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Posted by - 2024.04.19,Fri
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Posted by 一二三 - 2011.05.25,Wed

やっほーーーい!!一二三だよ☆(*´`)


うわぁぁv 皆様、応援メッセージありがとう~~~~!!!

久々に、メールフォーム&コメント&拍手メッセージ欄見て、たまげた☆ww


まぁvなんてステキ!!胸がときめくわ・・・!!w(ω)



ずっと見守ってくれていた方も、初めましての方も・・・・・こんなにたくさん・・・・!!

ほんと、ありがとうございます・・・!涙


一二三、帰ってきてよかったのね・・・・・よかったのね・・・!


何気にカウンターが 5万突破しました☆パチパチ

なんてこった・・・!
※そしてナチュラルに一二三は昨日UPするとの発言をスルーした。



とりあえず、今回久々にUPします!!

出来には自信ないですが(←いつも無いw)、宜しければご覧下さいませv



「つづき」クリックで、ゴロゴロラブv 小説 『秘めゴコロ、乙女ゴコロ』へどうぞ!








今日の鋼牙は朝から鍛錬室に篭っている。
 
私は扉の前で待ち伏せしながら、昨日描き上げたスケッチブックを抱え直した。
 
 
・・・鋼牙、分かるかな?
 
 
カオルの胸にちょっとしたイタズラ心が芽生えたのはつい昨日のこと。
 
実は今回描いた絵には、ある秘密を隠しておいたのだ。
 
 
 
 
 
 
 
『秘めゴコロ、乙女ゴコロ』
 
 
 
 
 
 
 
「あ、鋼牙!」
 
鍛錬室から出てきた鋼牙をすかさず摑まえる。
 
「カオル・・・どうかしたのか?」
 
「ちょっと見せたいものがあるんだけど・・・」
 
「なんだ?」
 
「ここじゃ駄目なの。
 私の部屋に来てくれる?」
 
上目遣いで尋ねれば、内心とは裏腹に鋼牙はソッポ向いた。
 
「・・・俺は忙しいんだ。」
 
「ちょっとだけ!
 時間とらせないから!」
 
駄目押しとばかり頼み込めば、鋼牙はため息をついて呆れた口調で返す。
 
「・・・分かった。
 ただ、先にシャワーを浴びさせてくれ。」
 
「今日は朝からハードだったのね。」
 
「最近ホラーが出現していないからな。
 体が鈍る。」
 
「いいことでしょ?」
 
ホラーが出現してないこと、は。
 
 
「まぁ・・・そうだが。」
 
浴室へ向かう鋼牙の後ろについていきながら、なんでもない会話をする。
 
ただ彼が返事を返してくれるだけで、気分が弾んだ。
 
 
・・・『好き』なんだなぁ・・・。
 
 
彼の端正な横顔を見つめながら一人幸せにほくそ笑んだ。
 
 
 
―――・・・
 
 
シャワーを済ませた鋼牙の腕を引っ掴んで部屋へと連れ込む。
 
なぜ、そんなにも“見せたいもの”とやらに熱心なのか、と鋼牙からいぶかしむような目で睨まれるが、おかまいしない。
 
 
「はい、鋼牙。
 じゃあ、布団に入って。」
 
 
「?・・・??なぜだ?」
 
 
ますます意味が分からないと、眉をヘの字に曲げた。
 
 
「いいから早く一緒に入って!」
 
まごついている鋼牙をベッドに押しやりながら、私もスケッチブック片手に布団に潜り込んだ。
 
 
布団を頭まですっぽり被り、擬似“夜”の出来上がりだ。
 
薄暗い中、至近距離には鋼牙。
 
自分から誘ったのにすぐ隣から大好きな匂いがしてクラクラする。
 
頬がくっ付きそうなくらいもっと距離を縮めると、鋼牙がかすかに身じろいだ。
 
 
「あ、ごめん・・・息苦しい?」
 
「いや・・・。」
 
吐息がそっとまつ毛を揺らして、それがなんとなく恥ずかしい・・・。
 
じっと見つめられて、私の瞳は揺れた。
 
 
ぐっと上がった体温のせいで、漏れた息も熱い。
 
そんな私に鋼牙は満足そうに頬杖ついて薄く笑った。
 
いつの間にか始まっていたらしいにらめっこに負けたのを知る。
 
 
・・・・ずるいなぁ。
 
 
「もう!私ばっか見てないでコレ見てよ!///」
 
 
閉じていたスケッチブックをパッと鋼牙に開けて見せると、「ほう・・・」と呟いた。
 
 
「すごいでしょ!?蛍光絵の具で塗ってみたの!」
 
暗いところで光るのよ!と嬉々として説明すると、鋼牙は怪訝な表情をしてみせる。
 
 
「それは分かるが・・・しかし、お前・・・。
 なぜ木の幹とか・・・・一部分だけ光ってるんだ?」
 
 
確かに彼の言うとおり。
 
 
それは一見普通の風景画だけど、蛍光で塗り分けてあるのは左から“木の幹”、“満月”イスの“腕置きをL字”に、“はしごを3段”。
 
 
 
これはあえて意図的に仕掛けた謎々。
 
「分かんないの?」
 
「何がだ?」
 
「全然?さっぱり?」
 
「・・・・。」
 
 
分からないの?と言われて悔しいのか、鋼牙は食い入るように絵を見つめる。
 
その無防備な横顔に「しめた!」と唇を彼の頬に押し付けた。
 
「!?・・カオ・・・!」
 
驚いて体を離す鋼牙が二の句を告げる前に、ピシッと彼の鼻先に人差し指を当てる。
 
「答えが分かるまで、キスも触るのも禁止!」
 
 
「は・・・・?」
 
 
困惑を顕にする鋼牙に私は構わず抱きついた。
 
鼻歌でも歌いだしそうな気分で彼の首筋に唇を滑らせれば、鋼牙は抱きしめ返そうとする腕を引っ込めて硬直する。
 
笑い出しそうな私に気付くと、ギッと睨みつけてきた。
 
でも頬が赤いから全然怖くないわ。
 
絵に込めた秘密が分かるまで離さないんだから!
 
 
 
ぎゅっと巻きついた腕をすべらせて、鋼牙の横腹をくすぐるときわどい呻き声が上がった。
 
 
「―――っ!カオル!
 もう一回だ!もう一度見せてくれ!!」
 
 
「え~~?どうしよっかなぁ~♪」
 
「ぐっ・・・!覚えてろよ。」
 
 
くずぐったさを堪えるあまり、鋼牙の顔は真っ赤だった。
 
くわえ、布団の中じゃね。
 
気が反れた一瞬の隙を狙われて、突如鋼牙にスケッチブックを奪われた。
 
 
今度は仰向けになると腕をいっぱいに伸ばして目線を離して絵を見ている。
 
 
・・・あ。バレちゃった?
 
 
絵を掲げたまま、だんまりしている鋼牙に痺れを切らして私は擦り寄った。
 
 
「どう?分かった?」
 
 
鋼牙は私に覆いかぶさると、ぎゅっと抱き締めて答える。
 
 
「・・・分かった。」
 
 
頭まですっぽり被った布団の中は、二人だけの世界。
 
 
布一枚向こうには、いつもの風景が広がっているなんて信じられないくらい、
 
 
甘くて、
 
とけそうなほど熱い・・・・。
 
 
「もう・・・キスしていいか?」
 
「・・・うん////」
 
 
片肘をついて私の髪を撫でる仕草が、くすぐったくて気持ちいい。
 
そっと合わさった唇はいつもよりもゆっくり、口腔内を探っていく。
 
 
さっき私がしたように鋼牙がわき腹を撫でてきて、くすぐったさに身を捩った。
 
 
「ふふっ!やめてよ・・・・!」
 
顔に、首に、鎖骨へと啄ばむように軽く口付けられて、もう笑い声が止められない。
 
 
鋼牙はそっと笑うと動きを止めて、私の胸元に顔を埋めて目を閉じた。
 
普段ではあまり見ることのない甘えるような仕草に、庇護欲を掻き立てられて彼の頭を抱きしめる。
 
 
「・・・・このまま昼寝でもしたい気分だ・・・・」
 
 
「サボリは駄目よ。」
 
 
 
「・・・そうか。」
 
「そうよ。」
 
 
「・・・ああ、そうだ。
 この絵・・・良く見えるように額に入れて飾ってもいいか?」
 
 
「駄目に決まってるでしょ!
 見ていいのは鋼牙だけ。」
 
 
鋼牙だって分かってるくせに!
 
絵に隠したのは“好き”を意味する言葉。
 
 
子供が内緒話するように、布団の中で交わした私と鋼牙だけの秘密なんだから。
 
 
 
「・・・・。
 今更、隠さなくても皆知って・・・・」
 
「気分の問題よ!!」
 
 
いいじゃない。
 
二人だけの秘密を持ちたかったの!
 
 
 
 
 
だからもう・・・・///
 
 
 
わかってよね。
 
 
 
 
 

 
 
 
秘めゴコロ、乙女ゴコロ。
 
 
 
カオルが絵の中に隠した言葉、皆様にも分かりましたか?w
時折、話の中で小細工を挟みたくなる一二三でした☆
 
一二三個人的に、布団の中できゃっきゃっvしてるカップルがツボであります。
一二三個人的に、大人な鋼カオもいいけど、じゃれあってるのもツボであります。


 

拍手[45回]

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Comments
三騎一閃
こんにちは、なまけたろうです。
一二三さんの快気祝い返しに「三騎一閃」で答えてみました。(*^_^*)
思わず、にまぁ・・と顔が綻んでしまいました。
やはり「恋に秘密はつきもの」なんですね。
前回、コメントさせていただいたときに、ご挨拶もせず、ぶしつけな文面をお送りしてしまい申し訳ありません。(T_T)
改めて、ごあいさつさせていただきます。
初めまして、これからも素敵な創作をたくさん書いてください。お体に無理のない範囲でですよ。
それでは失礼します。
Posted by なまけたろう - 2011.05.27,Fri 12:01:04 / Edit
Re:三騎一閃
ぐぁああーー!!(´ロ`ノ)ノ

三色烈火炎装を食らってしまった!!w笑

なまけたろう様wお名前からは想像できない程の攻撃力です・・・・!


こちらこそ、無礼をお許しください!orz

全然、くだけた感じでいいですよ♪
一二三はそんな大層な人間ではないのでwあまり気にしなくてOKです!

改めまして、こちらこそ今後ともよろしくお願いします!
応援とっても励みになります☆

よし!スローペースでも細く長~~く頑張りますよ。
Posted by - 2011.05.28 at 00:06
しゃーりぃ様、お祝いありがとうございます!
拍手Thanksですv

5万hit☆お祝いありがとうございます!!
いつもお世話になっております☆

いつまでも初々しいv二人に喜んで頂けて嬉しいです!

ちょっとは進展させないとなぁ~と今は鋭意執筆中ですよ、うふふww笑

新シリーズも発表されましたし、景気づけにここはパアっと!!w

ぱっと出来ればなぁ・・・。

また来てくださいねv
Posted by 一二三(管理人)です - 2011.06.19,Sun 01:19:45 / Edit
なな様、ぜひとも!
きゃ~~v拍手ありがとう~~!!

ぜひともこれは旦那様とやっていただきたい☆ww

「言葉より触れ合い求めて」ですよvv
Posted by 一二三(管理人)です - 2011.06.19,Sun 01:21:56 / Edit
静香様、嬉しいです!!
復帰、一発目に拍手ありがとうございます!!


零 「静香ぁーーーー!!
   会いたかったぜーー!」

はい☆相変わらず零君がうるさいですww笑

>一二三の書く文章も、何気ない呟きも好きです。
とのww嬉しいコメント!!

えっ///それは一二三が好きということ!?ヾ(゜□゜ヽ))←曲解乙☆

はいwすいません、冗談ですww笑

これからも楽しみに待っててくださいな♪
Posted by 一二三(管理人)です - 2011.06.19,Sun 01:26:30 / Edit
るり様、またまたありがとうございます!
拍手ごちそうさまですv

ええぇーー!?(゚Д゚;)
ぱちんこでは、鋼牙烈花を抱えて飛ぶんですか!?

お・・・おぉ・・・なんたるちや・・・!

情報ありがとうございます!

RR発売以降は、烈花の出番多目になるよう心掛けます☆

今決めました!!ww

また来てくださいねv
Posted by 一二三(管理人)です - 2011.06.19,Sun 01:30:29 / Edit
風の道様、重大な秘密ww
拍手で打ち明けられる日が来るとは思いませんでしたww

何はともあれ、幸せそうで良かったです!v

このお話のように、またベッドでいちゃいちゃ系とか、のろけ話を聞かせてください☆
Posted by 一二三(管理人)です - 2011.06.19,Sun 01:33:12 / Edit
まる様、了解しました!!
拍手ありがとうございます!

カウンターゲットも感謝です!
リクエスト承りました☆

零主人公のお話は少ないのでやりがいが湧きます!
頑張りますねw

今しばらくお待ちくださいませv
Posted by 一二三(管理人)です - 2011.06.19,Sun 01:35:28 / Edit
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