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Posted by 一二三 - 2011.09.11,Sun
夜分遅く失礼します!一二三です!!

色々、あって今週UP小説、滑り込みです・・・・!!;orz



今回はキリ番☆55999hit をゲットしてくださった、ちゃーみーママ様よりリクエスト頂きました「運動会」をテーマに書きました!

すいません;今週はほんとうに時間もなくて・・・というのは言い訳ですが;(汗)
一二三、ノープランで書きました・・・・!!(爆死)

もう、嫌な予感しかしません・・・・!;

ご、ごめんなさい!せっかくのリクエストでしたのに・・・!。゚(゚´Д`゚)゚。
どうか、一二三をぶって!!


~今回の反省点~

・一二三のノープラン = カオス
・オールキャラは無謀だった
・鋼牙が無駄に暑苦しい男
・くさいものに蓋をしたい
・キャラ崩壊は防げなかった・・・・!orz
・ありきたりな展開にはしたくなかった→結果、大失敗。

と、こういう感じになっています。
一二三至上最大の爆弾作かもしれない・・・・泣

正直、自分の限界を感じた今作品です。
お題は素晴らしいものでしたのに、調理する一二三がダメすぎました。。。

泣き言ばっかですいません!;

なにはともあれ、55999hit☆本当にありがとうございました!!
C様、感謝しています・・・・!
ほんの一瞬でも楽しんでいただければ幸いです。

「つづき」クリックで 小説 『閑岱運動会~秋の友情スペシャル☆~』へどうぞ。
※長いので、前後編に分けます。

  
 
 
 
 
 
俺はいつものように北の番犬所に定例報告に訪れていた。
 
目の前にいるのは白い衣装を身に纏った少年。
 
だが、漂う雰囲気は子供のそれとは全く異なる。
 
 
「・・・ガロ、お前の働きでここ北の管轄もだいぶ静かになりました。」
 
 
・・・?
 
労いの言葉など今まで一度も耳にしたことはなかった。
 
不審に思って眉をひそめながら、掴みかねる神官の瞳をじっと見つめる。
 
 
 
「近々、元老院付の騎士に昇格するとか。」
 
 
・・・やはり本当なのか・・・。
 
ここのところ方々でまことしやかに囁かれていた噂話。
 
神官の口から出た、ということはあの噂は事実ということになる。
 
 
「あそこにはなかなか曲者も多い。
 精々、注意をなさい。」
 
 
その言葉に、俺は内心動揺した。
 
騎士を軽視しているだろう番犬所の神官が、こんな忠言をするとは。
 
「・・・・・。」
 
「意外ですか?
 私は、お前の力を評価しています。
 引き抜かれるのは残念ですが、
お前のこと。
 ただの飼い犬で収まるはずがない。
 ・・・期待していますよ。」
 
 
「・・・ご助言、感謝します。」
 
神官の真意は分からないが、深々と頭を下げた。
 
 
「今のうちに、信用の置ける魔戒騎士・法師を一人でも多く増やしておくことです。
 そのためには・・・・。」
 
 
神官は赤い封書をどこからともなく取り出した。
 
俺はそれを受け取り、なんとなく嫌な予感が頭をよぎる。
 
「お前は“興”というものを学ばねば・・・。」
 
 
「・・・・苦手な分野です。」
 
ため息をつきながら、俺は番犬所を後にした。
 
 
 
 
 
 
『閑岱運動会~秋の友情スペシャル☆~前編』
~55999hit御礼リクエスト小説~
 
 
 
 
 
―――・・・・
 
―「本日は天候にも恵まれ、絶好の閑岱運動会日和となった。
 騎士ならびに法師の皆には、日頃の鬱憤を晴らし・・・また新たなる友情を育み青春の汗を流してもらいたいと思う!」
 
 
 
 
「・・・やべぇ・・・“青春の汗”だってよ・・・。
 俺、寒気してきた・・・。」
 
「我慢しろ・・・これも仕事だ。」
 
「こら!零、鋼牙!
 我雷法師のありがたい口上だぞ!
 俺は今、猛烈に感動している・・・!」
 
ぐっと拳を握り締め、感動に打ち震えている翼を両騎士は白い目で見つめた。
 
 
「・・・・。」
 
「・・・・。」
 
 
我雷法師は一同をぐるりと見わたすと、高らかに宣言する。
 
―「それではお手並み拝見、頑張れ!」
 
 
 
「「「おおおーー!」」」
 
我雷法師の激励のお言葉が済むと、大きな歓声が上がった。
 
集合していた魔戒騎士そして法師たちは一旦解散する。
 
 
「ったく、俺たちゃガキじゃないんだぜ?
 こんなの指令じゃなきゃ来ねーよ。」
 
「何を言っている零!
 これはいわば景気づけだ!
 もちろん、全ての魔戒騎士・法師が参加するわけではないが大事な交流の場でもある。
 騎士たるもの、結束は重要視すべきだ!」
 
「はいはい、分かったよ翼・・・。
 しっかし、かったりぃな~~~。
 あ、そうだ!
 ただ参加してもつまんないからさ、何か賭けようぜ?」
 
「賭け事禁止!!」
 
 
「・・・翼ぁ~~、お前ってほんとお堅いよなぁ。
 なぁ、鋼牙もそう思うだろ?」
 
 
「俺は眠たい。帰っていいか?」
 
 
「ダメに決まってるだろ!!;」
 
「一人だけサボるなんて、そんなの許さないからな鋼牙!
 ていうか、話聞いてた!?;」
 
 
「男ども!何わめいてんだよ、ガキじゃあるまいし!」
 
邪美が声をかけてきた。
 
彼女の後ろには走って追いかけてくる鈴とカオルの姿。
 
さらにその向こうには、にこにこと佇むゴンザがいた。
 
 
なぜ、ここにカオルとゴンザまでいるのかと言うと、邪美からの招待状のおかげだ。
 
普通の人間は閑岱に立ち入ることは出来ないが、邪美がギャラリーは多い方が楽しい、と我雷法師にもちかけ、更に俺の身内であることも相まって、今回観覧を許可された・・・という訳だ。
 
 
「鋼牙っ!
 私、閑岱ってはじめてで驚いてばっかり!」
 
息を切らせながら走ってきたカオルは興奮をあらわにして話し始める。
 
「魔戒騎士や法師の人ってこんなにたくさんいたのね・・・!
 それに見たことないものもたくさんあって・・・!!」
 
・・・浮ついてるな・・。
 
「おい・・・;
 カオル・・・驚くのは分かるが、興味本位でうろちょろするな。
 お前は危なっかしい。」
 
 
「えぇ~~!?無理よぅ!こんな状態で落ち着いてなんかいられないもん!」
 
そう言った彼女の語尾は普段より上がっている。
 
随分と楽しそうだ。
 
好奇心は結構だが、ここは普通の場所とは違う。
 
少しは用心してもらいたい。
 
 
「鋼牙、安心しな。
 カオルが危険なものに近寄らないように、私がしっかり見張ってるからさ。」
 
 
邪美が後ろからカオルに囲うように抱きついて、俺に言った。
 
 
「鈴も見張るーー!」
 
 
「え、えへ~~?」
 
鈴にまで言われて、カオルは照れたような困っているような顔をした。
 
まぁ・・邪美がついていてくれるなら安心だ。
 
 
内心ほっと息をついていると、零が案の定軽口を叩く。
 
「カオルちゃん、俺の勇姿!ちゃ~~んと見ててよ?」
 
 
「無理だよ~~!鋼牙見てるだけで精一杯!」
 
・・・・え?
 
 
 
「・・・・お?」
 
「おお?」
 
「お~~?v」
 
皆がにやにやしながら、カオルと俺を好奇の目で見つめる。
 
「!・・・なっ///」
 
「えっ・・・!///えと・・・」
 
多分、カオルは勢いでついあんな言い方しただけだと思うが、なんとなく目を合わせづらい。
 
 
「あーー!鋼牙とカオル赤くなってるー!」
 
 
「鈴!;」
「鈴ちゃん!!」
 
 
「あはは!
 鋼牙、カオルってばあんたのことばっか見てるんだってさ♪
マヌケは出来ないねぇ~?」
 
 
「ちょっ・・・!///」
 
そういうんじゃ・・・!とカオルが恥ずかしそうに邪美の口を塞ごうとした。
 
 
 
「はいはい、わかったよ。
まぁ、鋼牙、零、翼!競技、頑張んなよ。
 ダサい負け方したら、承知しないからな!」
 
 
邪美はカオルと鈴を連れ立って、高らかな笑い声とともに観覧席へと引き返していった。
 
 
「・・・・邪美のおしおきか、怖ぇな・・・。」
 
「・・・・なんで俺の名前が最後なんだ。」
 
ぼそりと呟いた翼に返す言葉は俺にも零にもありはしなかった。
 
 
 
―――・・・
 
 
貼り出されたチーム分けの結果、俺と零、翼は見事にバラバラになった。
 
 
それを見た零がふっふっふ・・・と不気味なうす笑いを浮かべながら、俺を見る。
 
「鋼牙!
 やぁっとお前を公衆の面前で、敗北させてやる機会が来たぜ・・・!
 覚悟しろ、このリア充!カオルちゃんとイチャつきやがってうらやましいこのヤロー・・」
 
 
「お前俺にケンカ売ってるのか?」
 
 
「・・・・!!;
 な、な~んつってな☆
 喩えチーム編成で敵になっても、俺達の友情は揺るぎ無いゼ☆;」
 
グッとサムズアップを決めて零は言った。
 
・・・・鋼牙から5メートルほど距離をとった上で。
 
 
 
 
 
「・・・零、お前とりあえずこっち来い。」
 
「しかし、ここは閑岱の地。
 白夜騎士として、外部の者達に負けるわけにはいかん!
 俺はお前たちとも全力で戦う!」
 
《そうとも!
 よその奴らに遅れを取るわけにはいかん!》
 
拳を掲げた翼の手首で、ゴルバも口を挟んだ。
 
 
「なぁ、翼!;
 お前、そーやって俺の心折るのやめてくれる!?;
 まぁいいや!やるからには俺も本気でやる!
 なんてったって、この中で一番若いの俺だし~?」
 
《そうね!ゼロ。
 この中で一番若くて体力もあるんだもの!思い知らせてやりましょう。》
 
零に続き、シルヴァまでもが笑う。
 
・・・喧嘩なら買おう。
 
「・・・決まりだな。」
 
《やろうぜ、鋼牙。
 小生意気なオババとじじいを黙らせてやれ。》
 
 
 
 
 
―――・・・
 
 
 
剣呑たる雰囲気の鋼牙たちを見て、カオルは不安そうに邪美に呟く。
 
「だ、大丈夫かなぁ?;
 いつも仲良しな三人なのに・・・。」
 
 
「面白くなってきたじゃないか。
 よし・・・。」
 
邪美は名案を思いつき、ニヤリとした。
 
「 ? 」
 
カオルと鈴は首をかしげて見詰め合ったが、ゴンザは一人、嫌な予感を抱えて冷や汗を流した。
 
 
 
≪え~~、俺は今大会で司会を務めさせていただく、魔戒騎士見習いの日向であります!
第一種目は、ケーキ食い障害物競争!
ちなみに今回はケーキなので手を使ってもOKとします!≫
 
 
 
「なんだ!?;ケーキ食いって・・・!!」
 
普通パン食いだろ!!
 
ツッコミも虚しく、零が勝ち誇った顔で挑発的なことを言ってくる。
 
「あっら~?鋼牙ちゃん、もう敗北宣言―?」
 
「ぐ・・・!」
 
 
≪それでは、On your mark!Ready・・・・パンッ!≫
 
 
スタート合図とともに、駆け出すが足の速さは大差ない。
 
零も翼も流石に速い。
 
≪おお~~っと!!
 スタートとともにガロ、ゼロ、ダンがぶっちぎるーーー!!
 残りの3名は完全の置いてけぼりです・・!
 速い!速すぎる~~~!≫
 
 
・・・・日向、話すの苦手そうだったのに意外とこういうの調子いいんだな・・・;
 
 
≪零さぁ~~ん!v頑張って下さ~~い!≫
 
・・・まさか、司会が2人いたとは・・・・。
 
「おおぃ!?;暁・・・!?」
 
 
一瞬、零がコケかけるが、それでも態勢を整え直すところは賞賛に値する。
 
「うおおお~~~!!まけるかぁーー!!」
 
 
≪おお!翼師匠!!
 ハードルを軽々と飛び越えますーーー!!
 さすが、師匠!!≫
 
・・・司会に、差別を感じる・・・;
 
 
紐でくくりつけられた皿が宙に浮かんでいる。
 
皿の上にはやはりケーキが載っているようだ。
 
食らいつけ、ということか?;
 
 
ラストスパートで翼が俺と零を追い抜き先頭に立った。
 
っち・・・速い・・・!
 
 
そのまま全力でケーキに食らいつくかと思われた翼だったが・・・・!!
 
 
なんとそのまま通過した・・!!;
 
 
「えぇぇぇーーー!?!?」
 
 
会場中がどよめく。
 
 
≪し、ししょーーー!!≫
 
日向の叫びも虚しく、翼はそのままゴールテープまで突っ切ってしまった。
 
 
「へっ!焦ったな、翼・・・!
 この勝負!俺がもらったぁーーー!!」
 
 
零は勢い良く跳躍すると、目当てのケーキにかぶりつく。
 
頬袋をハムスターのように膨らませた零が走っていくのを見て、俺はついに戦意喪失した。
 
 
≪零さぁ~~んv!!≫
 
暁の気持ちの悪いアナウンスが響く中、俺はケーキを前にして立ち尽くす。
 
 
―「鋼牙~~!がんばってーー!」
 
 
やる気を失くした俺の耳に、カオルの声が聞こえた・・・。
 
―「鋼牙さまぁ~~!」
 
ああ・・・ゴンザの声も。
 
 
だけどな、無理なんだ・・・!
俺が甘いものダメなの知ってるだろ・・・!!;
 
しかし、ここでリタイアしては男が廃る。
 
腹をくくって、ケーキを掴むと手ずから食いながら歩いた。
 
 
≪さすが、黄金騎士・・・!!
 競争だというのに、お上品です・・・!!;
 歩いてきます・・・!なんとトラックを歩いています!!
なんなのでしょう!この余裕は・・・!
 俺は、こんなに品のあるケーキ食い競争する人を見たことがありません!≫
 
 
「鋼牙さまぁ~~~v!!きゃーー!素敵だわ~~~!!」
 
「鋼牙様ーーー!紳士だわ!v」
 
 
観客の女魔戒法師たちからの声援をどこか遠くききながら、俺は襲いくる嘔吐感と戦った。
 
 
零より大幅に遅れてゴールテープを切ったが、後ろを走っていた三人はまだハードルの辺りにいるようだ。
 
 
ゴール地点で、1番の旗をもった零が出迎える。
 
 
「なんだよ~~!2着なのにモテモテじゃん!
 いいトコ持っていきやがって~~。」
 
「うるさい・・・。
 ところで翼のヤツはなんで素通りしたんだ?」
 
 
「そういうことだったのかーーーー!!」
 
 
愕然と地面に両手を着く翼。
 
 
「あほか。」
「あほか・・・。」
 
 
―――・・・・
 
 
「もう!鈴は信じられないよ!
 にぃのバカ!」
 
 
「すまん、鈴・・・!ケーキ食い競争を俺はちっとも分かってなかった・・・。」
 
《いや、勝負では失格だが、翼は立派に戦った・・・!》
 
 
 
「カオルちゃん!俺の勇姿見てくれた?♪」
 
「う、うん・・・;
 ハムスターみたいだったよ、零君・・・。
 ごめんね、・・・あんまりかっこよくなかったの・・・!;」
 
「ああ、口から生クリーム出てたぞ。」
 
《ふん!おだまりなさい、小娘たち!!
 あの魅力が分からないようじゃ大したことないわね!》
 
 
 
 
「ううっ・・・!おいたわしや!
 鋼牙様・・・!苦手なものを口にして・・・良く頑張りましたな!」
 
《二位は屈辱的だ!》
 
「黙れ!俺はもう・・・二度と甘いものなんか口にしないからな・・・!」
 
 
それぞれの思惑を胸に、第一種目は終わった。
 
 








後編に続きます

拍手[20回]

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Comments
もうそんな時期ですか・・・
あ~もう運動会シーズンなのねぇ。
そんなもの自分に関係なくなって久しいので
すっかり忘れてましたよ。

そういや、昔5人6脚とかやらされたなぁwww
Posted by 龍鈴 - 2011.09.12,Mon 00:41:01 / Edit
Re:もうそんな時期ですか・・・
龍鈴様、いつもありがとうございます!

運動会、一二三もすっかり忘れていましたw
中高女子校だったせいか、運動会は競技よりダンス披露(?)的なものが多くて、イメージが難しかったです;汗
運動会って男の子はどんな盛り上がり方するんだろうか??;
と終始頭を抱えながら書いてましたw

他校の男子学生が塀を越えて侵入&覗きしようとしているのを、教員がさすまた持って追い出している記憶しか・・・;うーーんorz

5人6脚なんて楽しそうですねw
Posted by - 2011.09.21 at 22:37
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