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Posted by 一二三 - 2010.11.10,Wed

999hit 御礼ということで!小説うpします!

一応先の「febbra  alta」の続きになってます。

こっちの「stella candente」のほうは鋼牙サイドのお話ですので一つよろしく!


実は999hit の小説のほうは全部でイタリア語題3部作にしようと思っています。

谷山浩子さんの終末3部作ぽく。

1 febbra alta / 恋慕 -カオル
2 stella candente / 流星 -鋼牙
3 protezione / 守護 -カオル



結構暗い流れになっているので、一二三もつらいですがなんとか頑張ってうpしますので、皆様も応援宜しくお願いします!

最後には皆さんも知ってのとおり、幸せな結末になりますので!今は鋼牙、カオルと一緒に頑張ってくれると嬉しいです。


ではでは、「stella candente 」へは続きクリックでどぞ☆


振り上げた剣は重かった。
 
 
 
ソウルメタルは心に反応して、その重さや形状を変える。
 
認めたくはないが、剣が扱いにくいのは心が乱れている証拠だった。
 
 
 
 
自分を殺したくなった。
 
 
 
 
 
『stella cadente』
 
 
 
 
最初は、餌として生かしておこうと思った。
 
 
事実だ。
 
それに、人を守るのが魔戒騎士の務めであるというのに、血に染まりし者なら斬れという掟はおかしいと思っていた。
 
 
確率は低いが助ける方法はある。
 
ホラーの血の浄化に成功したものはほんのわずかな例しかないという。
 
要はそのわずかな可能性を取るか、どうせ駄目だから斬るか・・・・どちらを選ぶかということだった。
 
 
二度目に会ったときにはすでに、俺は彼女のために精一杯のことをしようと思っていた。
ほんのわずかな可能性しかなくても・・・。
 
彼女は日々を懸命に生きている。
 
どんな権利があって彼女から命を奪うことが出来るのというのだ。
 
例え限られた命であっても、誰にだって生きる権利はあるはずだ。
 
 
彼女を守ることで、こんな俺にも生きる意味があると信じたかった。
 
 
そう信じて戦ってきた。
 
 
 
父を死なせた贖罪のため戦っていくことに、もうこれ以上耐えるのは嫌だった。
 
カオルを守るために戦っていたかった。
 
 
 
 
「守りしもの」の意味を。
 
「生きる」意味を。
 
俺は君との日々で知ったんだ。
 
 
失うのを恐れて、何も話せなかった・・・。
 
伝えたいことが、たくさんあったはずなのに。
 
 
 
 
自分のことばかりで、
 
 
              ごめん。
 
 
 
 
 
結局、すべて自己満足で・・・勝手で、俺はお前になにもしてあげられなかった。
 
 
ずっと縛り付けて悪かった。
 
お前が望むのなら、この手を離してもいい。
 
 
 
 
 
 
 
 
「鋼牙ぁ・・・」
 
 
お前がなぜあの時、俺の名を呼んだのか・・・馬鹿な俺にはわからなかった。
 
せめて罵ってくれればよかったのに。
 
そうすれば諦めがついた。
 
 
そうすれば、気付かずに済んだ。
 
俺にも醜い心があったことを。
 
 
 
 
 
 
こんな日に限って、夜空はやけに綺麗だった。
 
 
 
鋼牙がぐだぐだしてます!
 
だめかーー。もう一息。
 
この話で「水槽」クラッシュシリーズwww(笑)終われると思ってたんですが、鋼牙がまだ浮上しないので、もう一話必要なようですwww
 
頼むよ!立ち直ってくれよ!(泣)
 
一二三もいい加減ラブラブvしてるの書きたいわ・・!!
 
「999」hit御礼はこの次含めて、全部で3話という異例のパターンでお願いします。

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