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Posted by 一二三 - 2012.05.10,Thu
 
連日たくさんの方から、お見舞いのお言葉頂きましてw
誠にありがとうございます☆一二三です!!
返信は今日もまったりとしていきますので;
 
さて、今回は久々に鋼カオ小説UPしちゃおうかな!

いや、他にもやるべきことは色々溜まってるんですが (;^_^)
魔戒指南とか魔戒指南とか魔戒指南とか!;
 

ベッドに横になって天井を眺めていると、ぽわんぽわ~~んとキリ番リクエストのお題が浮かび上がってきまして、

「はっ!お告げが!ヽ(゚Д゚)ノ」
 
というわけでw118000hit☆の時に頂いたリクエストにお応えしました!
キリ番ゲットしてくださったZ様、誠にありがとうございます!v
そしてお待たせして申し訳ございません!
 
そして実はまだ2万hit☆御礼の課題が残っております。
こちらも近日UPしますので(←今度こそ本当に)、S様本当に本当にすみません!orz
 

~118000hitの課題~

『(MSの5話のカオルのスーツ姿がとっても素敵だったので)
「え?カオルこんなに綺麗?」みたいな状況の鋼牙が見たいんです。
ギャップ萌え?みたいな。その素敵ぶりを全くもって理解せずに、超無意識にお出かけしたりして、「悶々してる鋼牙とゴンザさんが待ってる」お話が見たいです。』
 
うん!それは一二三も見たいww笑
普段カオルとゴンザが待ってる画はよく見るんだけれど、鋼牙とゴンザが待つというのはあまりないので、それを見たいというリクエストでした。
 

ミッションコンプリート出来ていましたら、ぜひお手を拝借☆
 

!諸注意!

・鋼牙とカオルの身長差は神がかった絶妙なステキ要素☆
・途中、一二三的萌えのためカオルがひどい目に遭ってます;
 そういうの苦手な方は読まない方がいいかもです(>д<;)※一二三も心苦しかった
・鋼牙曰く「カッとなってやった。」
・一二三曰く「萌えの赴くままに犯った。今は反省している。」
・今回は本当に自信が無い;鋼カオリハビリが必要な気がする。
 

 
以上、お付き合いくださる方は「つづき」クリックで、小説 『忍耐は美徳』へどうぞ☆
 




 




自分で言うのも何だが。
 
俺は昔から我慢強い人間だ。
 
父やゴンザの言葉に逆らったことなどないし、子供の時分に駄々をこねた事も一度たりとてない。
 
「ここでじっと待っていなさい」と言われれば何時間であろうとじっと待つ。
忍耐は美徳、とそう思う自分に誇らしさすら感じていたかもしれない。
 
それがどういう訳か・・・。
 
頭は苛々するし、胸はそわそわする。
じっとしていられなくて体を動かそうと魔戒剣を振るうが、身が入らない。
 
苛々は増すばかりで、気分を変えたくてゴンザにお茶を頼む。
 
だがやはり椅子にじっと座っていられなくて、無駄に書棚を物色したり、返事を出さねばならない書状に目を通してみるが文面は頭の中を右から左にすり抜ける。
 
オブジェの浄化に出かけてみても、こんな日に限って左手の魔導輪は・・・
 
《今日は静かだな。
 近場に一か所、それだけだ。》
 
結構なことだが、それでは1時間も潰せない。
 
「おかえりなさいませ」と出迎えるのはゴンザひとり。
普段ならその横に必ずいる者が今日はいない。
 
・・・頭が苛々する。
 
 
「・・・カオルはまだ戻っていないのか?」
 
途端、ゴンザの顔は辟易とした。
表情の理由は十二分に理解できる。
それはまるで「その質問は耳にたこが出来るほど伺いました」と言わんばかりだ。
 
「・・・鋼牙様。」
 
ニコリと微笑むゴンザのこめかみに青筋を見つける。
途端、胸が冷えた心地がした。
 
 
 
「カオル様がお出掛けしてからまだ2時間も経っておりませんから!!」
 
 
 


 
『忍耐は美徳』~118000hit☆御礼小説~
 
 
 
 
 
「・・・おかしい;
 今日は時間の流れがやけに遅いと思わないか、ゴンザ。」
 
「何をおっしゃられているのかまるで意味がわかりません。」
 
リビングのソファで頭を抱えて座り込む俺に、ゴンザはビシャリと言いのけて今日何度目かのため息をついた。
 
 
「・・・そんなにお気になさるくらいでしたら、カオル様にあんなことを言わなければ宜しかったのでは?」
 
「“そんなに”とか“あんな”とか、指示語が多いな。」
 
耳が痛くて誤魔化す。
 
「みなまで言わねばなりませんか?」
 
「・・・・。」
 
ゴンザの責めるような目から俺は逃げるように目線を逸らした。
 
分かってはいたが、ゴンザは完全にカオルの味方らしい。
いや、それは当然というかまさしくカオルが何一つ間違っていないからこそ、当たり前のことなのだが。
 
分かっている・・・すべては俺が悪い。
 
自覚はある。
反省も・・・・してはいる。
 
だが、カオルにも非はあるのではないだろうか?
 
いやしかしだが、悪いのは俺が悪い。
全面的に悪い。
 
それは認めよう。
 
再び、カオルとのやり取りを思い起こしてみる。
 
事の発端は今朝方まで遡る・・・・。
 
 
 
―――・・・
 
 
今日は始めから普段とは様子が違っていた。
 
いつもならパタパタと平べったい足音を響かせてダイニングに掛けてくるはずのカオルだったが、今日はカツカツとヒールの音が聞こえてきたからだ。
 
 
「おっはよー!」
 
そう言って元気よく扉を開けて現れたカオルの姿に、先に食卓に着いていた俺は驚いて硬直した。
 
いや、正直に述べるとするなら硬直というのは語弊がある。
 
目を奪われた、というべきか・・・ ・・・・
カオルの姿に見惚れていた・・・と思う。
 
普段ならそのままにしている長い髪を少し高い位置で一つに纏め、白い首筋が露わになっていた。
 
上はスーツに、下はひらりとした膝丈のスカート・・・首同様白い足の先は、めったに履かない高めのヒールに収まっている。
 
俺が言葉を失っていると、ゴンザが後ろをすり抜けてカオルに話しかけた。
 
 
「おはようございます、カオル様!
 今日は、キメていらっしゃいますね!
 とってもお綺麗ですよ!」
 
「えへへ!
 実は今日はね、雑誌の取材なの!だからスーツ♪」
 
「ほう!それは凄いことではございませんか!
 カオル様の絵が認められてきた、ということでございますね!」
 
「いえ、そんなまだまだで・・・///
 いわゆる新人特集って内容で2ページの記事らしいんです。
 でも私の名前が挙がったってことが自分でも嬉しくて・・・!」
 
「おめでとうございます!カオル様。
 お祝いに今夜は腕を振るってごちそうを作りますね。」
 
「わぁ!嬉しい~!ありがとゴンザさん!
 楽しみにしてます!」
 
一連のゴンザとの会話が終わってようやく席についたカオルは、嬉しさにはち切れそうな笑顔を俺に向ける。
 
薄く化粧を施したカオルの唇は常より艶めいて見えて、胸がドキリとした。
 
「ねぇ、鋼牙!
 私の格好どうかな?
 変じゃない?おかしいとこない??」
 
急にそわそわし出して、自分の姿をもう一度確認する仕草はまるでいつものカオルのようなのに。
 
「ほんとはね、こっそり取材受けて~雑誌に載ってから鋼牙に、どうだぁー!!って驚かせるのもいいかなぁ~♪って思ってたんだけど、仕度に時間かかちゃって;
 失敗失敗。」
 
矢継ぎ早に話しながら朝食を食べるところも、まさしくカオルなのに。
 
何故こんなにも胸が騒ぐのか。
 
カオルが「ねぇ、ねぇ」と食卓に両肘をついた時、白い胸元の谷間が薄っすらと見えて、自然とそんなところに目がいってしまった自分に嫌悪感を抱く。
 
慌てて目をそらせば、途端に不安そうな声を上げた。
 
「ねぇ、鋼牙どうしたの?
 今朝はまだ一回も喋ってないよ。
 どうして無視するのよ~~・・・。」
 
「べ、別に無視はしていない。
 ただ・・・」
 
「ただ?」
 
一瞬、言うべきか言わざるべきか思案する。
ここでいつも通り「なんでもない」と言えば良かった。
もともと喋るのは得意ではないのだから、頭が纏まらないうちに言葉にすべきではない。
 
自覚はあるのに、なぜか飛び出たのは段階をひとつすっとばかした内容。
 
「・・・取材はいつもの格好ではいけないのか?」
 
「へ?」
 
ぽかんと口を開けたカオルと俺も同じ気持ちだった。
 
俺は何を言っているのか・・・。
なぜそんなことを訊くのか。
 
その理由を突き詰めれば、あまりにもくだらなくそして嫉妬深い己の本心にぶち当たり眉間の皺が深くなった。
 
ふとした拍子に見えるうなじや胸元を他の誰かに見せたくない、なんて・・・。
 
別段いかがわしい格好なんかではないのに、そんな風に考えてしまう自分が何より悪い。
 
だが、カオルは自分に向けられる好奇や悪意にあまりにも鈍感すぎる。
 
過去何度も、彼女が自分からトラブルに飛び込んでいった経緯を鑑みると、とても心中穏やかではいられない。
 
 
「え?え?
 この格好おかしい??
 そりゃ、スーツとかあんまり着ないし、服に着られてるって言われても仕方ないけど・・・」
 
いや、良く似合っているし、普段よりも魅力的だと思う。
だからこそ心配なんだ、と言えれば何の苦労もないのだが・・・。
 
 
「いや・・・おかしくはないが。
 なぜ、女は高いヒールの靴を履きたがるんだ?」
 
そんな靴じゃ、何か危険が迫っても逃げられないだろう。

第一、足首を挫いたらどうするんだ。

 
以前にも別の靴で靴擦れを起こして「痛い~!」と言っていたのに、なぜ懲りずにまた履くのか。
 
まるで理解不能だ。
 
目の前のカオルは何故か途端にカァっと顔を赤くしていきり立つように答える。
 
「だっ!///べ、べつにいいでしょ!?
 大体、それは鋼牙にだって責任があるんだからねっ!」
 
 
? ?・・・・なぜそうなる。
 
純粋に不思議だ。
カオルの靴選びのどこに俺にも責任があるのか理由がわからない。
 
「なぜだ?」
 
「んーーーーもういい!
 ゴンザさんっ!ごちそうさまでした!!
 じゃあね、鋼牙!
 どーせ、私は美人じゃないし、短足だし、スーツだって似合わないわよ!
 でもカメラマンさんにすっごい美人に撮ってもらうようお願いするから、もういいもん!」
 
それだけ一息に言うと、ツンと席を立ってカオルは玄関に向かってしまった。
その後ろを慌ててゴンザが追いかけて見送る。
 
俺は何故カオルが怒ったのかも分からず座っていることしか出来なかった。
 
 
怒らせた理由と、カオルが言った言葉を考えれば考えるほど分からなくなる。
だが俺の言動がカオルにはそう捉れたのなら、確かに喧嘩の原因は自分にあるのだろう。
 
胸に湧く罪悪感と焦りとで鍛錬にも身が入らず、何とかカオルが帰るまでの時間をやり過ごそうとしてみるが、思った以上に時間は進んではくれない。
 
 
 
そして今に至る・・・。
 
 
はぁ、と深いため息をつくゴンザ。
 
「鋼牙様とカオル様は本当によく似ていらっしゃいますね。」
 
その言葉にはどこか慈しむような響きが含まれていて、俺ははたとゴンザを見やった。
 
「普段、カオル様が鋼牙様の御帰りをお待ちしているご様子も、今の鋼牙様に似ていらっしゃいますよ。
 行き違いがあれば尚のこと。
 カオル様も今の鋼牙様のように何をしても手につかず落ち着かず、あちらこちらをウロウロ・・・」
 
ゴンザの言葉に、俺は普段いつも帰りを待っているカオルのことを想った。
 
いつもどんな思いで俺の帰りを待っているかなんて、考えたこと無かったな・・・。
 
喧嘩した日は、こんなにも心苦しいものなのか。
 
一分一分がとてつもなく長く、頭は苛々し胸がざわざわする。
カオルもそうだったんだろうか。
 
 
どんなことだって忍耐強く待つ自信があったのに、彼女の言動一つでそれが脆くも崩されようとは。
 
「待つ・・・というのは大変なことなんだな・・・。」
 
呟くようにいうと、ゴンザは大きく頷いた。
 
「そうですとも。
 もっとカオル様に感謝しなくては。」
 
まったくその通りだ。
 
「・・・どう謝れば許してくれるだろうか。」
 
 
「一言。
 素直に綺麗だ、と申されませ。」
 
・・・・ゴンザには見抜かれていたらしい・・。
 
「そうそう、せっかく昼の仕事も少ないのです。
 滅多にない機会なのですから、カオル様をお迎えにいかれては?
 きっとそれだけでお喜びになりますよ。」
 
気の利く執事は、今朝カオルが食卓に置き忘れて行った出版社の名刺を差し出した。
 
 
「そうだな・・・。」
 
 
 
 
 
―――・・・
 
 
どうしよう・・・!;
今更だけど緊張してきちゃった。
 
 
出版社のビルの前に立って、カオルは怖気づいていた。
 
「この格好・・・ほんとに変じゃないかなぁ・・・。」
 
今朝の鋼牙とのやり取りを思い出して不安になる。
 
そりゃぁ・・・私だって、あの鋼牙が「綺麗だ」とか「素敵だ」とか言ってくれるはずないとは思うけど。
 
でもせめて「似合ってる」とかぐらいは言ってくれるとちょっぴり期待してたのになぁ・・・。
 
服装だってメイクだって確かに取材のために気合を入れたのだけれど、鋼牙を意識してたことは言うまでもない。
 
「あ~あ・・・今回はちょっと頑張ったのに・・・。」
 
それなのに、鋼牙ときたら「なぜ女は高いヒールの靴を履きたがるんだ?」なんて・・・。
 
その一言でよ~く分かっちゃったのよね・・・。
 
鋼牙は私の外見なんて気にも留めてないことが。
 
私もちょっと前までは気にしてなかったけど、二人で並んで立った写真を見た時気付いた。
 
『デコボコカップル』・・・・まさしくそんな言葉が似合う事。
 
少しでもつり合いたくて、ヒールの靴を履こうって決めた。
鋼牙と恋人になるまでおしゃれなんて気にしたこともなかったけど、スカートとかワンピースとか女らしい格好しようって・・・。
実は他にも理由はあるけれど・・・///それは置いといて。
 
無理して自分を飾るつもりはないけれど、やっぱりせめて鋼牙には好く見られたかった。
 
なのに。
 
「・・・ほんと、女心のわからない奴・・。」
 
 
でも、それが鋼牙だもんね。
ちっぽけなことにこだわって鋼牙に八つ当たりした私の方がよっぽど悪い・・・。
 
 
「・・・よし!帰ったら謝ろう!」
 
取材なんかすぐ終わらせて、早く冴島邸に帰って・・・鋼牙の帰りをいつものように待とう。
 
・・・きっと許してくれるよね?
 
 
―――・・・・

 
「えーと、御月カオルさんだよね?」
 
「あ、は、はい!」
 
「あー、そんな固くならなくていいから。」
 
出版社の客室の一つに案内された私は、カメラを提げた人とライターと思しき二人の男性に迎えられた。
 
 
客室にあるのはよく会議室なんかでみる、折り畳みの長机とパイプ椅子。
なんだか面接みたいで、体が硬くなった。
 
促されるままに椅子に腰かけると、ライターの横に立っていたカメラマンが嬉々としてシャッターを切った。
 
それが妙にローアングルで、私は少し懐疑心を憶える。
 
ファインダー越しに舐めるような視線を感じて、膝の上の手をぎゅっと握りしめた。
 
・・・きっと気のせいよ、気のせい・・。
カメラマンさんて撮るのが仕事だもん・・・そういうものなのかも。
 
 
「じゃー、御月さんいくつか質問させてくださいね。」
 
ライターの堅い声に意識を戻す。
 
「あ、はい!」
 
「まず、画家を志したきっかけは?」
 
「はい・・・えっと、私の父は御月由児という画家で。
 私が画家を志したのは、やっぱり父の影響があったんだと思います。
 幼い頃から絵に囲まれて生活していましたから。」
 
ライターが私の言葉のメモを取っている間も、カメラマンは執拗なくらいシャッターを切っている。
 
それが妙に近くて、なんだか気味が悪い・・・。
首筋に息がかかるくらい距離が近くて、生理的に嫌悪感を感じた。
 
「御月さんが尊敬または影響を受けた画家は?」
 
「もちろん父と・・・それにシャガールが好きでよく模写をしました。」
 
 
気にしちゃ駄目・・・。
気にしちゃダメよ、カオル。
こんな取材すぐ終わるんだから・・・。
 
我慢我慢・・。
 
私はカメラマンのことを極力気にしないようにして、淡々と取材をこなすことに専念した。
 
「シャガールというと、愛をテーマにした作品を多く描いた画家だけど、御月さんもそうなのかな?」
 
ライターの質問に、ふっと鋼牙の姿が浮かんだ。
 
「あ・・・はい・・そうですね///」
 
「君の作品をいくつか拝見したけど、何枚かに同一のモチーフが登場するよね?
 金色の鎧騎士みたいな。
 じゃあ、あれは君の恋人を抽象したものなの?
 そうなら、なぜああいうイメージに?」
 
「それは・・・その・・・。」
 
困っちゃうなぁ・・・魔戒騎士のことなんて言えないし。
 
「彼は・・・私をいつも守ってくれるんです。」
 
「ふーん、だから騎士ね。」
 
ライターはあっさりと納得すると、他の質問に切り替えた。
 
その後も30分くらいの取材が続く。
今後の展望とか、目標とか。
 
 
あの間もカメラマンは必要ないはずなのに、背面から私を撮ったり、上から覗き込むように撮ったり・・いい加減我慢も限界、というところでようやく取材が終わり、ホッと息をついた。
 
 
 
「じゃあ、御月さん質問はこれで終わりですから。
 あとはカメラマンの指示に従って貰っていいですか?」
 
その言葉にえ・・・と絶句した。
 
「あ、あの!これまでいっぱい撮ったじゃないですか。
 それで充分じゃないんでしょうか?」
 
この男と二人だけで残されるようなことだけは避けたい。
本能的に危険を感じて私はライターに尋ねた。
 
すると後ろからカメラマンが・・・。
 
「まだ立ってる姿を撮ってませんから。」
 
続いてライターも、まるで駄々をこねる子供を宥めるみたいに言い捨てる。
 
「あと数枚で終わりますよ。
 僕は忙しいんで、これで・・・。
 御月さん、お疲れ様でした。」
 
そう言うとバタンとドアは閉められた。
 
狭い一室にこの気持ちの悪いカメラマンと二人だけにされて、とても心細い気持ちになる。
 
「御月さぁ~ん、もう立ってるからそのまま撮るねー。
 こっち振り向いて~。」
 
ねっとりと気持ちの悪い声で話しかけられて怖気がした。
 
言われた通り、振り向くと何故かカメラマンは屈んでいてしかも連射される。
ただの2ページの取材記事には絶対必要ないはずなのに・・・。
 
その時、はっきり気付いた。
 
この人・・・今スカートの中撮ろうとした・・・。
 
 
こんなの絶対おかしい!
もう嫌、帰ろう・・・!
 
 
「あ、あの!私用事があるんでこれで失礼します・・・!」
 
慌ててドアに向かおうとすると、二の腕を痛いくらいに掴まれ乱暴に壁に押し付けられた。
 
 
「いっ・・・!!」
 
痛みに息を詰め、悲鳴も上げられないでいるとカメラマンは両手で私の身体を羽交い絞めにする。
 
「やめて!!何するんですか!?」
 
「へへへ・・・やっと二人きりになれたんだ。
 楽しもうよ。」
 
何言ってるの、この人・・・。
 
気持ちの悪い吐息を吹きかけられて、たまらず顔を背ける。
 
「君、肌綺麗だから画家よりAV向いてるよ。
 俺はこの部所に移るまでそっち担当のカメラマンだったんだけどさぁ~。
 くだらねぇ素人女が、無理やり脱がされて写真撮られたなんて訴えやがってよ・・!
 こんなチンケなとこに移動させられて鬱憤が溜まってんだよ!」
 
 
なによそれ!そんなの私関係ないじゃない!
それにこの人ならホントに無理矢理撮ったに違いない・・・!
 
私は必死でもがいて男の手を振り払うと、ドアに向かって駆け出した。
 
けれど素早く逃げるには靴が向いてない。
 
ハイヒールの頼りない足に蹴りを入れられて、成す術もなく倒れ込んでしまった。
 
「きゃあ!」
 
うつ伏せに倒れた私の髪を掴んだ男は無理やり立たせると、そのまま頭を乱暴に壁に打ち付ける。
 
「痛いっ・・いやぁ!!」
 
誰か助けて・・・!
 
大声を上げようと開いた口にネクタイを押し込められ、くぐもった声しか出せなくなった。
 
「んーー!!んぅーー!」
 
「俺様はカメラマン様だ!
 どうせ裸を撮られたら、お前ら女は泣き寝入りするしかないんだから大人しくしやがれ!」
 
 
誰か助けて!!
 
 
鋼牙―――!!
 
 
 
その時、バンッと勢いよく開かれた扉からするどい速さで蹴りが飛んだ。
 
 
カメラマンは声を上げる間もなく反対側の壁にぶつかり、反動で机に顔面を強か打ち付けると、そのまま昏倒した。
 
 
驚きに目を開いたまま、扉を見るとそこにいたのはやっぱり・・・・
 
 
「カオル!」
 
床に倒れ込んでいる私に慌てて駆け寄ると、鋼牙は口に押し込まれたネクタイを投げ捨てる。
 
「大丈夫か?」
 
「・・・こ、うが・・・!
 でもなんで、どうして!?」
 
ここいるってわかったの?
 
「受付の人が教えてくれた。」
 
よく見ると鋼牙の後ろに受付係の女の人が立っていた。
その人は鋼牙をみてぽ~~っとしているみたい・・・。
 
「ところでカオル。
 お前が押し倒されてるのを見て思わずあの男に蹴りを食らわせてしまったが、良かったんだよな?」
 
え・・・?;状況、分かってなかったの??;
 
私は足元に転がっているカメラを拾い、あの男が撮っていたデータを見る。
 
そこには私のうなじやら、胸元やら、下着が見えるギリギリのアングルの写真がおさめられていた。
 
パニックを起こしていた頭も鋼牙の助けで今は落ち着き、目の前で鼻血を出して昏倒しているカメラマンへの沸々とした怒りが湧く。
 
「蹴りじゃ軽いくらいよ!」
 
そう言って、鋼牙に履歴画面を表示したカメラを渡すと、彼は持ったカメラを指の力だけでへし折った・・・!
 
さっきまでぽ~っとなっていた受付のお姉さんはそれを見てヘナヘナと腰を抜かし、鋼牙の地の這うような「警察・・・」という言葉をガクガクと受け止めた。
 
 
 
その後、ばっちりと前科があった男は気絶したままパトカーに乗せられ、私は出版社のお偉いさんやさっきのライターさんから土下座をされた。
 
 
主に後ろに控えてるこわーい魔戒騎士の力が働いていたような気もするけれど・・・;
 
今の鋼牙の眉間の皺の深さといったら、目だけで人を殺せそうなくらいだから仕方ないよね。
 
 
 
 
―――・・・・
 
 
「よかったー!
 記事はちゃんとまともな写真といっしょに載せてくれるって~!
 それに見て、この渡された報酬!
 中に諭吉様がごっそり・・・・。」
 
「金で解決されてどこが良いんだ・・・。」
 
出版社を出てカオルと共に帰路につく。
襲われてショックを受けていたはずのカオルはすっかり気分を持ち直したらしい。
 
だが俺は納得がいかない。
というか、腹の虫が収まらない。
 
あのカメラマン、腕や足の1本や2本・・あばらの4・5本折っておけば良かった・・・。
 
もしカオルを迎えに行っていなかったらと思うと、血の気が引く。
 
大事にならなくてよかったが、暴力を振るわれたのは事実だ。
もっと早く着いていれば指一本触れさせなかったものを・・・。
 
 
「ごめんね、鋼牙・・・。」
 
「 ? 」
 
「・・・・鋼牙の言う通りいつも通りの格好でいけば良かった・・・。」
 
そう零すカオルは見るからに落ち込んでいた。
別に襲われたのはカオルのせいじゃない。
 
危惧はしていたが・・・・
 
「ハイヒールなんか履いてなければ・・・。
 ハイヒールじゃなかったら、ちゃんと逃げられたと思うの。
 馬鹿だよね、私・・・ごめん。」
 
襲われたて怖かっただろうに、なぜ自分を責めるのか。
 
「・・・なぜ、謝る?
 襲われたのはお前のせいじゃない。
 それに、そんな靴を履くのは俺に責任があるんじゃなかったのか?」
 
 
「ううん・・・意地張ってそう言っちゃったの。
 ほんとは、私がただ・・・鋼牙とつり合い取りたかっただけ・・・。」
 
 
「つり合い?」
 
「私と鋼牙って・・・結構身長差あるでしょ?
 並んで歩くと、バランス悪いんじゃないかなって。
 鋼牙に少しでも見合う人間になりたくて・・・それで・・・」
 
 
「見合う人間ってなんだ?
 お前の何が問題なのかよく分からない。」
 
「・・・・。」
 
俺の言葉にカオルは困惑の表情を浮かべた。
 
「俺にとってお前との身長差で困る事と言えば、腕を組む時お前の腕が疲れたり痺れたりしているんじゃないか、とかいうことぐらいなんだが。
 他に何か問題なのか?」
 
 
「!鋼牙・・・・。」
 
どういう訳かカオルは驚き、同時に頬を紅潮させる。
 
さっきまでの落ち込みは回復したのか、カオルははにかんだ表情でつぶやいた。
 
「あるよ///他にも問題・・・」
 
 
・・・?なんだ?
真剣に考えを巡らすが分からない。
 
 
 
「だって・・・ぺったんこの靴じゃ背伸びしても鋼牙にキス出来ないんだもん///」
 
!?
 
「っ・・・///」
 
な、なにを言い出すかと思えば・・・!
リンゴみたいに赤くなったカオルを見ているとこっちの頬まで熱くなる。
 
「それは・・・俺が屈めば済む話だろう?」
 
「わっ私からしたい時は?///」
例えば、今とか・・・・。
 
窺うように上目遣いで見上げられ、俺は腹をくくった。
 
 
「屈め、と言えばいい。」
 
「へっ!?
 じゃ、・・・じゃぁ///屈んでよ・・・。」
 
両手を腰に当て、中腰姿勢になってカオルと同じ高さに顔が来るように屈んだ。
 
 
「屈んだぞ?」
 
「~~~っ!目、閉じて!」
 
「こうか?」
 
ん。と目を閉じてやる。
 
そのままじっと待って20秒ほど経つが、一向に何も起こらない。
 

・・・・
 
・・・・おい、なんなんだ?;
 

焦れて片目を薄く開けると、ギュッと固く目を閉じたカオルが顔を真っ赤にさせて、本当にゆっくりと顔を近づけているのが見えた。
 
だが、目を閉じてあてずっぽうでキスしようとしても俺の唇に当たるわけはなく、このままいけば鼻にぶつかるだろう。
 

俺は口からため息を吐き出しそうになるのを我慢して、目の前のカオルの小さな唇を素早く奪った。
 
柔らかい感触も束の間。
 
顔を離すと、途端にカオルが喚く。
 
「あーーーーー!!!
 なにしてんの!?私からするって言ったのに~~!!」
 
あぁ・・・うるさい///
 
「うるさい。
 屈むのは却下だ。
 お前を待ってたら日が暮れる。
 それにずっと中腰でいる俺の身にもなれ。
 腰が疲れる。」
 
上から高圧的に見降ろすとカオルは悔しそうに地団駄踏んだ。
 
「え~~!なによそれ~~!」
 
それはこっちの台詞だ。
 
目の前に、俺にキスしようとしてるお前がいてなんで我慢できるんだ・・・///
 
忍耐は美徳と言うが、やはりどうしてもカオルだけは我慢できない。
 
 
出掛ける前にゴンザに言われた助言が頭をよぎる。
 
俺はぐっと息を飲んで覚悟を決めた。
 
「それから!」
 
「?」
 
きょとんとするカオルに面と向かって言うことだけはどうしてもできず、俺は顔を逸らす。
 
「今日のお前・・・綺麗だっ///」
 
 
そのままツカツカと帰路につくと、カオルが満面の笑みで腕をからめてきた。
 
「ふふふ~♪」
 
 
何だかそれだけで言った甲斐があった気がする俺は相当頭が沸いているのだろう。
 
「腕・・・・痺れないのか?」
 
「ぜんぜんへーきv」
 
 
午前中あった頭の苛々はもうすっかり無い。
 
その代わり今あるのは、胸にむず痒さと・・・・
 
 
頭が沸騰しそうな感覚・・・。
 
 
「助けに来てくれてありがと///
  すっごい怖い思いしたんだから、今夜はずっとそばにいてね?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
おしまい☆

退院一発目だけど。
 
誰ぞお前ら・・・orz
 
すいません;久しぶりすぎてほんと誰!?状態な二人で・・・;
これは鋼カオリハビリが必要ですかね?(;・`ω・)
この後はまぁ、裏になだれ込もうと思えばなだれ込めるので、もし書きあがったらまたunderのほうにUPしますね。(←書きあがってもどうせ一二三のことだから期待しすぎないように!;汗)
 
キリ番リクエストがこんなんでいいんだろうか、と激しく不安ですがZ様に喜んでいただければ幸いです。
 
118000hit☆リクエストありがとうございました!!(※キリ番ルール改正前)
 
 
~おまけ~※鋼牙事情聴取の模様
 
警官「えーと;加害者のほうが鼻の骨を折って気絶しているんですが・・・?;」
鋼牙「・・・・カッとなってやった。今はもっとやっておけば良かったと後悔している。」 
カオル「・・・・;」
警官(・・・怖っ!)
 
 

拍手[91回]

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Comments
龍鈴様、返信いつも遅くてすみません;
拍手メッセージありがとうございます!
病み上がりなのに、ぶっ飛んでましたwwエヘ(*´∀`*)

ウチのゴンザさんは結構鋼牙に厳しいですね。
大河が亡くなってからは親代わりでもあるので、なんだかんだで押し切られると鋼牙はゴンザに歯向かえない気がしてwこんな感じです。

「かわいいぞぅwww」と言って頂けて嬉しいです!
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.26,Sat 21:37:46 / Edit
hitori様、また来ていただいて嬉しいです!
拍手メッセージありがとうございました!
お返事が遅くてすみませんー;

パチパチ感謝ですv嬉しい~~!
裏庭更新出来ず、一二三も無念です・・・!orz

hitori様の爪の垢を煎じて飲みたい気分でございます;
また、ぜひ遊びに行かせていただきますねv

Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.26,Sat 21:38:18 / Edit
siva様、日頃のご愛顧誠に感謝☆

拍手&メッセージごちそう様です~~!
いつも本当に!ありがとうございますv

大変励みになります(*´∀`*)
お返事が毎度遅くてほんとにすみません;

うんうん!よい子は状況も確認せずに人を蹴ったりしちゃいけませんよね☆
一二三も気をつけまーす!
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.26,Sat 21:38:44 / Edit
なな様、お咳大丈夫ですか?(´;ω;`)

拍手メッセージ、今回もゴッチャンデス☆
お返事溜め込み過ぎですね・・;すいませんです。

たくさん笑って頂けて良かったのか悪かったのかww
喉、お大事にしてくださいねv

久しぶりだったんで、なんとなく感覚が思い出せず書きながら首をかしげる毎日ですw
う~ん、頑張ります!
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.26,Sat 21:39:15 / Edit
ザビエル様、またメッセージありがとうございます!!

毎回拍手頂きまして、本当にありがとうございますねv
鋼牙さんがソワソワしてるの、可愛いですよね~!
一期で目が泳いでるのとか素敵でございましたw

続きもいつの日か・・・・UP出来ればいいなぁ(о´ω`о)


宜しければ、また是非遊びに来てくださいね!
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.26,Sat 21:39:38 / Edit
ひつじ様、お久しぶりです!!
うわぁ~vまた来てくれて嬉しいです!
拍手もごちそうさまでした☆

「読みごたえ」があるとのご感想・・・!
一二三のはアレですねw『ボリューム弁当』的な駄文ですね!w笑

お付き合い頂き、誠に感謝ですv
またどうぞ(*^_^*)
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.26,Sat 21:40:09 / Edit
クロ様、励ましのお言葉ありがとうございます!
拍手ゴッチャンデス☆
本当にwびっくり拍手数でございます!

ちょっと書き方忘れてる感じもあるので不安盛りだくさんだったんですが、ほっと一息w
これからも精進してまいりますね☆
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.26,Sat 21:40:38 / Edit
kanoko様、こちらでは初めまして!
gold gerdenの方では初めまして!
拍手&丁寧なメッセージ、誠にありがとうございます。

あと、under gerdenの方に最初にご挨拶頂きましたのに返信せずに大変失礼しました!orz
もう本当に申し訳ないです!;

一二三の作文、気に入って頂けてありがたいです(o´д人))゚

一二三も牙狼好きで、鋼カオ大好きですよ~!v
これからも見てくれる人が望んでくれる限り、サイト頑張っていきますのでよろしくお願いします☆

また是非遊びに来てくださいね。
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.26,Sat 21:41:05 / Edit
みゆ様、お久しぶりです~!
拍手メッセージ嬉しいですv
帰ってきましたよ~~!

某侍懐かしいですねw斬りーーっ!ってww
笑いました!ありがとうございます。

またぜひ、いつでもお立ち寄りくださいねv
お待ちしてマース☆
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.26,Sat 21:41:33 / Edit
MS様、またメッセージ頂けて嬉しいですv

拍手で退院祝いのお言葉を頂きまして、誠にありがとございます!!
もっちろんMS様のこと憶えておりますよーv
いつもお返事が遅くてすみません;

ご感想とっても助かります(*´∀`*)
書く糧ですからね!

これからも頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします!
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.26,Sat 21:42:02 / Edit
是空様、こちらこそありがとうございました!
拍手メッセージにほっと一息つきましたよv
いえ、もう(;´Д`)
是空様の超絶技巧作品には遠くおよびませんが、少しでも楽しんで頂ければ幸いですv

カメラマンにはどうぞどうぞ、ブレンバスター食らわせてやってくださいませww
鋼牙さんも「許可する!」と言っておられますのでww笑

それでは、またぜひ!遊びに来てくださいね☆
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.26,Sat 21:42:27 / Edit
ぐみ☆様、underうp出来ずに申し訳ない!;
わぁ~;せっかく拍手メッセージ頂きましたのに、ご期待にお応えできず申し訳ございません!
な~んだかちっとも、面白いものにならなくてww
いつかは日の目を見せてあげたいとも思っておりますが、こうなってくると運次第です;

奇跡が起こるのを信じますww←他力本願。

はい!無理のないように頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします!
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.26,Sat 21:42:48 / Edit
匿名様、拍手ありがとうございます!
「退院おめでとうございます」とのメッセージありがとうございます!
面白かったです、と言って貰えて良かったです~v

鋼牙の怒りは怖いですね;心滅っちゃいますからね。
きっと半端ない負のオーラが・・・!

ほ~んと、ある意味カオルが最強です☆
黄金騎士という最強カードを常時持ってますからね!

また楽しんで頂けるように、一二三これからも頑張ります!
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.26,Sat 21:43:15 / Edit
りのん様、身長差は萌えでございます!
拍手メッセージごちそう様です!v

わぁ~!肘井さんと身長同じくらいなんですね!いいなぁー(о´ω`о)
一二三ちびっこだから羨ましい・・・ww

鋼牙とカオルって並んで立っててくれるだけで、癒されますよ~v
等身大パネルが欲しいわ~~!とか思いますw

ドラマ、半年ってあっと言う間でしたね。
もっと長く見ていたかった~~(o´д人))゚

それにしても皆様のお言葉に甘えてのんびりUPし過ぎである。
もっと頑張りますね!
Posted by 一二三(管理人)です - 2012.05.26,Sat 21:43:46 / Edit
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