ト さんですか・・・!!
運営仲間さんに来てもらえるなんて!!

嬉しい反面、非常に穴に入りたくなった一二三です;

一二三のつたない文章でお気を悪くされてるんじゃないでしょうか?ビクビク
楽しんでいただけているといいのですが・・・;



ぜひ!ぜひとも!遊びにいきます・・!!
よろしかったらリンク繋がせてもらえたら嬉しいです♪

Posted by 一二三(管理人)です - 2011.02.13,Sun 16:47:40 / Edit
めめ様、どんと来てくださいましv
出会った頃には映画終わってたんですね・・・泣。゚(゚ノД`゚)゚。

お気持ち分かります・・!!
一二三も「白夜の魔獣 愛蔵版」を後から知ったときはもう、もう・・・!

時すでに遅し!!

バレンタインは甘かったですか??|・ω・*)チラ
Posted by 一二三(管理人)です - 2011.02.13,Sun 16:57:00 / Edit
龍鈴様、裏ページ放置ですみません;
拍手コメントありがとうございます!

鋼牙とカオルは微妙にズレているところがポイントかと・・・!!ww
単にズレてる2人が一二三は好きなだけですけどね!そこがいいんですよ!!(熱)

こと相手の気持ちには鈍感というか。。。
まぁ、鋼牙さんは自分の気持ちにも鈍感な気がしますねww笑

そこはこれからもカオルにリードしてもらいたいですーv

では、またのご感想お待ちしてます!
Posted by 一二三(管理人)です - 2011.07.30,Sat 00:31:39 / Edit
Post a Comment
Name :
Title :
E-mail :
URL :
Comments :
Pass :   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
TrackBack URL
TrackBacks
Calendar
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
Comment
[01/07 pin]
[11/27 selfish]
[11/11 茅]
[06/10 夕美]
[11/12 茅]
Search
Counter
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
忍者ブログ [PR]